しろくま在宅診療所 我孫子
我孫子市/栄/我孫子駅
- 内科
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田中 治 院長への独自インタビュー
患者さんの本当の幸せとは――自問から見出した開業の道
かつて、高齢の祖母が病院に通うのが大変そうにしているのを間近で見ていたことは、今の自分に大きく影響していると思います。長く大学病院で勤務医をしてきましたが、大学病院は入院しても家族との面会が叶わなかったり、食事ができなくなると経管栄養に切り替えたり、先端医療で生きていくための確実な処置を優先します。鼻にチューブを入れ、患者さん本人はそれがつらくて抜こうとしてしまい、今度は身体を抑制せざるを得ない状態になる――そんな現実も見てきました。生きていけますが、はたして患者さんは本当に幸せなのかなと思うこともありました。やはり「家に帰りたい」と望む患者さんやご家族の方は多いのですが、在宅診療のドクターも不足しているという現状で、少しでもその手助けになりたいと思い、在宅診療での開業を目指しました。埼玉県の総合病院の内科、腎臓内科で経験を積んだあと、同じく埼玉県内の訪問診療クリニックに勤め、2024年に私の地元である千葉で『しろくま在宅診療所 我孫子』の開院に至りました。患者さんがご自宅で医療を受け、安心して過ごせるように私たちがサポートしていきます。
患者さんとの信頼関係を構築し、夜間も同じ主治医が駆けつける
『しろくま在宅診療所 我孫子』は訪問診療を専門とし、24時間365日対応するクリニックです。通院が難しい患者さんのため、私たちが月2回ほどご自宅へお伺いして診察します。訪問診療を標榜するクリニックはほかにもあると思いますが、当院は夜間の緊急時なども必ず主治医が診ます。これは他院と大きく異なる点と言えますね。他院ですと、夜間はやむを得ずほかの医師が対応するというケースは非常に多く、緊急時なのに全然知らない医師が来るというのは、患者さんとそのご家族にとってすごく不安になるものです。やはりいつもの先生に診てもらいたいという方も多いので、当院は夜間も昼間も同じ医師が対応しています。例えば脳梗塞を疑った場合、患者さんによっては絶対に病院に行きたくないという人もいます。もちろん基本的には救急車を呼びますが、そもそもそうした本音は医師との信頼関係がなければ言いづらいこともあります。いつも診ている医師だからこそお話を聞いていただける、ご家族も含め納得していただけることもありますから、やはり同じ先生に診てほしいという患者さんは多いです。