吉田 恵子 院長
KEIKO YOSHIDA
動物たちと飼い主さんの暮らしを支える往診専門の動物病院。治療、ケア、トリミングなどに幅広く対応
山口大学卒業。千葉県内の動物病院勤務を経て、2018年4月に『訪問獣医あっとほーむ』を開設。

吉田 恵子 院長
訪問獣医あっとほーむ
船橋市/習志野台/船橋日大前駅
- ●犬
- ●猫
受診に結びついていない方々へ“往診”という選択肢を

動物病院で診療するようになってから、動物病院に行きたくても行くことができない飼い主さんがたくさんいらっしゃることを知りました。病院が苦手な性格の子や、高齢になり体が弱ったワンちゃん・ネコちゃんの通院に不安を抱える飼い主さん、動物たちを乗せる車がないために動物病院から足が遠のいてしまっている飼い主さんなど、ご事情は様々で
す。適切な獣医療につながることができずお困りの方のため、自分に何かできることはないかと考えて往診専門の動物病院を立ち上げることにしました。
ご高齢の飼い主さんの中には動物たちを連れて受診することにハードルの高さを感じている方もいらっしゃるでしょう。しかし受診を見送っているうちに動物たちの病気が進んでしまう恐れもあります。通院に加えて“往診”という選択肢があることを、1人でも多くの方に知っていただきたいと思っています。
動物たちと飼い主さんの暮らしを支える往診専門の動物病院

『訪問獣医あっとほーむ』では船橋市を中心に、八千代市、習志野市などにお住まいの飼い主さんのもとを訪れて、必要とされる治療やケアだけでなく、ペットシッター、トリミングサービスなどもご提供しています。獣医師の私のほかに動物看護師、トリマーなどがチームとなって飼い主さんと動物たちの幸せな暮らしをサポートさせていただきます。
往診専門の動物病院はあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、飼い主さんのご要望を踏まえてオーダーメイドの獣医療サービスをご提供できることが往診のメリットだと考えています。サロンでのトリミングは体調的に難しいけれど出来る範囲で綺麗にしたい、シッターさんではインスリン注射に対応してもらえなかったなど、お困りのことがございましたらぜひご相談ください。
一般診療から専門的な検査・治療まで一貫して対応

往診では一般的な動物病院と変わらない診療を行える部分も多いですが、専門的な検査や手術が必要な場合はどうしても設備の整った動物病院へ足を運んでいただかなければなりません。このため当院では、ペットタクシーとして病院へお連れするサービスも行っています。外出に慣れていないネコちゃんをキャリーケースに入れるお手伝いもいたします。
私は開業した今も船橋市にある動物病院(『ナラシノ動物愛護病院』)に勤務しているため、往診で診ている子をそのまま病院で診ることも可能です。普段から動物たちの様子を見守っている獣医師が一貫して治療を担当することで、飼い主さんにも安心感をもっていただけるのではないでしょうか。
ご家族の気持ちに寄り添った獣医療を提供したい
動物病院に行くことを嫌がる子がいるように、自分のテリトリーに他人が入って来ることを嫌がる子も少なくありません。そのため往診の際は事前に飼い主さんからその子の性格などを伺って、むやみに怖がらせたりしないよう心がけています。中には白衣を見ただけで心拍数が上がってしまう子もいますから、服装にも配慮して動物たちに負担のない診療をしたいと思っています。
往診は動物たちやご家族が暮らす空間の中で診療することに大きな意味があります。病院とは異なるゆったりした時間の中で飼い主さんとたくさんお話をして、その子にとって一番いい治療を考えることができるからです。たとえ治療による回復が望めなくても、ご家族みなさんが納得できる最期を迎えられるように、グリーフケアを含めたサポートをしていきたいと考えています。ペットの生前からグリーフケアを行う事は、ペットロスを和らげることに繋がります。
これから受診される飼い主さんへ
私は現在、往診に対応する一方で動物病院勤務を続けておりますが、飼い主さんにもぜひ両者を上手に使い分けていただきたいと思います。日常的な病気やけが、しつけなどに関することは往診時にご相談いただいて、より専門的な診療が必要になったときには動物病院を受診していただく。そうすることで動物たちと飼い主さんの暮らしがより幸せなものになるといいな、と思っています。病気のことに限らず、しつけのことや日々のお世話などについてもお気軽にご相談ください。
※上記記事は2024年11月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
吉田 恵子 院長 MEMO
- 出身地:広島県
- 出身大学:山口大学
- 趣味・特技:和太鼓、コンサート鑑賞、裁縫
- 好きな本:ミステリー
- 好きな場所:温泉
吉田 恵子 院長から聞いた
『猫の甲状腺機能亢進症』
食べているのに体重が減る……「猫の甲状腺機能亢進症」とは?
甲状腺機能亢進症を放置していると心臓に負担がかかり、心不全など命に関わる病気に発展することも少なくありません。一方で甲状腺機能亢進症はお薬によって症状をコントロールすることが可能ですから、病気の早期発見のため年に1~2回の健康診断を心がけていただくとよいでしょう。
グラフで見る『吉田 恵子 院長』のタイプ
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先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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