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南雲 大暢 院長

HIRONOBU NAGUMO

内視鏡のエキスパートによる苦痛の少ない丁寧な検査。地域の方々が安心して内視鏡検査を受けていただけるように

東京慈恵会医科大学医学部 卒業。研修を経て、東京医療センター 消化器科に在籍。行田総合病院 消化器内科 医長、亀田総合病院 消化器内科 部長を歴任。2025年3月に『南雲内視鏡クリニック木更津 』を開院。

南雲 大暢 院長

南雲 大暢 院長

南雲内視鏡クリニック木更津

  • ●内視鏡内科
  • ●消化器内科

地域の方々が安心して内視鏡検査を受けていただけるように

南雲 大暢 院長

兄弟や母が手術をしたり入院をしたりということがありましたし、そもそも私自身、小さい頃は身体が丈夫なほうではありませんでしたから、病院(医療)というものを身近に感じていたところはあったかと思います。それが中高生になり、「やりがいがありそう」と思うようになり、この道を志したのです。
東京慈恵会医科大学卒業後は研修医を経て、東京医療センターの消化器科に入局しました。理由としては、「内視鏡が得意かもしれない」と感じたことです。恥ずかしながら、子どもの頃は足繁くゲームセンターに通っていました。格闘ゲームが得意で、大会に出て優勝したりしていたんですね。「画面を見ながら操る」ということに共通点も感じましたし、実際、内視鏡に触れるようになり、その奥深さに魅了されていったのです。

この春の開業(2025年3月)まで、私は亀田総合病院の消化器内科部長を務めていました。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私の師匠は内視鏡治療(ESD治療)の先駆者として著名な大圃 研 先生とした。実はそれ以前に開業しようとも考えていたのですが、師匠である大圃 先生のご推挙もあり、亀田総合病院に勤務することになったのです。亀田総合病院は千葉の鴨川にありますが、ここ木更津からも多くの患者さんが内視鏡検査のために来院されていました。大きな病院には、検査よりも手術や治療を担う役割があります。木更津に内視鏡検査が可能なクリニックを構えることで、大きな病院の手助けにもなりますし、それ以上に、近隣にお住いの方がより気軽に検査を受けられると考えたのです。

内視鏡のエキスパートによる苦痛や負担を最小限に抑えた内視鏡検査

南雲 大暢 院長

スコープを含めた内視鏡は最先端のシステムを導入いたしました。解像度が低かったり、口径が小さいカメラですとどうしても検査は難しくなりますが、その点、最先端のカメラは画質も素晴らしく、より正確な検査が可能となります。

また、内視鏡室にはリラックス効果が望めるブルーライトを導入し、クッション性豊かな検査ベッドも採用しました。検査後はベッドに横になったままリカバリースペースへ移動できますので、患者さんに掛かる負担もありません。
内視鏡は、繰り返し、定期的に受けることが大切です。検査を受けたものの、「二度とやりたくない」となってしまっては元も子もありませんので、苦痛や負担を最小限に抑えた、精度の高い検査を実施していきます。

胃がん・大腸がんを防ぐには内視鏡検査が大切

南雲 大暢 院長

ご高齢の方はピロリ菌を持っている率が高いため、胃がんのリスクはそうでない方に比べて高くなります。将来的には、胃がんは減少傾向に向かっていくと思われますが、高齢化が頂点に達している今現在において、しばらく胃がんの患者さんの増加は続くでしょう。大腸がんは、女性のがんによる死亡数の第一位であり、男性も肺がんに続く死亡数となっています。食生活の欧米化に加え、それに関連してメタボの方が増えて続けていることもあって、大腸がんの罹患数は増えて続けています。
しかし胃がんも大腸がんも、定期的に内視鏡を受けていればまず亡くなることはありません。内視鏡検査を受けるきっかけとなる大腸がん検診は、日本においては便潜血検査が採用されていますが、正直なところ、便潜血検査の早期がんの発見率は50パーセントと言われており、全面的に安心を得られるものではないのです。だからこそ、内視鏡検査を受けていただくことが大切なんですね。

安全で確実な検査を可能とするための創意工夫

大腸の内視鏡の挿入方法は、ループを作って押していく方法と、ループを作らない方法の2種類に大別することができます。ループを作ると挿入の時間は短縮できますが、腸が伸びてしまいますので、痛みが生じるのがデメリットと言えます。当院では浸水法と呼ばれる、空気ではなく水を入れながら直線的に大腸の最奥まで到達する方法を採用しており、腸のつっぱりも少なく、安全かつ精度の高い検査が可能となります。検査では鎮静剤を用い、半ば眠った状態で進めていきますが、中には鎮静をしても効果が薄い人もおられますので、その意味でも痛みを最小限にする検査が求められるのです。
その鎮静剤も昨今は様々な種類があり、当院では調節が容易で、かつ麻酔の切れが早いタイプの鎮静剤を用いています。目覚めが早い方が早くお帰りになれますし、また安全とも言えるんですね。
様々な工夫を加えながら、安全で確実な、できるだけ苦痛の少ない内視鏡検査を実施してまいります。

これから受診される患者さんへ

過去に内視鏡を受けて辛い思いをされた方は、ぜひ当院で検査を受けていただきたいですね。初めて検査を受けたほとんどの方が「こんなものなんですね」と感想を述べられるくらい、苦痛の少ない検査を実施しています。胃がんについては毎年、大腸がんも数年に1度検査をお受けになっていれば、がんで命を落とすようなことはまずないと言えますし、それを可能にする検査の精度には相応の自負を持っています。胃と大腸の検査が当たり前のものとなり、この地域で胃がんや大腸がんで亡くなる方がゼロとなるよう、私もできる限り貢献していきたいと思っています。

※上記記事は2025年3月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

南雲 大暢 院長 MEMO

総合内科専門医 /消化器病専門医 /肝臓専門医 /消化器内視鏡専門医 /漢方専門医

  • 出身地:千葉県
  • 出身大学:東京慈恵会医科大学
  • 趣味・特技:ゴルフ
  • 好きなブランド:PEARLY GATES
  • 好きな場所:鴨川

南雲 大暢 院長から聞いた
『下肢静脈瘤』

命に別状のある疾患ではない。が、治療によって生活の質は大きく向上する

「瘤」は、「こぶ」とも読めます。下肢静脈瘤とは、足の血管がこぶ状に膨らむものです。長時間、立ち仕事をされている方に多く、足に血が滞留することで物理的に血管が広がってしまうのです。静脈の中には所々に逆流を防止する弁が付いているのですけども、負担がかかりすぎるとこの弁が壊れ、本来は心臓に向かって流れていく血液が足の先の方に流れるようになり、さらに大きなこぶが生じることになります。症状としては、体表面の細かな血管が膨らんだ結果、蜘蛛の巣状に血管が広がっているのが目に見えるようになり、むくみや、足がだるい・重い、などの症状に加え、進行すると痛みを感じたり、皮膚に潰瘍が生じることもあります。
治療は、大きく分けて3種類あります。1つは、保存的治療と呼ばれるものです。就寝時に足を上げることも予防策となりますし、立ち仕事を減らすことも選択肢に入ってきます。それに加え、血の巡りをよくするために足を引き締める弾性ストッキングや着圧ストッキングを履いて、様子を見ていくのが保存的治療です。硬化療法とは、膨らんでる血管に注射をし、血管の内腔を癒着させ、こぶを潰してしまう治療です。それから手術として、血管内カテーテル治療があげられます。血管の中に針を刺し、逆流をしないようにする治療で、現在は日帰りでの手術が主流となっています。
下肢静脈瘤は、命に別状のある疾患ではなく、それが元で足を切断したり、歩けなくなるといったこともほぼありません。ただ、生活の質に大きく影響するものであることは確かで、治療を受けることでむくみやだるさ、痛みから解放されることになります。

グラフで見る『南雲 大暢 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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