本多 忠暁 院長
TADAAKI HONDA
循環器の急性期医療の研鑽と漢方薬の攻究。地域に根差すかかりつけ医として、西洋・東洋医学の両アプローチで患者の全身を診る
日本大学医学部卒業後、複数の病院に勤務し急性期医療の研鑽を積む。東洋医学の研究も経て2024年『ほんだ内科醫院船橋三山』開院。
本多 忠暁 院長
ほんだ内科醫院 船橋三山
船橋市/三山/実籾駅
- ●内科
- ●循環器内科
- ●漢方内科
- ●皮膚科
東洋医学の研究を重ね、漢方内科も標榜する
循環器科でカテーテル治療をはじめとした研鑽を重ね、心筋梗塞などの救急医療にも10年以上携わってきました。その後、急性期医療とは全く逆の位置づけである、慢性期の医療を学びたいと思い、いくつかの訪問診療を経験しました。患者さん宅にお伺いして、ご家族とのお話も含めて診療すると、外来診療だけではわからなかったお一人お一人のいろいろな状況、ニーズ、要望も見えてきましたね。特に生活が不自由なご高齢の方は床ずれなども含め皮膚の症状も多いので、内科と皮膚科の両面にアプローチできて、かつ自由診療もおこなうクリニックでも経験を積みました。このような多分野の患者さんの症状、病態や苦難に直面する中で、西洋学では届かない部分にも効果を見せる漢方薬に興味を持ち、その奥深さに感銘を受けました。探求心の赴くまま多くの先生に教えを乞いながら勉強を続け、いつの間にか漢方専門医の資格も取得してしまいました。私自身はもともと群馬の出身ですが、妻の実家が千葉県というご縁があったことと、このエリアに循環器の医師や漢方薬の先生も少ないということがわかり、この船橋で『ほんだ内科醫院 船橋三山』の開院に至りました。内科、循環器内科、皮膚科のほかにもちろん漢方内科も標榜しています。大型の素敵なスーパーマーケットもすぐそばにある立地で、これから地域住民のみなさんに、医食同源、西洋医学と東洋医学の多方面から長く医療貢献できればと思います。
自然療法の漢方薬を取り入れ、病だけでなく全身を診るホリスティック医療
漢方はホリスティック医療の一環として、自然治癒力に働きかけて不調を緩和、免疫力や心身の両面を改善していく方法で、西洋医学のように明確な数値化ができるものではありません。患者さん自身の言葉を大切にして、直に触れて脈を取ったり、舌を診たりするので、かえって患者さんに感動されることもありますね。ときには「夢を見ますか」という荒唐無稽ともいえる問診もします。これは「多夢」といわれる症状で、睡眠中の夢は精神的なものも大きく影響しますので、そうした際は「こちらの漢方薬がいいですよ」とお話しすることもあります。
漢方薬は西洋の医薬品ほど副作用も大きくないですし、優しくおだやかに体に浸透していき、1か月ほどで作用が実感できるもの、ものによっては1年以上たって大きな効果を感じられるものもあります。その反面、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)はこむら返りにはほぼ5分で効くなど、即効性がある漢方薬もあります。西洋医学ももちろん重要ですが、『ほんだ内科醫院 船橋三山』では東洋医学の観点からも患者さんにご提案していけるのも特色です。
だからこそ、診療時には患者さんのお身体の全体を診ることを心がけています。不調を訴えている箇所だけではなく、頭の先から足の先まで注視し、問診票を書く様子、お待ちいただいているときや歩き方、待合室からドアを開けて入ってきたときの様子も診療に役立てています。もちろん血液検査もしますし、心電図、レントゲンなども大切な所見です。西洋医学的所見や検査の数値的な部分も大切にしていますが、それと同じくらい、「この患者さんの病気の根底にある原因はなんだろう」と考え、仕草のひとつひとつを見逃さないようにしています。
地域の患者層を意識して、あえて予約制をメインにせずに対応
ここ数年の生活様式の変化で、混雑を避けるために予約制にしているクリニックは多いと思います。私たちも患者さんをお待たせするのは気になりますし、待ち時間なく診療ができることは患者さんにもメリットです。しかし『ほんだ内科醫院 船橋三山』はあえて予約制を軸にした診療はしていません。ここは駅から少し離れた場所にありますが、地域の患者さんはやはりご高齢の方も多いです。予約制にしてしまうと、どうしても若い世代の方に比べて診療のハードルが上がってしまうことも懸念されますので、予約制も取りつつ、来院された方から順次診療していきます。曜日や時間帯によっては混雑したり、もちろんお待ちいただくこともありますが、待合室はかなり広いスペースを取り、リラックスしてゆったりとお待ちいただけるようにしました。他の患者さんが待たれていても空間に余裕がありますので、中の様子を見て、買い物、散歩の休憩のついでのような感覚で、気軽に入っていただければ幸いです。
船橋市三山の地域に根差し、患者さんの本音を引き出す
もともと地域密着の内科医を目指していました。病気だけを診るのではなく、地域全体のかかりつけ医として、予防にも努め健康相談にも乗れるような医師になりたくて、今もそれを目標としています。何気ない会話の中で違和感に気づくことがありますので、やはり患者さんが話しやすいと思っていただけるのは大事なことです。
日々の体調について「そういえば最近こんなことが」、「先生、実はこうなんです」という患者さんの本音をいかに引き出せるかが重要と考えています。そのフレーズが出てくると信頼してもらえているのだなと私たちも安心できるところです。漢方薬についても力を入れていることは当院ならではの特徴ですし、西洋医学的な治療だけに頼らず、体や体力に合わせて、ゆっくりと心と体の改善をしていく方法をこの地域に広めていきたいです。例えばインフルエンザなどのウイルス感染症も、体質によって漢方薬の処方は変わってきます。咳止めなどの西洋医学の一般的な製薬は同じものだとしても、サポートとしての漢方薬は症状、体力の強弱などで処方が異なります。患者さんの体質や症状に合わせたものを、多くの漢方薬の中から選ぶので、ぜひ一度お試しください。
これから受診される患者さんへ
『ほんだ内科醫院 船橋三山』は京成電鉄実籾駅より徒歩17分、マルエツ船橋三山店の南側にあります。内科や循環器内科、皮膚科とともに、漢方内科を標榜しています。特に急性期医療での研鑽を活かし、循環器の疾患は迅速な診断と治療に努め、大病のリスクを見極めます。その反面、東洋医学も深く学んだ漢方専門医として、西洋医学と東洋医学の双方を取り入れながら、患者さんが無理なく穏やかに体を治していけるよう医療貢献していきます。「これを聞いたらおかしいかな」と不安に思わず、些細なことでもなんでもご相談ください。他の病院で経過観察と言われたのであれば、ぜひ漢方薬を取り入れて経過観察をしてみませんか。
近所の物知りのおじさんに相談してみよう、くらいの気軽さで来院してもらえれば嬉しく思います。
※上記記事は2024年4月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
本多 忠暁 院長 MEMO
- 出身地:群馬県
- 趣味・特技:写真
- 好きな本:サピエンス全史、一夢庵風流記、老荘の思想
- 好きな映画:『キングダム オブ ヘブン』、『インターステラー』
- 好きなアーティスト:さだ まさし
- 好きな場所:アリゾナ
- 座右の銘:「成るようになる、成るようにしかならぬ」「人間万事塞翁が馬」
本多 忠暁 院長から聞いた
『急性ストレス障害(ASD)』
防御反応は人によって異なる。選択肢が多い漢方薬が奏功
急性ストレス障害は基本的に、良いストレスと悪いストレスがあります。ご自身で乗り越えられプラスの経験となるものは良いストレスですが、どうにもならない、逃げられないものは悪いストレスになりがちで、それに対する防御反応は人によって異なります。あるものに執着し頭から離れないとなると、そのストレスに押しつぶされそうになる人もいます。ストレスに対して使う薬は西洋医学だと鎮静剤や安定剤など、少々頭がボーッとしてしまう薬が多いのですが、漢方薬は選択肢がいくつかあります。執着が強くなる方は喉の不調が出やすい傾向にあり、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、ストレスに追い詰められやすく焦燥感が募り物音にも過敏になる方は柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)が奏功します。言葉にならないほどの強い怒りを溜め込みやすい方は抑肝散(よくかんさん)という漢方薬をお勧めします。これは夜泣きのお子さんにも処方されることがあり、お子さんは親御さんの精神状態(ストレス)も大きく影響してしまうので、母子同服といって親御さんと一緒に服用する方法が昔から伝わっています。
グラフで見る『本多 忠暁 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
ほんだ内科醫院 船橋三山
本多 忠暁 院長
船橋市/三山/実籾駅
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- ●循環器内科
- ●漢方内科
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