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岩堀 本一 院長

MOTOKAZU IWAHORI

地域のかかりつけ医として皆様が安心できる医療を提供。「ほっとしていただける」「安心していただける」クリニックを目指して

川崎医科大学卒業。東京大学医学部大学院博士課程(病態薬理学)に進んだのち、東京医科大学八王子医療センター腎臓科に在籍。米国スタンフォード大学医学部臨床免疫学のポスドクフェロー、リサーチアソシエイト・アカデミックスタッフを務める。帰国後、幸有会記念病院・副院長、東京慈恵会医科大学、順天堂大学医学部で非常勤講師を務め、2015年9月に『スラージュ内科クリニック』を開院。

岩堀 本一 院長

岩堀 本一 院長

スラージュ内科クリニック

千葉市稲毛区/長沼町/稲毛駅

  • ●内科
  • ●糖尿病内科
  • ●腎臓内科
  • ●アレルギー科

研究者から、目の前の人に貢献できる開業医の道へ

岩堀 本一 院長

5歳の時に右足を骨折し、手術を受けたことがありました。まったく動けず、痛くて痛くて仕方のなかったのが、手術を受けてから日に日に良くなっていったのです。なにか魔法使いのような……。手術をしてくれた先生への憧れがこの世界に進むきっかけとなりました。以来、「お医者さんになりたい」ではなく、「なる」と決めてしまったような感じでした。
岡山の川崎医科大学卒業後は、東京大学医学部の大学院へと進みました。東京大学では、骨髄移植をおこなっている教室に籍を置いていました。移植つながりと言いましょうか、たまたま東京医科大学八王子医療センターのセンター長の方とお会いする機会がありました。研究のみならず、医師としての技能も勉強させていただけるとのお誘いを受け、まだ大学院の途中でしたが、そちらに籍を移すことになったのです。その後、アメリカに留学する機会にも恵まれました。留学期間の1年間のすべてを研究に費やしたのですが、私としては「まだまだ始まったばかり」という気でいたものですから、現地で就職活動を始めたのです。言葉も流暢に話せるわけではなく、壁は想像した以上に高かったのですが、努力の甲斐あって就職ピザが認められ、研究員としての地位を得ることが叶いました。その後も引き続き研究を続けていき、一時は永住も考えましたが、それ以上あちらにいると日本で取得していた専門医の資格を失うことになります。家族のこともありましたので、そこで1つ決断をし、日本に帰ることになったのです。
少し話が戻りますが、私が大学院で研究の道に進んだのは、ある人の本がきっかけでした。その方はもともと外科医で、そこから研究の道に進んだ人物でしたが、こんなことを本に書いていました。1日1人ずつ手術をして、10年で3600人、20年で7000人。1人ではそれだけの人しか救うことができない。しかし、もし新しい薬を見つけることが出来たなら、その何十倍、何百倍の人を救うことが出来る。その言葉に私は勇気をもらい、研究の道に進んだわけなのです。ですが、たとえ1日に数人の人しか救うことが出来なかったとしても、目の前にいる困った人に貢献することはまた違う価値のあることと思うようになりました。それが出来る立場にあるのであれば、新たな道を進むべきと思い、自身のクリニックを立ち上げることを決めたのです。

ここに来ると、ほっと出来る。そんなクリニックを目指して

岩堀 本一 院長

糖尿病と腎臓病を専門にしていることもあって、平日の早い時間帯を中心にリウマチや糖尿病など、いわゆる生活習慣病で訪れる50代、60代の方が比較的多いかと思います。一方でアレルギー疾患の治療も力を入れていますので若い方も少なくありませんし、日曜日になりますと、平日はお仕事を休めない現役世代の方も多く来院されています。

「スラージュ」とは、フランス語で「ほっとする」「優しい」といった意味。「ここに来たら、気持ちが楽になる」と思っていただけるようなクリニックにしたかったのです。多くの人にとって、病院は「仕方なく行くところ」であることは重々承知しています。ですが、ディズニーランドとまではいかずとも、気持ちが楽になる、行くのが楽しみになる、そんなクリニックに限りなく近づけていきたいと思っています。

患者さんの正面を向き、目を見てお話をしっかりと伺う

岩堀 本一 院長

診療中は医療クラークがカルテを記載してくれています。電子カルテの一番の問題点は、画面ばかりを見て患者さんを見ようとしないことだと認識していました。カルテの記載は医療クラークが担当してくれていますので、私は患者さんのほうに体を向け、必ず目を見てお話をするようにしています。その際は出来るだけわかりやすい言葉でお話をし、患者さんのお話を遮るようなことはいたしません。オープンクエスチョンという表現をしますが、患者さんにイエスかノーで答えを求めるのではなく、おっしゃりたいことを全部述べていただけるようにしています。風邪1つとっても、夜眠れなかったり、イライラしたり、精神的なお悩みを抱えている方が少なくありません。患者さんの話をよく聞くのは、精神的なお悩みを少しでも軽くしてあげたい、という想いも含まれています。「あそこに行ったらよく話を聞いてくれる」。そうみなさんに思っていただけるようにしたいですね。

クリニックのレベルを超えた、一定以上のレベルの治療を提供

お話は聞いてくれるけども、いっこうに良くならない、ということでは困ります。ですので、標榜している科については、一定以上のレベルの治療を提供していきたいと考えています。具体例をあげますと、例えば糖尿病では一般のクリニックで実施していることが少ないインスリン導入をおこなっています。また腎臓についていえば腹膜透析の導入も実施していますし、リウマチの生物学的製剤も扱っています。これらを安全におこなうにはもちろん日頃の勉強が欠かせませんし、きちんとしたエビデンスのある一定以上のレベルの治療を提供していきます。
また、標榜科以外のお悩みについては、地域連携によって解決を図っています。頭痛に関しては脳外科のこの先生、耳鼻科についてはこの先生、お腹については、といったように、地域で診療をおこなっている他科の先生と常にコミュニケーションを持ち、お願い出来る体制を整えています。話を聞くだけで終わらず、解決の道筋をつけて差し上げられるようにしたいですね。

これから受診される患者さんへ

ダイエットや美白等、病気ではないお悩みについても、今後はニーズにお応えしていきたいと考えています。お肌のお悩みに関しても、まずはお気軽にご相談ください。

ここでは抱えた思いをすべてをお話ください。言葉にするのが難しいことであっても、私たちが理解するよう努めますので、心配される必要はありません。1人で悩みを抱えず、あらゆることを気軽にご相談いただければ嬉しく思います。

※上記記事は2024年4月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

岩堀 本一 院長 MEMO

  • 出身地:大阪府
  • 趣味・特技:ゴルフ、キャンプ
  • 好きな本・作家:歴史/井沢元彦、磯田道史
  • 好きな映画:『摩天楼はバラ色に』『ニューヨークの恋人』
  • 好きな音楽:80’sの歌謡曲
  • 好きな場所:仙台、沖縄、倉敷
  • 座右の銘:「人間万事塞翁が馬」

岩堀 本一 院長から聞いた
『糖尿病性腎症』

早期に病気を見つけ、適切な治療を受けることが予後に大きく影響を与える

糖尿病性腎症という病気に特効薬はなく、だんだんと経過が悪くなっていきます。1つポイントとしてあるのは、自覚症状に乏しい病気ですので、早期の段階で見つけることが重要ということです。また腎臓が悪くなる方は、心臓も悪くなる傾向があり、予後に大きな影響をもたらします。そのため当院では、血液検査だけではなく、エコー検査、そして尿検査を積極的におこない、糖尿病性腎症の早期発見に尽力しています。糖尿病の方の尿検査を毎回実施するのは一般的ではないかもしれません。ですが、それによって早期にこの疾患を見つけることで、効果が証明されている腎臓病の治療を積極的におこない、生命予後を延ばすことが可能になるのです。

グラフで見る『岩堀 本一 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION