川名 康仁 院長
YASUHITO KAWANA
お子さんからご高齢の方まで。あらゆる地域の皆さまに頼りにしていただけるファミリークリニックを目指して
香川大学医学部医学科 卒業。香川県立中央病院初期研修を経て、東京医科歯科大学(現:東京科学大学)医学部附属病院脳神経内科に在籍。土浦協同病院、東京医科歯科大学医学部附属病院、横須賀共済病院、関東中央病院等に勤務し、2024年8月に『かわなファミリークリニック』を開院(「君津駅」より徒歩23分)。

川名 康仁 院長
かわなファミリークリニック
君津市/杢師/君津駅
- ●内科
- ●整形外科
- ●小児科
- ●皮膚科
幼い頃の夢に立ち返り、命と向き合う覚悟のもとに選んだ医師の道

私はもともと会社員として働いていました。子どもの頃の夢は、エンジニアか医師。そのうち、まずはエンジニアの道を選んだのですが、どうしても心のどこかで「やり残したことがある」という思いを拭いきれず、30歳を過ぎてから思い切って医師の道に転身しました。
香川大学に学士編入し、医師の資格を取得。その原動力の一つには、幼い頃に祖父から「医者になってほしい」と繰り返し言われていたことがありました。ただ当時の私は、命を担う責任の重さに不安を感じ、あえて医師の道から距離を置いていました。しかし、社会人として様々な経験を重ねる中で「逃げたままでは終われない」という思いが強まり、自らの課題としていた“責任を背負う覚悟”と向き合い、医師になる決意を固めたのです。
卒業後は香川県立中央病院で初期研修を受け、東京医科歯科大学(現:東京科学大学)の脳神経内科に所属。同大学医学部附属病院、土浦協同病院、横須賀中央病院や関東中央病院などで経験を積むと共に、複数の開業クリニックでの診療も経験し、脳神経内科を中心に、一般内科、小児科、整形外科、皮膚科など幅広く診療してきました。在宅医療に携わったこともあり、患者さんの多様なニーズに応える柔軟性が身についたと思います。
開業の地に選んだのは千葉県君津市。実はこの場所、私のご先祖ゆかりの地でもあるのです。妻の実家も近く、家族の支えも得られる環境のなかで、2024年に『かわなファミリークリニック』を開院いたしました。
家族みんなの“かかりつけ”として頼られる存在に

当院は、「ファミリークリニック」という名の通り、小さなお子さんからご高齢の方まで、幅広い世代の方々にお越しいただいています。お父さんが風邪をひいて来院されたタイミングで、お母さんも体調がすぐれないとお子さんを連れてこられる——そういった「家族まるごと診る」診療体制を整えているのが特徴です。
かつて私自身が医師ではなく、患者として医療を受けていたときのこと。内科や耳鼻科、眼科などを頻繁に受診する必要がありましたが、それぞれに半日かかることもしばしばありました。ご高齢の方などは複数の病気を抱え、さらに風邪をひいたり皮膚トラブルが起きたりと、医療機関を渡り歩くこと自体が大きな負担となります。当院ではそうした煩雑さを少しでも軽減できるよう、幅広い症状に対応しています。もちろん、一回の診察ですべてを診療することができずに複数回通って頂くこともあり、また、専門的な検査や高度な治療が必要な場合は、適切な医療機関に紹介いたしますが、「まずここで相談できる」「必要があれば専門へつなぐ」という役割を担うことで、地域の皆さんの安心につながればと思っています。
“広く、深く”のバランスを意識した診療体制

私のもともとの専門は内科、特に脳神経内科ですが、診療にあたってはプライマリケアの精神を大切にしています。病院勤務時代や開業クリニック・在宅での診療の経験を通じて、内科系の慢性疾患から整形外科的な痛み、皮膚のトラブルまで、また小児の方の発熱など、多様な症状を見てきました。「専門ではありません」と言って済ませられないことも多く、これらと向き合いながら研鑽を積むことで、さらに診療の幅が広がったと思います。
また、クリニック内には物理療法を行うリハビリ設備も整えています。これは場所に余裕があったこともありますが、何より腰痛や膝の痛み、肩こりなど、慢性的な痛みに悩まれる方が多く、そのニーズに応えたいという思いから導入しました。患者さんから「本当に楽になった」「また通いたい」といった声をいただくことが増えており、私たちにとっても大きな励みになっています。
脳神経内科の分野では、認知症や脳梗塞後のケアなどにも対応可能です。脳卒中の主な原因となる高血圧・糖尿病・高脂血症の管理なども含めて、必要に応じて大きな病院と連携しながら、継続的に診ていくことができます。
患者さんのお話にしっかり耳を傾けることが何よりも重要
診療において大切にしているのは、「まず患者さんのお話をしっかり伺うこと」。患者さんの訴えの中には、病気のサインが隠れていることがあります。たとえ何気ない一言であっても、その背景にある生活状況や不安に寄り添う姿勢を忘れずにいたいと思っています。
また、「これは何科に相談すればいいのか分からない」というお悩みを抱えて来られる方も多くいらっしゃいます。そうした方々にとっての“入口”として機能できるように、あえて専門にこだわりすぎず、幅広く診療するスタンスを貫いています。
整形外科的な訴えや皮膚のトラブル、小児のちょっとした風邪なども含めて、「とりあえずここに来れば安心」と思っていただけることが、私たちの目指す理想のかかりつけ医像です。
これから受診される患者さんへ
「こんなことで相談していいのか」と遠慮される方もおられるかもしれませんが、医療とはそうした小さな不安に寄り添うところから始まるものだと思っています。どんなことでもまずはお気軽にご相談にお越し頂ければと思います。
今後は、通院が困難になった方の在宅診療も、体制が整い次第、少しずつ取り組んでいく予定です。地域のなかで、日常の健康を支える身近な相談窓口として、これからも役割を果たしていきたいと思っています。どうぞ、どんな些細なことでもご相談ください。皆さんの生活に寄り添い、心から安心していただける医療をこの地で実践してまいります。
※上記記事は2025年7月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
川名 康仁 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 出身大学:香川大学医学部
- 趣味・特技:スキー、ダンス
- 好きな音楽:洋楽全般
- 好きな観光地:沖縄、北海道
- 好きな言葉:「誠実」「感謝」
川名 康仁 院長から聞いた
『緊張型頭痛』
繰り返す頭痛でお悩みの方へ
緊張型頭痛の治療としては、鎮痛剤の内服に加えて、リラクゼーションによるストレスの軽減、運動療法(頭痛体操等)や理学療法による頚部や肩の筋肉の緊張緩和などがありますので、お悩みの方は一度医師に相談してみることをお勧めします。
グラフで見る『川名 康仁 院長』のタイプ
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穏やかで明るく話しやすい先生 | ![]() |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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