鈴木 正能 院長
MASAYOSHI SUZUKI
正しい知識と丁寧な治療で一人ひとりに最適な歯科矯正を。患者さんの要望をできるだけ叶えられるよう、日々研鑽を積んでいく
東京歯科大学を卒業後、同大学の矯正学講座研修課程および大学院歯科矯正学専攻を修了し、歯学博士の学位を取得。その後、舌側矯正専門医院での勤務を経て、津田沼すずき矯正歯科の副院長を務めたのち、現在は同院の院長として診療を行っている。

鈴木 正能 院長
津田沼すずき矯正歯科
習志野市/津田沼/津田沼駅
- ●矯正歯科
初診診療はじっくり時間をかけて丁寧に

歯科矯正の専門医として、患者さんに正しい知識を持っていただくことを最優先にしています。初診相談では約60分をかけて丁寧に説明し、毎回の診療においても時系列で記録した写真をご覧いただくなどし、患者さんが治療の状況を具体的に理解できるよう努めています。患者さんが気軽に疑問や不安を話せるような雰囲気づくりも大切であり、小さなサインを見逃さないよう細心の注意を払っています。
治療の質を重視することで、患者さんが安易な選択をしないようサポートすることが私の使命だと感じています。当院ではコンピューターシミュレーションで治療前後の変化も事前にご覧いただくようにしています。ワイヤー矯正だけでなくマウスピース矯正であっても、骨格の形態や歯の角度、サイズなどを分析し、予測実現性を考慮した治療計画を立てていくことも重要です。このような慎重なアプローチが、効果的な矯正治療の実現につながるのです。
SNSの情報に惑わされず、正しい知識を身につけてほしい

近年、SNSの影響で歯科矯正が手軽な見た目の治療として広がり、安価で短期間をうたう治療で前歯のみを治す方が増えています。その治療を否定する訳ではないですし、選択肢の一つなのですが、歯並びは一生ものです。簡易的な方法を選ぶ前に、正しい知識を持ち、選択肢を理解することが重要です。部分治療には妥協が伴う場合があり、そのデメリットについて十分説明し、納得した上で選んでいただいています。一方、全体治療は質の高い結果を目指し、適切なコストと長期的視点が必要です。
当院では短期的なメリットだけでなく、将来を見据えた選択を推奨しています。
多くの患者さんが短期間での治療を希望するのは当然ですが、仕上がりの質を考えることが大切です。一部の矯正治療は70点の仕上がりを短期間で実現するものですが、100点に近い治療を目指す場合、その計画とアプローチには大きな違いがあります。安易に70点の治療に飛び込むのではなく、長期的な満足を得られる治療を選んでいただきたいのです。歯は一生の財産であるため、正しい判断をするための支援を当院では続けています。
子どもの治療は長期的な視点で取り組むことが大切

当院の患者さんの約3割が子どもであり、MFT(口腔筋機能療法)を活用して舌の筋肉の使い方を改善することで歯並びを整えていきます。指しゃぶりや舌の位置の問題が原因で起こる不正咬合も、舌の正しい位置を意識させるだけで短期間で改善が可能です。また、鼻呼吸の重要性を指導し、成長期のお子さんが健康的に成長できるようサポートしています。成長期に適切な治療を行うことで、大人になってからの治療を軽減し、正常な成長を促せるのです。
大人の矯正治療においては、非抜歯を希望する患者さんに対してその可能性を最大限に追求します。抜歯の必要性を他院で指摘されたケースでも、多くの場合、抜歯せずに治療が完了しています。ただし、非抜歯治療の際には歯ぐきの退縮や顔貌の変化といったリスクもあり、患者さんにメリットとデメリットを十分説明した上で進めています。それでも非抜歯を選んだ患者さんが後から抜歯を希望する例もあるため、慎重な計画と判断が重要です。
患者さんのニーズに応えられるよう、愚直に学び続けていく
矯正の専門医として、常に最新の知識と技術を追求しています。昨年(2024年)にはストレートワイヤーの半年間のコースに参加し、ブラケットやワイヤーの配置や特性、治療の流派について学び直しました。矯正治療は日々進化しており、メーカーごとに装置の特性が異なるため、継続的な勉強が不可欠です。患者さんに適した治療法を提案するため、表側、裏側、マウスピースといった選択肢を用意し、メリット・デメリットを丁寧に説明しています。愚直に学び続ける姿勢こそが、患者さんの信頼に応え、最善を尽くすための原動力です。
これから受診される患者さんへ
矯正を考えている方には、ぜひ複数の歯科医院を回り、初診相談を通じて最適な選択肢を見つけてほしいと考えています。当院を選んでくださった場合には、安心して受診していただけるよう尽力いたします。日頃から、こちらの意見を押し付けるのではなく、患者さんの話に耳を傾け、思いを受け止めることを大切にしています。診療後には必ず「質問はありませんか?」と尋ね、不安を解消してから治療を終えるよう努めていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
一生付き合う歯だからこそ、納得して治療を選んでいただきたいのです。患者さん一人ひとりが後悔しない治療を選べるよう、全力でサポートしたいという強い思いがありますので、ぜひ一度相談にいらしてください。
※上記記事は2025年3月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
鈴木 正能 院長 MEMO
- 出身地:千葉県
- 出身大学:東京歯科大学
- 趣味・特技:ルアーフィッシング
- 好きな場所:海、山
- 好きな言葉:「誠実」
鈴木 正能 院長から聞いた
『下顎前突[受け口・しゃくれ・反対咬合]』
下顎前突の治療は、成長期にある子どもと大人とでは異なる
子どもの場合は低位舌と呼ばれる習癖が原因で下顎が前方に出ていることがほとんどです。そのため舌を挙上する装置を入れることで早期に改善することがあります。下顎が前方位でなく上顎が後方位の場合は上顎の前方牽引を行うこともあります。
子どもは上下顎の骨が成長途上のためこの時期に治療すると顎のバランスを整えることが出来ます。下顎前突(反対咬合)や交叉咬合、過蓋咬合などは歯が望ましくない状態で引っかかっている状態なので、お顔の骨の成長に影響を与えることがあります。そのため下顎前突は子どものうちに治療することが望ましいといわれています。
大人の場合は今後の骨の成長はないため、上下顎骨の大きさのバランスが悪い場合には外科的矯正治療も考えられます。手術を避け、骨格に合わせて歯を傾斜させて咬合させるなど、矯正治療単独でも対応できる場合があります。これは患者様の希望によって治療方針が分かれるところです。
矯正歯科医院では、初診は無料で相談できるところもありますので、まずお話を聞いてみることをお勧めします。
グラフで見る『鈴木 正能 院長』のタイプ
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エネルギッシュで明るく話しやすい先生 | ![]() |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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