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  • 乳がん

以前に比べ、マンモグラフィ検査に伴う苦痛は非常に少なくなってきている

乳がん検診には「マンモグラフィ」と「エコー(超音波検査)」の2つの方法があります。
その中でもマンモグラフィは、「痛い」「怖い」といったイメージを持たれる方が多く、検診をためらう理由のひとつになっています。
しかし、現在のマンモグラフィは、機器の進化により以前と比べて格段に苦痛が少なくなってきていることをご存じでしょうか?
マンモグラフィは乳房を圧迫して撮影を行いますが、新しい機器では強い圧迫を加えなくても、鮮明な画像を撮影できるようになっています。
以前は「ちぎれるかと思った」と話される方も少なくありませんでしたが、最近では
「思っていたより痛くなかった」「これならもっと早く受ければよかった」
といった感想をいただくことが多くなっています。
乳がんで命を落とさないためには、何よりも定期的な検診を受けることが大切です。
日頃のセルフチェックに加えて、乳がん検診を習慣にしていただければと思います。
「痛いかもしれない」という不安で検診を控えていた方も、ぜひ一度、新しいマンモグラフィを体験してみてください。

山下 祐司 院長
やました乳腺外科恵比寿
山下 祐司 院長
目黒区/三田/恵比寿駅
●乳腺外科
  • 未破裂脳動脈瘤

世界的に統計でみると日本人は『動脈瘤』が多い人種である

未破裂脳動脈瘤とは脳の動脈にできたコブ(脳動脈瘤)で、破裂していない状態のものを指します。
脳動脈瘤が形成される原因は、まだ解明されていないことが多いのですが、高血圧・喫煙・加齢などの後天的な要因や人種・家系的な体質といった生まれつきの要因が組み合わさって影響していると考えられています。
コブの形状には、紡錘状、嚢状、解離性といくつかありますが、コブの壁は弱いので少しずつコブが膨らみ、限界がくると破裂して死亡率の高い「くも膜下出血」を引き起こします。
日本人は世界的な疫学統計でみると、脳動脈瘤の発生が多い人種です。小さいものを含めれば日本人の中高年の4-5%くらいは脳動脈瘤を持っていると言われていて、欧米人と比べて数倍の差があります。昔は破裂してくも膜下出血になってはじめて気づく病気でしたが、現在はMRIが普及したおかげで頭痛やめまいで精査した際に、偶然発見されることが増えてきています。
脳動脈瘤が発見されたからと言ってすぐに破裂するわけではありません。平均すると年間破裂率は1%くらいと考えられています。大きい動脈瘤の破裂率は高く、小さい動脈瘤の破裂率は低い傾向にあります。破裂率が高いと考えられる場合には、破裂を予防する治療をお勧めすることになります。治療による合併症(脳梗塞や術中破裂など)の可能性は低いのですがゼロではありませんから、破裂率が低い動脈瘤であれば、経過を観察していくのが最適な場合も多いです。脳動脈瘤が発見されたからと言ってパニックになる必要はありません。ぜひご相談ください。

上野 俊昭 院長
うえのとしあき脳神経クリニック板橋
上野 俊昭 院長
板橋区/板橋/板橋区役所前駅
●脳神経外科 ●脳神経内科 ●放射線科
  • にきび

薬物療法が基本。ニキビ痕にも力をいれていく

にきびとは、皮膚にできる一般的な疾患のひとつです。毛穴の皮脂線に脂が過剰に分泌される、もしくは脂を分泌するバランスが悪くなると、そこが詰まりアクネ菌ができて炎症を起こす。これが、私たちがよく目にする赤いにきびになります。治療は薬物療法が基本で、炎症を抑える飲み薬、アクネ菌を殺す抗生物質を服用していただきます。同時に外用薬を塗ると、古い角質や汚れや皮脂が除去できて皮脂腺が詰まりにくくなりますので、治療と同時に予防にもなります。にきびは程度によってはかゆみや痛みの症状を伴いますので、重度の場合は皮膚科を受診することをお勧めします。患者さんご自身でできる予防として、優しく洗顔し、毛穴を詰まらせないように日頃から皮膚を清潔な状態に保つことが大切です。スキンケアをして皮膚をなるべく保湿するようにしてください。また、当院ではニキビ痕の治療に非常に力を入れております。ピーリングにはじまり、炭酸ガスフラクショナルレーザーで皮膚に細かい穴を開け、それが再生する力を利用してニキビの凹凸をなくす治療です。

伊藤 晴紀 院長
クリニックファーストエイド
伊藤 晴紀 院長
千代田区/鍛冶町/神田駅
●内科 ●皮膚科 ●アレルギー科 ●美容皮膚科

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歯科医師から聞いた
『歯や口の病気』の対処・治療方法

  • マウスピース型矯正

その自由度の高さも魅力の1つ

最近では、過去にワイヤー矯正を経験されていて、2回目、3回目の矯正を「マウスピース型の装置で」とご希望される方が多い傾向が出てきました。もちろん初めての矯正でマウスピース型矯正を望まれる方もたくさんいらっしゃいますが、過去に矯正をしたけども、後戻りが少し気になる、といった方が部分的な矯正を望まれてマウスピースを選択される機会が増えていますね。例えば、前歯の気になる部分だけ動かしたい、ということであれば、期間も短くなりますし、使用するマウスピースの数も少なくなりますので、費用が抑えられるというメリットがあります。
マウスピース型矯正の大きなメリットは、「目立たない」ということでしょう。ご希望としてよくあるのが、大きなイベントやウェディングを控えた方の矯正です。マウスピースであれば、イベントやお式の間だけ装置を外すといったことも容易にできますし、その自由度は大きなメリットと言えるでしょう。この矯正装置が一般に普及したことによって、矯正治療自体の敷居が低くなったことは確かに言えることで、私が子どもの時からこれがあったら、迷わず初めからこれを選んでいたと思います。

村上 麻美 院長
エムデンタル矯正歯科・用賀
村上 麻美 院長
世田谷区/用賀/用賀駅
●矯正歯科 ●歯科 ●小児歯科
  • インプラント

なぜ『インプラント』が必要になるのか。その原因とは?

歯の欠損を解決する治療法の1つが「インプラント」です。歯を失う原因は「むし歯」で歯を失うリスクよりも、「歯周病」で失うリスクの方が増えています。歯周病にならないためには、「力」の問題と「ばい菌」の問題があります。力の問題であれば噛み合わせの調整や、噛む力の調整をします。ばい菌の問題は当たり前なことですが、丁寧に歯を磨くことや、歯科衛生士さんに定期的に清掃をしてもらうことです。そのようなことを怠ると欠損の原因になります。

欠損したところには「チタン」という金属でつくられたスクリューを埋め込むのですが、昔よりもだいぶ材料は進歩しているので安心して治療できるようになりました。さらにインプラントにかかる手術時間もケースによっては、1本なら10分程度でできます。他には歯茎を切らずに小さな穴だけあけて埋め込みをする「フラップレス」という治療もあって、埋め込みの手術は簡単になっています。

インプラントが必要にならないためにも、早めにケアをしていくことが必須です。やはりインプラントとはいえ、自分の歯だけで噛むことにはかなわないものですから、歯科医院へ行ってメンテナンスを含めて定期的に検診することが大切です。

高橋 洋平 院長
みらくる歯科クリニック
高橋 洋平 院長
川越市/新宿町/川越駅
●歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科

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獣医師から聞いた
『動物の病気』の対処・治療方法

  • 犬の嘔吐

“食べ過ぎ”が思わぬ盲点に

他の病気の可能性もありますが、朝、ご飯を食べる前に胃液を吐いてしまっているケースは、胃酸過多による可能性が大と考えられます。私の経験則によるものですが、どうやら食事中の食物繊維の量に左右されると思われるのです。減量用のご飯を与えている方は多いと思われますが、そうしたご飯には食物繊維が多く含まれます。それを消化しようとすると消化管が絶えず動くようになり、胃酸が過剰に分泌される状態が常となっていくのです。実際、ご飯を調整することで、症状が回復することが多々ありました。
食事に関連し、体重管理についての所見も1つ述べさせていただきます。よくあるのが、ご飯を残してしまうのに太っている、というもの。その多くは、食べきれる量をすで超えて与えてしまっているということです。袋に書いてある量を信じ、「これだけ食べさせなきゃいけない」という感覚の方が多いと思うのですが、個体差がありますし、同じ子であっても年齢を経るに従って変わってきます。グラム単位で増減を調整していただくことで、本当に適切な量がわかることになりますし、そうなれば、よく食べるし、体重もオーケー、吐くこともなくなる、ということになるのです。

濱田 宇広 院長
ながつたペットクリニック
濱田 宇広 院長
横浜市緑区/長津田みなみ台/長津田駅
●犬 ●猫
  • 犬・猫の外耳炎

外耳炎は気温・湿度ともに高くなる夏場に注意が必要な病気

外耳炎とは、耳の入り口から鼓膜にかけて炎症が生じる病気です。ダックスフンドなどの耳が垂れた犬、耳が折れたようなスコティッシュなどの猫にみられる遺伝的な病気といえるものの、発症には暑さや蒸れなど環境的な要因が大きく影響することが分かっています。このため外耳炎は、気温・湿度ともに高くなる夏場に多くみられる病気の一つといえます。

外耳炎は、動物たちの耳に水やゴミが入ることで炎症が起こります。一般に命に関わる病気ではありませんが、なかなか症状が改善しない場合(難治性)は、異物が耳の奥深くに潜んでいたり、腫瘍が原因になっていたりする場合もあります。こうしたケースでは動物病院を受診していただき、耳鏡を使って耳の中を確認・原因を特定したうえで、適切な治療を行う必要があるでしょう

外耳炎の予防法としては、ペットの耳の周りを拭いてあげるなどの日常的なケアが挙げられます。ただし動物たちにも人間と同じように自浄作用が備わっており、耳の中の汚れは自然と外に排出されるようになっていますから、過度な心配はいりません。ペットたちとのスキンシップの中で彼らの全身状態をチェックして、もしも気になることがあれば早めの受診をおすすめします。

松尾 英治 院長
アステール動物病院
松尾 英治 院長
川口市/西青木/西川口駅
●犬 ●猫
  • 犬の歯周病

小さいころからの歯みがき習慣で歯周病を予防する

犬の歯周病は、3歳を超えると7~8割が罹患しているメジャーな疾患です。これは、犬の歯を磨く習慣が浸透していない現状が要因と言えます。歯みがきをしなければ歯周病になり、逆を言えば歯みがきをすれば予防できるものなのです。そのため、小さいころから歯みがきケアをすることが大切です。歯周病は、予防ができる疾患であり、歯みがきは病院に来なくても、おうちでケアができる予防法になります。
犬は、口の中を触られるのが苦手です。つまり、歯みがきにより歯周病の予防はできますが、罹患してしまった場合は痛みや不快感からより一層処置を嫌がってしまうということを知っておきましょう。いかに、歯みがきの時間を楽しい時間に変えていけるかが大切で、小さなときから歯みがき習慣をつけておくことが重要です。歯周病に罹患することで後々の健康にも影響が出ます。特に、歯周病によって血液中にばい菌が流れることで、心臓病になりやすくなります。心臓病があると麻酔のリスクが格段に上がるため、歯科処置そのものができなくなることがあります。無麻酔での歯石除去は、医療行為でないばかりか、痛みやストレスによりその後の歯みがきを受け入れてくれなくなる為当院ではおすすめしません。
このような悪影響が出ないように、予防することが大事です。

加藤 彰朗 院長
みらいペットクリニック
加藤 彰朗 院長
さいたま市岩槻区/宮町/岩槻駅
●犬 ●猫
  • 犬のチェリーアイ

「チェリーアイ」はどんな病気?なりやすい『犬種』は?

涙の分泌腺である瞬膜腺があり、「炎症」によって腫れて拡大し、目の落ち込んだところ(眼下)に収まりきらず、ふちから突出してしまう症状を「チェリーアイ」といいます。

治療は「目薬」で腫れを引かせても、かなりの頻度で膜が出てきてしまいます。目薬以外の治療だと「外科手術」になり、膜が飛び出さないように目の奥の方へ固定する手術をします。

なりやすさは「頭の骨格」が関係していて、たとえば「チワワ」「シーズー」「パグ」といった『鼻ぺちゃで目が大きくクリッとした犬』は、なりやすい犬種です。というのも、もともと眼下の受け皿が浅いためです。どんな犬でも発症する可能性はあるものの、圧倒的に犬種や頭の骨格によってなりやすさが関連しているといえます。

病院へ行くべきサインは、目の内側からピンク色の「かたまり」が飛び出て見えたときです。命に関わる病気ではなく、膜が出たままでも生活できます。ただ「見た目の悪さ」が著しく気になって、飼い主さんが「何とかしたい」と思うことが強い病気だと思います。

術後にまた腫れたり、収まりが悪かったり、少し見えているけど収まるケースもあるので、治療については整形に近いところがあります。跡が少し残ってしまったときに、果たして再手術をすべきなのか、このままでいいのか悩むことも。基本的には「再手術」をして元に戻すことになるのですが、「見た目」の問題、再手術の「費用」の問題、さらには「予後」として後から出てくるかもしれないけど、今は落ち着いていることもあります。基本的には手術すればほぼ戻る病気ですが、飼い主さんが「どこを目指すか?」によってゴールが異なってきます。

飛髙 健太郎 院長
タロウ動物病院
飛髙 健太郎 院長
久喜市/東大輪/東鷲宮駅
●犬 ●猫
  • 犬猫の歯周病

歯周病の進行防止にはお口全体のクリーニングが有効

歯周病の大きな原因はお口の中の細菌です。健診などで来院された際に一緒に口腔内のチェックをしていただくことがありますが、歯石が付着している子を多く見かけます。歯石の付着は細菌が増殖する要因になりますが、意外と意識されている方は多くないように思います。また、腎不全をはじめとした臓器不全が歯周病を悪化させる相互要因となることも知られています。そのためまずは歯周病の原因を正しく特定し、根本的な問題を取り除くことが大事になります。歯周炎は進行性の炎症性病変ですので放っておくと歯の根の周囲組織が溶け、さらに進行すると顎の骨が溶けてしまうこともありますので注意が必要です。当院では必要に応じて抜歯を行う歯を評価するために頭部C Tスキャンを行うこともあります。

たとえば「犬歯」の根っこは長く、鼻腔のすぐ隣まで伸びています。そのため歯周病が進行すると歯槽骨という骨が溶けて、口と鼻がつながってしまう(口腔鼻腔瘻管:こうくうびくうろうかん)ことがあります。こうなってしまうと犬は慢性的な鼻炎や副鼻腔炎、肺炎のリスクが高い状態になり、QOL(生活の質)が著しく低下します。このような場合も適切な処置を行うことにより、ぐったりした様子だった犬が元気に飛び回るようになったり、ご飯をもりもり食べたりするまでに回復してくれることもあります。

歯周病の治療は原因に即して行われますが、進行を防ぐためには見えない歯周ポケットの隅々までクリーニングすることが大事です。飼い主さんの中には麻酔をかけることに抵抗がある方もいらっしゃいますが、獣医師と相談しきちんとリスク評価をしたうえで、必要があれば麻酔をかけてお口全体をきれいにしてあげるとよいでしょう。

萩原 幸大 院長
宮崎台どうぶつ病院
萩原 幸大 院長
川崎市宮前区/宮崎/宮崎台駅
●犬 ●猫

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