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  • 酒さ

赤みを伴う鼻のプツプツ……実は「酒さ」という病気かも?

酒さ(しゅさ)とは、鼻や頬など顔の中心部に赤みやにきびのような吹き出ものが現れる皮膚の病気です。30~50代によくみられる病気ではあるものの、10代や60代で発症するケースもあります。進行すると皮膚の痛みやかゆみを自覚するようになり、目の赤みやかゆみを伴う場合もあります。

酒さの原因は体質的なものなどが考えられますが、はっきりとした原因は分かっていません。また、酒さの症状をにきびや発疹などと誤って診断されることも珍しくなく、適切な医療を受けられていない方が多く存在すると考えられます。酒さの治療に関しては日本はまだ出遅れており、保険診療の選択肢が少ないのが現状です。一方の自費診療では内服薬・外用ともに選択肢が増えますし、「Vビーム」などを使用して赤みを抑えることができます。

酒さは日焼けや刺激物の摂取によって悪化することがあるため、皮膚の赤みが気になる場合は日頃から紫外線対策を行ったり、辛い食べものを控えたりしていただくとよいでしょう。

松田 洋樹 院長
浅草駅前まつだ皮膚科
松田 洋樹 院長
台東区/浅草/浅草駅
●皮膚科 ●美容皮膚科 ●小児皮膚科 ●アレルギー科 ●形成外科
  • 逆流性食道炎

逆流性食道炎について

逆流性食道炎とは、胃酸や胃の内容物が食道へ逆流することで、食道の粘膜が炎症を起こす病気です。主な原因は、胃と食道の境目にある「下部食道括約筋」という弁の働きが弱まることです。加齢や肥満、ストレス、食生活の乱れ、姿勢の影響などが関係しています。
代表的な症状は、胸やけやのどの違和感、酸っぱい液が上がってくる感じ(呑酸)、胸の痛み、咳、声のかすれなどです。特に食後や就寝前に強く出ることが多く、「年齢のせい」と見過ごされがちですが、放置すると食道の粘膜がただれて潰瘍になったり、まれに食道がんにつながることもあります。
検査としては、内視鏡検査で食道の炎症の有無や程度を直接確認します。必要に応じて、胃の状態やピロリ菌の有無も調べます。当院では苦痛の少ない内視鏡検査を心がけておりますので、安心してご相談ください。
治療は、胃酸を抑える薬が中心です。多くの方は2~4週間で症状が改善しますが、再発を防ぐために生活習慣の見直しも重要です。特に、食べ過ぎや脂っこい食事、アルコール、コーヒー、チョコレート、刺激物を控えること。就寝の2〜3時間前は食事を取らないようにすること。寝るときは上体を少し高くして横になるのも効果的です。また、肥満傾向のある方は体重を減らすことで症状が改善しやすくなります。
逆流性食道炎は、きちんと治療と生活改善を行えばコントロールできる病気です。気になる症状がある方は、我慢せず早めにご相談ください。


『仁愛堂クリニック』では、患者様一人ひとりの症状や生活に合わせた最適な治療を行っております。どうぞ安心してお任せください。

小林 俊一 理事長
仁愛堂クリニック
小林 俊一 理事長
江戸川区/平井/平井駅
●内科 ●内視鏡内科 ●消化器内科 ●糖尿病内科 ●呼吸器内科 ●皮膚科 ●アレルギー科 ●健診・検診
  • 大腸ポリープ

内視鏡手術で切除。早期発見のために定期的な検査を

大腸ポリープとは大腸にできる腫瘍です。多くが腺腫という種類のポリープです。腺腫は良性腫瘍ですが、悪性に転じる可能性も持っており、大腸がんに発展する恐れがあります。腺腫は内視鏡で切除することで発がんのリスクをかなり抑えることができます。この大腸ポリープは遺伝子による細胞の異変に起因しており、予防するには適度な運動をするなど生活習慣を整えることが大切です。日本の食事も欧米化していますが、加工肉や赤身肉も一定以上食べると大腸癌になりやすくなります。肥満、アルコールや煙草なども大きく影響しますので、これらを控えることが予防になります。大腸ポリープの治療法もいくつかありますが、内視鏡での切除が有効です。リング状のワイヤーで切除するポリペクトミーのほか、EMRといって粘膜下に液体を注入して焼き切る方法、ESDといって専用の電気メスで少しずつ剥離させていく方法あります。明らかに大きな大腸がんは外科手術が必要になりますので、大腸ポリープは早期の段階で切除する、その早期発見のために大腸カメラによる内視鏡検査を定期的に受けることが大切です。

徳山 信行 院長
中野駅前とくやま大腸と胃の内視鏡クリニック
徳山 信行 院長
中野区/中野/中野駅
●消化器内科 ●胃腸内科 ●内視鏡内科 ●肛門科 ●健診・検診

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歯科医師から聞いた
『歯や口の病気』の対処・治療方法

  • 埋伏歯

抜歯するか、抜かずに矯正するか。生えてこない歯は医師へ相談を

埋伏歯とは主に歯が正しい位置に生えてこずに骨の中に留まっている状態を指します。これは歯のできる元の部分、歯胚の位置が最初からおかしいという場合や、顎の骨が小さく成長してしまうことで歯胚が誤った方向にできあがってくることなどが原因です。これは生まれつきによるケースがほとんどです。または歯の周りに嚢胞という袋状の病変ができた場合、歯が生えてくることが邪魔されてしまうことも埋伏歯の理由のひとつです。埋伏歯は一般歯科や口腔外科では手術で摘出することが多いですが、矯正歯科はまず埋伏歯が正しい位置に生えてくるよう、その位置に隙間を作ります。それでも望ましい変化が見られない場合は、口腔外科で歯を露出させ正しい位置に引っ張り出すという治療があります。矯正歯科では歯を残すことに重点を置きますが、矯正治療は長い期間を費やすことにもなります。その間に埋伏歯が誤った方向へ生えていってしまい、周りの歯に悪影響を及ぼすこともあるので、早く処置をしたほうがよいという場合もあります。歯を残すか、抜いたほうがよいかの判断は患者さんでは難しいものですから、ある程度の年齢になっても生えてこない歯がある場合は、一度歯科医師にご相談ください。

廣瀬 健 院長
にこっと矯正歯科
廣瀬 健 院長
川口市/戸塚/東川口駅
●矯正歯科
  • インプラント

歯の寿命を守る選択、インプラント治療の長期的メリット

歯を失った部分を補ってくれるのがインプラント治療です。患者さんからもよく質問を受けます。「インプラントと入れ歯、ブリッジ、どれがいいんですか?」と。一長一短はありますが、私自身がどれがいいかということであれば、インプラントとお答えしています。その理由は、他の歯への負担をかけずに済むからです。入れ歯やブリッジは費用面のメリットはありますが、支えとする歯を必要とするため、結果的に歯の寿命を縮めてしまう面があります。人の寿命そのものが延びてきていますから、それではもう追いつかなくなっているんですね。その点、インプラントは単独で成立しますし、結果的に他の歯を守っていくことになることが他の選択肢に大きく勝るメリットとなります。もちろん、インプラントもメリットばかりではありません。費用面もそうですし、外科処置があり、一生ものとまでは言えません。ですが、できる限り長くしっかり噛んでいくということにおいて、インプラントの優位性は高いと考えています。

岡部 隆昌 院長
裕木歯科クリニック
岡部 隆昌 院長
さいたま市緑区/美園/浦和美園駅
●歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

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獣医師から聞いた
『動物の病気』の対処・治療方法

  • 犬・猫の外耳炎

早めの治療が完治のカギに!症状を繰り返し、慢性化してしまう外耳炎。

一般的な外耳炎は免疫力が下がり、耳の中にいる常在菌が増えてしまうことが原因で発症します。
この疾患は犬に多くみられ、猫は比較的少ない傾向にあります。症状は様々ですが、耳を気にして掻く動作や頭を振って痒がる様子もみられます。その他、耳から変な匂いがしてくる、耳を触るとクチュクチュと液体の音がするなどもこの疾患のサインです。
治療法は、まず耳の中のお掃除をします。状態によっては耳にカテーテルを入れて洗浄することもあります。さらに、炎症を抑えるためにステロイドと抗生物質を含んだ点耳薬を使って様子を見ます。これだけで症状が改善される子も多くいますが、”アレルギー”がある場合は注意が必要です。アレルギーがあると外耳炎になりやすく、外耳炎を繰り返しているうちに慢性化していってしまうからなんです。その場合はアレルギーのコントロールをしながら外耳炎の治療をしていきます。皮膚と耳は繋がっているんですよ。予防法は定期的に耳掃除をすることと、飼い主さんが様子の変化に出来るだけ早く気付くことが大切です。放っておくと、外耳炎から中耳炎に、さらには内耳炎に進行していきます。そうすると、首が傾く・黒目が左右に揺れる眼振などの症状、さらには、内耳に近い神経にまで炎症が及ぶと顔面麻痺も出てきてしまうのです。ですので、外耳炎は出来るだけ早く治してあげるのがとても大切になります。最近は、内耳炎になって首が傾いたりしてから来院されるケースが多くなっています。外耳炎は早く見つけてきっちりと治すのが重要です。少しでも症状が見られたら、ぜひ早めに受診をしてください。

羽山 庸道 院長 & 羽山 靖子 副院長
愛宕山動物病院
羽山 庸道 院長 & 羽山 靖子 副院長
上尾市/愛宕/上尾駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●ウサギ
  • 猫伝染性腹膜炎(FIP)

『猫伝染性腹膜炎』とは?治療薬はあるの?

「猫伝染性腹膜炎」(FIP)は罹ると亡くなる病気です。猫伝染性腹膜炎には2種類あって、お腹に水が溜まるタイプと、できものになるタイプがあります。この病気には「猫腸コロナウイルス」というのがあるのですが、下痢・嘔吐など消化器症状が主となっています。人間の新型コロナとは全く別物ですので、咳や味覚症状の異常はなく、私たちに感染することはありません。猫腸コロナウイルスに罹って下痢をしていても、治療をすれば致死率は高くありませんが、1割くらいの確立で、猫腸コロナウイルスの突然変異により強毒化したものに罹るとほぼ100%亡くなります。しかし、最近見つかった治療薬によって治ることがわかってきているので、ステージにもよりますが8割~9割は治ることを期待できます。たとえ状況が悪くても40~50%くらい治る確率があるでしょう。薬名はないので物質名として出されていますが、現段階で日本ではまだ認証されていません。中国に怪しげな製剤を出している会社があるので入手は可能ですが、多くの獣医師はどのような副作用があるかわからず、リスクを負ってまで使いたくないと考えます。病院側にリスクはあっても、飼い主さんの同意が得られれば使うことができる治療薬です。治す方法はいろいろ提案されていますが、今のところその薬がないと治りません。予防法はなく論文に基づいて一応提案はしますが、公式なものではありません。下痢・嘔吐がある場合にはあまり長く様子見をせず、早めに獣医さんに相談してください。

松田 唯 院長
ガイア動物病院
松田 唯 院長
杉並区/下井草/阿佐ケ谷駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●その他
  • 犬の常同障害

総合的な観点から症状を鑑別していくことが大切

犬の常同障害のひとつとして手足を舐めたりかじったり、尻尾を追いかけ回したりといった行動を繰り返すことがあります。行動学的に言えば、何かしらのストレスによって異常行動が起こるという見方や、皮膚に何らかの病変が起こっているために起こる、という見方もある一方で、神経学的な感覚異常によって起こるケースも少なくありません。例えば、前足を氣にする場合、実際は首を痛めていて、神経の異常が前足の感覚異常につながっているケースもあります。また、柴犬に多いのですが、巻いている尻尾を振りますよね。それが尾骨を痛め、結果、尾を追っかけて回る、という行動につながるケースがあります。同じ行動を繰り返すという行為が、果たして心理的なものによるのか、身体的なものなのか、はたまた環境的な要因によるものか、総合的に観察し、診断につなげていくことが重要です。多方面から原因をとらえ、その上で改善しなければ、安定した状態に落ち着くことは難しいでしょう。

志田 蒔宣 獣医師 & 志田 有美佳 獣医師
都岡動物病院
志田 蒔宣 獣医師 & 志田 有美佳 獣医師
横浜市旭区/都岡町/鶴ケ峰駅
●犬 ●猫 ●ウサギ ●フェレット ●ハムスター ●鳥

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