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  • 耳性帯状疱疹

鋭い痛みが特徴の帯状疱疹はワクチンで予防できる

帯状疱疹は水疱瘡のウイルスが再活性化して全身の神経に沿って現れる病気です。免疫力が低下したときなどに人間がもともと持っているウイルスが作用して生じるもので、主に体やおしり、顔などに症状が現れます。

鋭い痛みの後で顔のまわりにぷつぷつとした赤い発疹がみられる場合は「耳性帯状疱疹」が疑われ、診断がついたらすぐに治療を開始する必要があります。診断がつかないまま放置すると、時に顔面神経麻痺や突発性難聴を引き起こす恐れがあるためです。一般的な顔面神経麻痺では患者さんの7割ほどが治るとされているのに対して、帯状疱疹による顔面神経麻痺は非常に治りにくく、ラムゼイ・ハント症候群と呼ばれる末梢性麻痺では難聴やめまいを伴うことがあります。

60歳以上の3分の1が罹患するといわれる帯状疱疹では、診断後すぐに抗ウイルス薬とステロイド剤による治療を行うのが一般的です。重症化して顔が歪んでいるような場合は、手術をして神経の圧迫を解除します。一方で帯状疱疹はワクチンによって予防ができ、一度接種すればその後10年間は予防効果があるといわれます。自治体によってワクチン接種に助成金が出る場合もありますので、医師にご相談いただくとよいでしょう。

山川 卓也 院長
南青山みみのクリニック
山川 卓也 院長
港区/南青山/外苑前駅
●耳鼻咽喉科 ●アレルギー科
  • 近視

進行予防に努めることが対処法。スマホを控え屋外活動を増やす

近視とは、近くのものがよく見えて、遠くのものがぼやけて見えてしまう症状です。そもそも近視は原因がわかっておらず、他の病気と同じように遺伝や環境、体質的なものが影響しているとみられています。ご両親が近視だとお子さんも近視になりやすく、近くで物を見ている、外で遊ばずにいるなどで近視の進行が早くなるということが調査で明らかになっています。遠くが見えないので余計に部屋にこもってしまうというような悪循環もあり、日本を含むアジア圏では、お子さんの近視は今やパンデミックとも言えるほど増えています。近視は眼軸長という、目の奥行きが長くなってしまうことが多く、一度この状態になると元に戻すということができないので、進行予防に努めることが対処法になります。そのためには屋外で活動する時間を増やすことが大切と言われています。特に、夜間にスマホやデジタル画像を見続けているとブルーライトが網膜に入り、脳が覚醒してしまい睡眠の質にも影響します。どうしてもスマホなどを見たい場合は、朝に見るほうが頭も冴えますよ。

塚本 佐知子 院長
つかもと眼科クリニック
塚本 佐知子 院長
江戸川区/東小岩/小岩駅
●眼科 ●小児眼科

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歯科医師から聞いた
『歯や口の病気』の対処・治療方法

  • 歯周病[歯肉炎]

歯周病を防ぐためにも、小さな頃から歯医者さんに定期的に通うことを習慣に

健康な歯ぐきが歯肉炎となり、その後に歯周病という経緯をたどることになります。歯周病は骨の病気ですから、ここまでいくと危険水域と言えます。ですから、歯肉炎の段階で食い止めることが重要で、そのためには歯科医院における定期検診と毎日の歯みがきが大切になります。しかし、実際のところ、歯みがきについてちゃんと指導された経験のある方は少ない印象があります。お口の中の状態はその人その人で異なります。ご自分に合った歯みがきの方法を身につけるためにも、歯科医院での定期的なチェックが重要になってくるのです。
歯科医院に定期的に通うことを習慣とするには、小さな頃から歯医者さんに慣れていくことでしょう。その雰囲気に慣れていれば、いざ治療となってしまった場合にも、容易に治療を受けることも可能になります。海外では、虫歯にならないために歯科医院に通うことが一般的になっていて、いわば、プラスの存在です。それが日本では、例えば、「そんなことしてたら歯医者さんに連れていくからね!」と言ったように、ともすればマイナスのイメージが付きまといます。歯医者さんに行くことが罰であってはなりません。その子の将来のためにも、歯科医院に通うことをポジティブなものにしていくことが求められます。

清水 孝嗣 院長
T’s Dental Clinic(ティーズ デンタルクリニック)
清水 孝嗣 院長
町田市/原町田/町田駅
●歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科

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獣医師から聞いた
『動物の病気』の対処・治療方法

  • 猫の甲状腺機能亢進症

早期発見が肝要。過剰な甲状腺ホルモンの分泌の抑制を

猫の甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンが過剰になって新陳代謝が活発になり過ぎる症状です。かんたんに言うとすごく元気が出てしまう病気で、高齢の猫に多く見られます。人間もそうですが、高齢になってからシャキシャキ動けて食欲もあるとつい嬉しくなってしまい、それが病気であることに気づけないことが多いです。代謝が活発になっているので、食べているのにどんどん消耗して痩せてしまう、落ち着きがなくなり攻撃的になるなどの特徴が見られます。動いていないのにホルモン的には全力疾走をしているような状態が続くので、心臓に負担がかかる、結果としてほかの病気を併発して余命を縮めてしまうことにも繋がります。猫の甲状腺機能亢進症の治療は、薬の服用で甲状腺ホルモンの分泌を抑制していく方法が一般的です。ただし予防法がないので、早期に発見することが肝要になります。診断はとても簡単で、甲状腺ホルモンを測ることで病気はすぐ発見できますので、猫が食べているのに痩せてしまう、落ち着きがなくなるなどの異変が見られた場合は、獣医師に相談し検査をすることをお勧めします。

吉池 正喜 院長
よしいけ動物病院
吉池 正喜 院長
横浜市神奈川区/三ツ沢下町/三ツ沢下町駅
●犬 ●猫
  • 犬の肝疾患

治療から1週間しても治らない場合は、眼科専門の病院へ

『角膜潰瘍』の原因はシャンプーの刺激や、散歩中に草むらに入ったりして物理的なことで起こったり、同居同士の喧嘩やじゃれ合い、耳が痒い、皮膚が痒いといった皮膚病から発症することもあります。症状は目をしょぼしょぼさせて痛そうにして、白目結膜がとても赤くなり、不快感があるので目をこすったり、こすりつけたり、ひっかきます。多くの病院では角膜に傷があるかどうかの検査が可能で、色を染めて、目に傷があると色が残るので検査は簡単です。一般病院では角膜潰瘍の症例数も非常に多く、9割は治る病気です。しっかりと目薬を使って、自分で引っ掻くことがなくなれば、大体は治せるのです。しかしながら残りの1割は本当に治りません。多くの先生は大体治る9割のパターンを知っているので、これも治るだろうと思っていることが多く、がんばってしまいます。そこで1割程度しかないレアなケースを治すのが当院の役割になり、アプローチをしていきたいところです。治療法は点眼ですが、レアなケースについては手術が必要になります。レアなケースかどうかの見極めポイントは、1週間後に治るかどうかです。9割の角膜潰瘍は治療から1週間後には治るため、それ以降になると何か隠れている、もしくは治療が適切ではないなど何かしら原因があります。角膜潰瘍は早く治る病気であるため、少しでも治るのが遅いと思ったら1割の可能性を疑い、1.5次診療や2次診療など目の専門としたところで診てもらうことが大切です。

浅川 幸一 担当医
ピジョン動物愛護病院 どうぶつ眼科クリニック
浅川 幸一 担当医
川口市/幸町/川口駅
●犬 ●猫
  • 犬・猫の椎間板ヘルニア

鍼灸・漢方で切らない治療を。摘出の手術よりも効果が高く再発時の治りも早い

椎間板ヘルニアは、椎間板が変形して脊髄を圧迫することで傷みや麻痺が出る症状です。犬はもともと狼の先天性異常みたいなところがあり、骨の関節部分は遺伝的にちょっと弱く、ミニチュアダックスなどは特に椎間板ヘルニアになりやすいんです。東洋医学的には椎間板が飛び出したとか、骨がずれているということだけではなく、気の巡りが滞ったり血流が悪くなるところに痛みが出るという考え方です。ワンちゃんは飼い主さんと密着していると、飼い主さんの影響を受けやすく、飼い主さんのストレスがワンちゃんの痛みにも繋がってくる。そこを針で気の流れを良くし、漢方などで補いながら治療するのが椎間板ヘルニアの鍼灸・漢方治療になります。椎間板を摘出する手術をすると、気血が流れる経絡も切れてしまうので、なるべく切らずに治すのが望ましいです。完全麻痺で手術しても回復が難しいと言われているような症状でも、鍼灸でかなり治るんです。私も自分でやり始めてびっくりしたくらい成果があり、針の場合は再発した際も治りが早いですよ。

瀬島 孟 院長 & 志乃 副院長
せじま動物病院
瀬島 孟 院長 & 志乃 副院長
さいたま市浦和区/高砂/浦和駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●フェレット ●ウサギ ●鳥 ●その他

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