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  • てんかん

発作が起きた時に動画を撮影してもらうことがキーに

「てんかん」とは、てんかん発作を起こす脳の病気です。犬にも猫にも見られるもので、神経の病気では最も多い症例と言えます。発作の特徴は、その子その子で異なります。全身がけいれんするような子もいれば、口を“くちゃくちゃ”してよだれを垂らす子や、手足がピクピクと動くようなケースもあり、タイプは様々です。発作があった場合、当院ではまず動画の撮影をお願いしています。スマートフォンが普及する以前は、飼い主さんが見た行動を言葉でお伝えしていただいていたのですが、一目でわかる動画は診断の大きな助けとなります。低血糖や中毒など、脳以外の病気が原因でてんかん発作に似た症状を起こすものもあります。それらの可能性を考慮しつつ、段階的に検査をおこない、病気を確定していくことになります。てんかんであることがわかると、抗てんかん薬というお薬を飲んでいただくことになります。しっかりと効果が認められる適切な量から始めていき、多くの場合、3ヶ月に1回以下の発作で収まってくれれば、それを維持してくことになります。発作の回数やその程度を一定の水準で抑えることができれば、てんかんのある子も一般的な子と寿命に大きな変化はないと言われています。治療はそのラインを目指していくことになり、ケースによってはお薬の種類や量を増やして対応し、また最近では大学病院などではてんかんに対する外科手術も行われるようになってきました。

溝口 俊太 院長
はとがや動物病院
溝口 俊太 院長
川口市/坂下町/鳩ヶ谷駅
●犬 ●猫
  • 犬・猫の外耳炎

早めの治療が完治のカギに!症状を繰り返し、慢性化してしまう外耳炎。

一般的な外耳炎は免疫力が下がり、耳の中にいる常在菌が増えてしまうことが原因で発症します。
この疾患は犬に多くみられ、猫は比較的少ない傾向にあります。症状は様々ですが、耳を気にして掻く動作や頭を振って痒がる様子もみられます。その他、耳から変な匂いがしてくる、耳を触るとクチュクチュと液体の音がするなどもこの疾患のサインです。
治療法は、まず耳の中のお掃除をします。状態によっては耳にカテーテルを入れて洗浄することもあります。さらに、炎症を抑えるためにステロイドと抗生物質を含んだ点耳薬を使って様子を見ます。これだけで症状が改善される子も多くいますが、”アレルギー”がある場合は注意が必要です。アレルギーがあると外耳炎になりやすく、外耳炎を繰り返しているうちに慢性化していってしまうからなんです。その場合はアレルギーのコントロールをしながら外耳炎の治療をしていきます。皮膚と耳は繋がっているんですよ。予防法は定期的に耳掃除をすることと、飼い主さんが様子の変化に出来るだけ早く気付くことが大切です。放っておくと、外耳炎から中耳炎に、さらには内耳炎に進行していきます。そうすると、首が傾く・黒目が左右に揺れる眼振などの症状、さらには、内耳に近い神経にまで炎症が及ぶと顔面麻痺も出てきてしまうのです。ですので、外耳炎は出来るだけ早く治してあげるのがとても大切になります。最近は、内耳炎になって首が傾いたりしてから来院されるケースが多くなっています。外耳炎は早く見つけてきっちりと治すのが重要です。少しでも症状が見られたら、ぜひ早めに受診をしてください。

羽山 庸道 院長 & 羽山 靖子 副院長
愛宕山動物病院
羽山 庸道 院長 & 羽山 靖子 副院長
上尾市/愛宕/上尾駅
●犬 ●猫 ●ハムスター ●ウサギ
  • 犬の外耳炎

犬の外耳炎は早期発見と適切な治療が大切

犬の外耳炎は、アレルギーや脂漏症(あぶら症)などの体質や耳道の構造が大きく影響します。犬種によって頭蓋骨の形が違うので外耳道の形も様々です。フレンチブルドック、パグ、キャバリアなどの犬種は耳道の奥が狭いことが多く、耳垢や毛がすぐに詰まってしまい、外耳炎が慢性化します。犬は外耳炎を繰り返すと中耳炎になることがあるため、外耳炎の段階ですぐに治してあげることが大切です。
外耳炎を発症している場合は、足で耳をかく、頭をふる、壁にこするという行動が見られます。耳介や耳道の入り口が赤く腫れる、耳垢が多くみられる、臭いが出ることもあります。治療としては、耳道をきれいに洗浄し、適切な抗菌薬や抗炎症薬を使用します。内視鏡を使った治療を行う行うことで外耳炎を早く治すことができます。
家で行う耳のケアは、1週間に1回ほどイヤークリーナーを使って耳を優しく拭いてあげましょう。ただし、毎日掃除をする、綿棒を使う、耳道に液体を入れてマッサージをすることなどは炎症を起こす可能性があるため控えましょう。指が届く範囲で優しく拭き、もし耳垢が出ている場合は、病院で診察を受けてください。

岡田 かおり 院長
アニマルクリニックらぶ
岡田 かおり 院長
狭山市/柏原/新狭山駅
●犬 ●猫
  • 猫の甲状腺機能亢進症

早期発見が肝要。過剰な甲状腺ホルモンの分泌の抑制を

猫の甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンが過剰になって新陳代謝が活発になり過ぎる症状です。かんたんに言うとすごく元気が出てしまう病気で、高齢の猫に多く見られます。人間もそうですが、高齢になってからシャキシャキ動けて食欲もあるとつい嬉しくなってしまい、それが病気であることに気づけないことが多いです。代謝が活発になっているので、食べているのにどんどん消耗して痩せてしまう、落ち着きがなくなり攻撃的になるなどの特徴が見られます。動いていないのにホルモン的には全力疾走をしているような状態が続くので、心臓に負担がかかる、結果としてほかの病気を併発して余命を縮めてしまうことにも繋がります。猫の甲状腺機能亢進症の治療は、薬の服用で甲状腺ホルモンの分泌を抑制していく方法が一般的です。ただし予防法がないので、早期に発見することが肝要になります。診断はとても簡単で、甲状腺ホルモンを測ることで病気はすぐ発見できますので、猫が食べているのに痩せてしまう、落ち着きがなくなるなどの異変が見られた場合は、獣医師に相談し検査をすることをお勧めします。

吉池 正喜 院長
よしいけ動物病院
吉池 正喜 院長
横浜市神奈川区/三ツ沢下町/三ツ沢下町駅
●犬 ●猫
  • 犬・猫の椎間板ヘルニア

愛犬に気になる様子がみられたら早めの受診を

椎間板ヘルニアはぎっくり腰と同じように、ある日突然発症するのが特徴です。日常生活の中でどれだけ注意をしていても発症を完全に予防することはできません。特にミニチュアダックスフンドやトイプードルに代表される犬種は軟骨に異常を起こしやすいため、どうしても椎間板ヘルニアになりやすい傾向があります。

椎間板ヘルニアの症状は大きく5段階に分けられ、(1)痛みだけで神経検査では異常がない(2)ふらつきなど歩き方の異常や繰り返しの痛がる状態(3)後ろ足が立たなくなる(4)完全に歩けない。ただ、痛みの感覚はまだある状態(5)痛みの感覚がなくなる――の順に進行します。(1)の段階では保存療法といって、運動制限やお薬で改善することもありますが、これに対して(2)へと症状が進んでいくと画像検査(MRI)を行って、必要に応じて手術をするか、お薬で様子を見るのか、飼い主様のご意向を伺うこともあります。最近は医学が進歩して(5)の段階でもある程度までの手術での治療効果を期待できますが、状態が悪いほど治るまでの時間がかかることも事実です。また進行した椎間板ヘルニアのうち、数パーセントは数日以内に亡くなってしまう進行性脊髄軟化症(しんこうせいせきずいなんかしょう)という状態に陥ることもあるため注意が必要です。

椎間板ヘルニアは体の構造に問題があったり、日常生活で急な負荷がかかったりして発症するものですから、確実な予防方法はありません。飼い主様ができることとしては、後ろ足の毛をこまめにカットしてあげる(後ろ足の毛を伸ばさない)、こまめな爪切り、肛門腺をためないといったことのほか、ボール遊びや高低差がある段差のジャンプは控えたりしてあげましょう。

太田 茂雄 院長
おおた動物病院
太田 茂雄 院長
さいたま市大宮区/櫛引町/大宮駅
●犬 ●猫
  • 犬・猫の腎臓病

初期の腎臓病は食事・サプリでの対策が可能

腎臓病は犬や猫の死因の上位に入る病気ではあるものの、はっきりとした原因はまだ分かっていません。遺伝性のこともあれば、食生活が原因になることもあり、肉食のネコちゃんの場合は。長期にわたりたんぱく質を摂取し続けることが腎臓に負担をかけると考えられています。
そのため、若い年齢からの生活環境によっても、将来的な腎臓病の発症リスクを下げることは可能です。

腎臓には尿をつくる役割がありますから、何らかの障害があると「おしっこ」に異常がみられるようになります。とはいえ飼い主さんが尿を見ただけでは異常があるかどうかの判断が難しいため、すでに腎臓に軽く問題がある場合は2~3か月ごと、そうでなくても6か月ごとに定期的に検査を受けていただくことをおすすめしています。もちろん総合的に検査をしないと腎臓病の発見が遅れてしまう可能性もあるかとは思いますが、尿検査のみの検査でも腎臓の状態を把握するための手段としてはすごく良い検査だと考えています。1年に何回も定期的に身体全体の検査をするのは大変なことだと思いますので、毎回ではないにしてもそれを尿検査だけに置き換えることを考えた場合、負担が軽くなるのではないかと思います。

腎臓病はステージによって治療法が異なり、初期であれば食事内容を見直すだけでも腎臓の機能維持に役立ちます。最近は腎臓病の子のための食事やサプリメントなどさまざまなタイプがありますから、治療のハードルもそれほど高くないのではないでしょうか。

その子その子の生活スタイルに合わせて、一緒にご相談しましょう。

天野 祐太 院長
阿佐谷北動物病院
天野 祐太 院長
杉並区/天沼/阿佐ケ谷駅
●犬 ●猫 ●ウサギ ●フェレット ●ハムスター ●その他
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