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  • 開咬[オープンバイト]

大切なのは、開咬に到ってしまった原因を診査・診断で見極めること

開咬(オープンバイト)は、上下の歯がうまく噛み合わず、前歯のあたりに隙間が空いた状態を指します。この症状を診るときに、まず大切にしているのは「なぜ開咬になったのか」という原因の見極めです。たとえば、舌を前に出す癖があったり、口呼吸の習慣があったりすると、それが長年かけて歯並びに影響し、開咬につながっていきます。もしその癖が残ったまま矯正治療を行ったとしても、高確率で後戻りしてしまいますので、まずはその癖自体を改善する必要があります。
一方で、遺伝的な要因による開咬であれば、明確な習癖がなければ比較的後戻りしにくい傾向にあります。このように、原因によって治療計画はまったく異なりますので、初期の診査・診断が非常に重要になります。

開咬の矯正は、マウスピース型の矯正装置などで対応できる場合も多く、技術的には決して難しくありません。ただ、問題は治療後です。どれだけ時間や費用をかけて歯を整えても、数年後に元に戻ってしまっては意味がありません。
また、開咬を放置しておくと、前歯が噛み合わない分、奥歯に負担が集中し、奥歯が傷んでしまう原因になります。それが続けば、やがて顎関節にまで影響を及ぼし、痛みや違和感が出てくることもあります。そういった意味でも、開咬の治療には大きなメリットがありますが、やはり後戻りしやすいという点を踏まえて慎重に対応する必要があります。

矯正はゴールではなく、その先の人生にわたって歯を健康に保つための「始まり」だと思っています。100年時代を生きる私たちにとって、今整えた歯と一生付き合っていけるよう、遠回りでも確実な道を選んでいきたいと考えています。

山口 豊 院長
曙橋ファミリー歯科・矯正歯科
山口 豊 院長
新宿区/住吉町/曙橋駅
●歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科
  • 歯周病

歯周病検査や症状の悪化を抑えるための定期的な通院が大切

歯周病は、歯茎の部分に汚れが溜まっていることが一番の原因です。プラークや歯石が溜まり、歯茎に炎症を起こします。その炎症によって、歯の骨にまで影響が出てしまうことが歯周病です。症状として、最初に出血が見られます。細菌が入りこむと出血が起こり、その後痛みや腫れが出てくることが特徴的です。その歯茎の出血後では、歯周ポケットが徐々に深くなります。そして、骨が少しずつなくなり、最終的には歯がグラグラして抜けてしまうという症状が起きます。
全部の歯に症状が均一に進むより、部分的に進行することが多いです。もし、自分で判断できない場合は歯医者で診察を受けましょう。歯石になってしまうと自分で取ることはできません。歯石取りは歯医者で行ってもらい、歯周病検査で現状把握していきます。治療後は、定期的に3ヵ月~半年の健診、掃除が必要です。これは、国が推奨している期間です。歯周病は慢性的な疾患のため、完治させるのではなく、安定させることを目指します。症状が悪化しないように、定期的に管理を行い、コントロールすることが大切となるでしょう。

山本 太郎 院長
ゆうき総合歯科蕨クリニック
山本 太郎 院長
蕨市/北町/北戸田駅
●歯科 ●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科
  • 不正咬合

治療にまつわる負担の少ない「1期治療」から始めてほしい

現代人は小顔のために顎が細くなり、歯のサイズは大きくなる傾向にあります。特にお子さんの場合は、指しゃぶり・爪をかむ・口呼吸などの悪習慣によって顎が変形し、不正咬合を招くケースが少なくありません。また口呼吸が原因で鼻炎になったり、かぜなどの感染症にかかりやすかったりもします。

不正咬合に対する歯列矯正のうち学童期に行われるものを1期治療といい、この時期は顎の形を整えるなど健康的な土台作りを目指します。1期治療では、顎の拡大装置やプレオルゾ(機能的矯正装置:上下の顎間関係を調整する)などを使用することが一般的です。

1期治療で顎が健康な状態へと導いたら、2期治療ではワイヤーを使って歯を1本ずつ動かしていきます。このとき、いきなり2期治療から始めると健康な歯を抜歯しなければならないケースがあり、治療後の「後戻り」のリスクも高まります。このため不正咬合の治療に際しては、お子さんに時間的な余裕があり、身体的・精神的な負担の少ない1期治療からスタートしていただくとよいでしょう。

山﨑 晃彦院長
山﨑歯科医院
山﨑 晃彦院長
大田区/南馬込/西馬込駅
●矯正歯科 ●小児歯科 ●歯科 ●訪問歯科診療
  • 歯性上顎洞炎

片側だけ鼻が詰まる。奥歯の炎症は看過せずにすぐ治療を

歯を悪くした患者さんで、鼻の奥の副鼻腔に炎症を起こす蓄膿症になる方がいます。両側の場合は鼻が原因のことが多いのですが、片側の場合は歯に原因があることが実に5割程度あり得ます。あまり知られていないことですが、副鼻腔の中の上顎洞という部分が奥歯4本と近いところにあり、歯根に炎症が起きたまま放置していると鼻の片側だけ詰まることがあります。これが歯性上顎洞炎です。症状としては鼻づまりや、鼻水が喉を伝う後鼻漏(こうびろう)という症状があり、歯に原因がある場合は耳鼻咽喉科を受診してもなかなか完治しません。さらに重症化すれば鼻の内視鏡手術をしたり、問題の歯を抜いて詰まった鼻の自然孔をきれいに開いたりという外科的な治療が必要になります。歯性上顎洞炎の対処としては、原因となっている歯の治療をすることが先決です。予防するにも、日頃からむし歯にならないための歯磨きやメンテナンスが重要で、歯の痛みなど違和感があれば放置せずすぐに受診することが大切ですよ。

長谷川 義道 院長
AKuA Dental Clinic(アクアデンタルクリニック)
長谷川 義道 院長
港区/新橋/新橋駅
●歯科 ●歯科口腔外科
  • 埋伏歯

抜歯するか、抜かずに矯正するか。生えてこない歯は医師へ相談を

埋伏歯とは主に歯が正しい位置に生えてこずに骨の中に留まっている状態を指します。これは歯のできる元の部分、歯胚の位置が最初からおかしいという場合や、顎の骨が小さく成長してしまうことで歯胚が誤った方向にできあがってくることなどが原因です。これは生まれつきによるケースがほとんどです。または歯の周りに嚢胞という袋状の病変ができた場合、歯が生えてくることが邪魔されてしまうことも埋伏歯の理由のひとつです。埋伏歯は一般歯科や口腔外科では手術で摘出することが多いですが、矯正歯科はまず埋伏歯が正しい位置に生えてくるよう、その位置に隙間を作ります。それでも望ましい変化が見られない場合は、口腔外科で歯を露出させ正しい位置に引っ張り出すという治療があります。矯正歯科では歯を残すことに重点を置きますが、矯正治療は長い期間を費やすことにもなります。その間に埋伏歯が誤った方向へ生えていってしまい、周りの歯に悪影響を及ぼすこともあるので、早く処置をしたほうがよいという場合もあります。歯を残すか、抜いたほうがよいかの判断は患者さんでは難しいものですから、ある程度の年齢になっても生えてこない歯がある場合は、一度歯科医師にご相談ください。

廣瀬 健 院長
にこっと矯正歯科
廣瀬 健 院長
川口市/戸塚/東川口駅
●矯正歯科
  • 歯根膜炎

歯根膜炎とは、歯の“捻挫”

歯根膜は歯の根元と歯槽骨とを結びつけている組織で、歯周靭帯とも言われています。ここに炎症が起こった時に歯根膜炎という診断が付けられます。
症状としては、噛んだ時に痛い、というものが顕著なもので、要因として外的な力が加わるもの、細菌性のもの、薬剤によるものに分けられます。外的な力とは、例えば歯ぎしりや固いものを噛んだ際に歯根膜が損傷することによって生ずるものです。細菌性とは、菌が神経の中に侵食し、歯根膜に達すると噛んだ際に痛みを感じるようになります。細菌性の場合、根管治療を行うことで自然と歯根膜炎の症状も消えていくことになります。化学的な薬剤によるものとは、根管治療の際に入れたお薬が外に出てきてしまった場合に起こりうるものです。こちらについては治りにくいケースがありますので、詳細に診ていく必要があります。
イメージとしては、捻挫を想像されるとわかりやすいかもしれません。捻挫は、靭帯に力が加わり、靭帯の組織が損傷することで起こる現象です。捻挫は日に日に改善していきますよね。歯根膜炎も同様で傷ついた歯周靭帯は安静に保つことで自然と治っていきます。ただし、噛み合わせなどの不具合があり、歯周靭帯を損傷する要因が残っていると回復には時間がかかります。

中野 昌則 院長 & 中野 陽平 副院長
なかの歯科
中野 昌則 院長 & 中野 陽平 副院長
川崎市川崎区/東田町/川崎駅
●歯科 ●歯科口腔外科
  • 顎変形症

歯を痛める原因にもなり得る。矯正と外科手術を併用して治療を

顎変形症は骨格の異常で、上下のあごのどちらかが著しく前に出たり曲がったりして変形している状態を指します。下顎の前歯が上顎の前歯より著しく前に出てしまったり、またはその逆で下顎が小さく上顎の前歯が大きく前にでてしまったり、あとは上顎もしくは下顎が横に大きくずれて歪んだ状態になっていたりなど状態も様々です。顎変形症の原因は遺伝の要素も強く、生まれつきのものや、成長期の骨格形成により症状が顕著になってくるものもあります。顎変形症の対処としては、矯正治療だけでは治せないので、手術を併用して治療をする必要があります。矯正治療は歯に対して行うもので、骨の範囲を超えてまで動かすことはできません。顎変形症は不正咬合も伴い、放置していると食事や会話にも支障をきたすだけでなく、一部の歯に大きな負担がかかることで歯を痛めやすくなることがあります。顎変形症と診断された場合、健康保険が適用されるケースが多いので、症状が見られる場合は一度矯正歯科を受診し相談することをお勧めします。

小海 暁 院長
大宮こかい矯正歯科
小海 暁 院長
さいたま市大宮区/仲町/大宮駅
●矯正歯科
  • 歯周病

定期的なメンテナンスで予防を。痛みには内科治療薬の服用もあり

歯周病は 口内の細菌によって引き起こされる炎症性疾患です。特定の細菌によるもので、歯磨きをしていても磨き方次第では歯周病になってしまうこともあり得ます 。無症状に進行していくことが多いですが、歯茎からの出血や歯茎の痛みで歯科医院を受診される方もいます。放置してしまうと、歯がグラグラとして最終的には骨が溶けて歯が抜けてしまうこともあります。歯周病 の治療は、原 因となる歯の汚れである歯垢や歯石の除去をしていくことが基本となります。歯周病が進行して重度の方は歯周内科治療を併用することもあります。薬で口内の細菌を減らしてから歯科衛生士によるクリーニングを行 い、 その後もメンテナンスを継続していくことが大切です。歯周病を予防するためには、やはり定期的な検診の受診と毎日の歯磨きが望ましいです。歯磨きを徹底することはもちろんなのですが 、患者さんが毎 日しっかり歯磨きをしていて も、どうしても磨き残しはあるものです。磨き残しをなくすため、磨く順序なども含め歯科医師及び優秀な歯科衛生士が歯ブラシの当て方なども指算しますよ。

前川 崇嗣 院長
錦糸町マルエツMiniデンタルクリニック
前川 崇嗣 院長
墨田区/太平/錦糸町駅
●歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科 ●訪問歯科診療
  • むし歯[う蝕・カリエス]

子どものむし歯は食後の歯磨きを習慣化し、月に一度クリーニングを

むし歯とは口内の細菌による感染症です。もともと口内には虫歯を作る菌がいて、これをゼロにするのは事実上不可能です。しかしゼロにできなくとも、むし歯菌は減らすことはできます。むし歯菌の餌になる糖分をできるだけ歯に残さないこと、歯を強くすることが大事です。それにはやはり、しっかりと歯磨きをすることが何より大切です。しかし小さなお子さんが自分でやるとどうしても磨き残しがあり、かといって親御さんが毎日歯を磨いてあげるのも難しいものです。ご家庭では「食事の後は歯磨きをするんだよ」というしつけからスタートして習慣化していくこと。磨き残しに関しては、月に一度クリニックで徹底したクリーニングをしていただければ基本的にむし歯はそれで防げます。歯を強くすることに関しては、予防歯科でフッ素を塗布してもらうことや、ご家庭でフッ素のジェル薬品を使っていただくことも十分効果があります。甘いものを食べるのは全くだめというわけではないです。例えば夜寝る前に食べて、そのまま歯磨きをせずに寝てしまうのは寝ている間に菌が増えてるのが問題になる訳です。なので甘いものを楽しんだあとは歯を磨く、これを習慣化することが肝要です。

村田 和久 院長
ゆずり葉歯科
村田 和久 院長
桶川市/下日出谷/桶川駅
●歯科 ●小児歯科 ●矯正歯科 ●歯科口腔外科
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