守下 建 院長
TAKERU MORISHITA
CTや腹腔鏡をはじめとした充実の設備をいかして高度な獣医療を提供。思いやり、オーナー様に寄り添ったコミュニケーションを大切に、心からご満足いただける診療を
麻布大学獣医学部獣医学科卒業。八王子のみなみ野動物病院で1次診療を学び経験するとともに、麻布大学附属動物病院をはじめ、首都圏各地の2次診療施設で経験を積み、『船橋どうぶつ病院』を開設。開院した現在も、日本大学生物資源学部獣医学科獣医外科学研究室やKyotoAR動物高度医療センター神経科にて、研修を継続中。

守下 建 院長
船橋どうぶつ病院
- ●犬
- ●猫
画像診断と腫瘍の診療を中心に、幅広く経験を積む

子どもの頃にうさぎや鳥を飼っていて、母や姉と一緒に“うさんぽ(うさぎのお散歩)”に出かけることもありました。自分の手でエサをあげたり、胴輪をつけたうさぎと一緒に歩いたりした幸せな時間が、今につながる原点だったように思います。学校に通うようになると飼育委員としてうさぎや亀のお世話をしたり、生物の勉強が大好きになったり……。やがて進路を決める時期になり、動物に関連した職業として“獣医師”があることを知り獣医学部に進学することが目標になりました。
自分の病院を開くことは、大学生だった頃から決めていたことでした。将来的な開業を見据えて犬・猫の病気やけがを幅広く診られるよう研鑽する一方、外科、内科、画像診断や腫瘍(がん)の診療に対する専門的な知識を身につけるために努力を重ねました。母校の大学病院や2次診療施設などで経験を積み、『船橋どうぶつ病院』を開設したのは2014年3月です。
CTをはじめとした充実の設備を備え、高度な獣医療を提供する

当院では犬と猫を専門に、日常的な病気やけがの診療から専門的な検査や治療まで幅広く対応しています。地域の“かかりつけ動物病院”としての役割(1次診療)を担う一方で、大学病院や2次診療施設が行う高度な獣医療も行える点に強みがあります。レントゲン検査に比べ多くの情報を得られるCT装置、消化器内視鏡、耳や膀胱、鼻腔内を観察し組織生検を実施できる硬性鏡、低侵襲手術を可能とする腹腔鏡を導入している動物病院は珍しいため、近隣の動物病院から患者様をご紹介いただくことも少なくありません。
CT検査はレントゲンや超音波検査に比べ、より詳細に腫瘍発生部位や浸潤性、転移所見の有無の評価に有用な検査となります。私は獣医腫瘍科認定医Ⅱ種(日本獣医がん学会)や世界で認定されているISVPS外科認定医という資格を持っており、様々な腫瘍疾患に対応しております。更に月2日、腫瘍科を専門とする先生や難易度の高い外科手術が必要な際に、大学病院で執刀されている先生を招き、幅広い外科手術や抗がん剤によるがん治療を行っております。がんの診療は設備の整った大学病院や2次診療施設で行われることも多いですが、地域の中で身近な当院で治療が完結するのであれば、動物たちやオーナー様の負担軽減につながるのではないでしょうか。当院では、腫瘍科以外にも外部より眼科、循環器科、整形外科といった各分野の専門獣医師を招き、専門外来診療(完全予約制)を行なっております。ホームドクターの先生より「大学病院や2次診療施設を受診してください」と言われた場合なども、ぜひ一度当院へご相談頂ければと思います。
動物たちとご家族に寄り添うかかりつけ医として

高度な専門医療を提供する2次診療施設のような役割を担う一方で、混合ワクチン、狂犬病、フィラリアやノミ、ダニに対する予防医療や病気の早期発見を目的とした健康診断、日常的な病気やけがなどの1次診療にも幅広く対応しています。わんちゃんに多くみられるアレルギー性皮膚炎や外耳炎などの皮膚疾患、猫風邪といわれる鼻水やくしゃみなどの症状のほか、嘔吐、下痢、充血や目やになど、気になる症状がみられましたら遠慮なくご相談いただきたいと思います。
コミュニケーションを大切に、心からご満足いただける診療を
私たちが目指すのは、オーナー様が信頼や安心して治療やケアを任せて頂き「ここに来てよかった」と思っていただける獣医療を提供することです。私を含めてスタッフ全員がコミュニケーションを大切にし、常に感謝と思いやりの気持ちを忘れずに日々の診療にあたっています。検査や治療方針を決める際もいくつかの選択肢をご提示し、オーナー様のご意向を踏まえつつ、ご家庭にとって一番いい治療を提供したいと考えています。
地域の中で質の高い獣医療を提供することに加えて、ペットホテルや高齢の子、病気の子を対象にしたシャンプーなどのメディカルトリミングといったサービス面も充実させています。看護師が中心になってオーナー様向けのイベントなども企画・開催しておりますので、ぜひご参加いただきたいと思います。一方私は千葉県獣医師会、京葉地域獣医師会の一員として地域の小学校を訪問し、うさぎや亀の飼育指導を行ったり、市で行われる狂犬病予防集合注射に参加したり、船橋市の飼い主のいない猫の不妊事業に参加しております。こうした活動を通して、微力ながら地域貢献となり、小学生たちが獣医師という職業に興味を持って貰い、獣医療を担う人材が育ってくれたらうれしいなと思います。
これから受診される飼い主さんへ
予防医療や日常的な病気やけがなど幅広く診療を行いながら、大学病院や2次診療施設が行う高度な獣医療も行なっていることが当院の特徴です。レントゲン、超音波、内視鏡、CT、硬性鏡や腹腔鏡をはじめとする充実した医療設備をいかして、動物たちやご家族にとって一番いい治療ができるよう力を尽くしています。大切なご家族の一員に気になる様子が見られたときに受診していただくのはもちろん、遠方の2次診療施設に足を運ぶことが難しい場合なども是非一度ご相談下さい。オーナー様が皆高度医療を希望される訳ではなく、考え方は様々です。当院は、オーナー様のご意向に寄り添って診療を行なっておりますので、是非気兼ね無く何でもご相談いただければと思います。
※上記記事は2024年11月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
守下 建 院長 MEMO
- 出身地:千葉県千葉市
- 出身大学:麻布大学獣医学部獣医学科
- 趣味:温泉、サウナ
- 好きな作品:『サ道』(漫画原作の作品、Netflixでドラマを視聴しています)
- 好きな場所:THERMAL SPA S.WAVE (大磯プリンスホテル内)
- 座右の銘:「継続は力なり」
守下 建 院長から聞いた
『犬の僧帽弁閉鎖不全症』
高齢犬に多くみられる僧帽弁閉鎖不全症は「聴診」での診断が可能
僧帽弁閉鎖不全症は高齢犬に多くみられ、病気の進行度合(ステージ)に即した治療法が確立されています。AからDに分けられたステージのうち、ステージB2以降になると強心剤などによる治療が行われることが一般的です。
僧帽弁閉鎖不全症は心臓の弁の異常であるため、外側から見ただけでは病気に気付くことはできません。しかし、聴診器を当ててみれば血液が逆流する雑音を確認でき、病気を見つけることが可能です。飼い主さんにはぜひ、定期的な健康診断や予防接種を心がけ、病気の早期発見につなげていただきたいと思います。
グラフで見る『守下 建 院長』のタイプ
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先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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