小野 恵太 院長
KEITA ONO
西洋医学+αの治療を通して、動物たちの「その子らしい」暮らしをサポート
酪農学園大学卒業。県内の動物病院で経験を積み、『幕張どうぶつ病院』を開設。
小野 恵太 院長
幕張どうぶつ病院
千葉市花見川区/幕張町/幕張駅
- ●犬
- ●猫
- ●ハムスター
- ●ウサギ
少年時代からの思いを叶えて獣医師に
子どもの頃から動物が好きで、犬を飼いたくて仕方ありませんでした。両親に反対されて自宅で犬を飼うことは許されませんでしたが、学校の卒業文集に「ムツゴロウ王国で働く」と書いたことを覚えています(笑)。将来は動物に関わる仕事をしたい……と考えを巡らせるなかで獣医師の仕事を知り、高校卒業後は北海道にある酪農学園大学に進みました。親は「息子が獣医になろうとしているのに犬が苦手なんて言ってられない」とパグを飼い始め、今では大の犬好きになりました(笑)。
大学では外科教室に籍を置き、眼科を中心に整形外科や麻酔を専門的に学びました。地元の千葉に戻ってからは館山市にある動物病院で3年間経験を積み、『幕張どうぶつ病院』を開いたのは2004年の秋でした。
西洋医学+αの選択肢を充実させたい
当院では犬・猫を中心に診療を行い、動物たちと飼い主さんの幸せな暮らしを見守っています。診療面の特徴としては、西洋医学と補完代替医療などを融合した「統合医療」を行っていることが挙げられるでしょうか。ガイドラインに沿った標準治療では手の届かない病状に対して、オゾン療法や高濃度ビタミンC点滴療法(マイヤーズカクテル点滴療法)、丸山ワクチンなどによる支持療法および緩和治療をご提案できることが強みです。
標準治療を基本としつつ、プラスαの治療をご用意しているのは、動物たちの生活の質(QOL)を上げるための取り組みです。慢性疾患と呼ばれる病気の多くは、症状を上手にコントロールしながら長く付き合っていく必要があるため、ご自宅で過ごす時間を少しでも快適にしてあげたいというのが私の思いです。
動物たちの「その子らしい」暮らしをサポート
統合医療を行うようになったのは、悪性リンパ腫を患う愛犬の治療に訪れた飼い主さんの声がきっかけでした。化学療法の副作用に苦しむ愛犬を前に「ほかに何か副作用の少ない方法はないですか?」とご相談いただき、いろいろな文献をあたって「化学療法の副作用を減らしたり、癌と共存できるための治療はないか……」と調べたのです。動物たちの治療をする傍ら勉強会やセミナーなどに出席して、「プラスα」の選択肢を増やすべく取り組んできました。
当院が取り入れているオゾン療法、高濃度ビタミンC点滴療法(マイヤーズカクテル点滴療法)、漢方療法、丸山ワクチンなどは近年、大学附属の動物病院などでも行われるようになり、エビデンス(医学的根拠)の確立に向けてデータが蓄積されつつあります。当院でも安全性が担保され、少しでも治療効果を期待できる治療があれば積極的に取り入れるようにしており、動物たちが最期のときまで「その子らしい」生活を送れるようにサポートしています。
飼い主さんとのコミュニケーションを大切に
動物たちは人間の言葉を話せませんので、その子が日頃どのように過ごし、どんな性格なのかといったことを飼い主さんからお聞きしなければなりません。また、大切な家族にどのような治療を望まれるのかなど、治療法を決定する権利は飼い主さんにあります。飼い主さんはそれぞれにお考えがあると思いますので、みなさんとしっかりコミュニケーションを取り、そのご家庭にとって一番いい治療を行うようにしています。
「最先端の治療を受けさせたい」「苦しむことなく最期を迎えさせたい」など、飼い主さんのご意向を尊重しつつ、動物たちの性格や飼い主さんの生活スタイルに合わせて治療法を決定するのが当院のスタイルです。当院が「予約制」で診療しているのは、飼い主さんとゆっくりお話するためでもあるのです。病気のことやお薬の副作用などをしっかりご理解いただけるよう分かりやすい説明を心がけると同時に、同じ内容をプリントしたものをお渡しして、ご自宅でも振り返っていただけるようにしています。
これから受診される飼い主さんへ
「手を抜いては駄目だと考え過ぎないで、肩の力は抜いて看護してあげてくださいね」――これは私が飼い主さんによくお伝えする言葉です。家族の一員である犬や猫が病気になると、飼い主さんは心配でたまらなくなって頑張り過ぎてしまうような気がします。動物の性格を一番理解しているのは飼い主さん家族であるため、入院・通院・投薬・食餌など、動物がどこまで受け入れることができそうか、どこまで家族が協力して看護して上げれるかどうかを一緒に考えながら治療方針を決めています。病状の進行と経過とともに最初に決断した選択肢で良かったのか迷ってしまう場合や、現在の治療や処置に対して動物が抵抗するため、飼い主さん家族や看護されている側の動物がストレスになっている場合は、いつでも治療・看護の内容を変えても良いのです。
病気に対して一番効果のある治療は標準治療ですが、副作用やストレスを伴うものもあります。「ほかに手立てがない」と言われてしまうと、見放されたように感じるかもしれませんが、当院に相談していただければ動物のQOLを維持/向上させるために何らかの解決策をご提案できる可能性があります。動物たちの生活の質を維持しつつ、その子らしく過ごせる方法を見つけられるかもしれませんので、あきらめずにご相談いただければと思います。
※上記記事は2024年4月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
小野 恵太 院長 MEMO
- 出身地:千葉県
- 趣味・特技:ドライブ、筋トレ、定食屋巡り
- 好きな映画:『グレイテスト・ショーマン』
- 好きなアーティスト:Pay money To my Pain
- 好きな場所:秋保大滝「各地の滝をめぐるのが好きです」
グラフで見る『小野 恵太 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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小野 恵太 院長
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