高橋 英雄 院長
HIDEO TAKAHASHI
家族としての動物たちの健康を考え、適切なアドバイスを
酪農学園大学卒業。千葉県農業協同組合連合会に入職後、シリアに青年海外協力隊として派遣。1989年に『エイ・ランドおゆみ野動物病院』をオープン(JR外房線「鎌取駅」より徒歩5分)。千葉大学医学部大学院 修了。医学博士。

高橋 英雄 院長
エイ.ランドおゆみ野動物病院
千葉市緑区/おゆみ野/鎌取駅
- ●犬
- ●猫
- ●鳥
- ●ウサギ
- ●ハムスター
- ●フェレット
- ●は虫類
獣医師として海外で働いたことが出発点

動物が好きでしたから、小学生の時より動物に関わる仕事がしたいと思っていましたし、中学生になる頃には獣医師として海外で働くことを夢見ていました。大学に進んで青年海外協力隊の存在を知ってからは、大動物(産業動物)を診れるスキルが必要と考え、卒業後は千葉県の農業協同組合連合会に籍を置き、乳牛に携わる仕事に就きました。その経験を経て、青年海外協力隊としてシリアに赴いたのです。私は現在も獣医師として海外でのボランティア活動に関わっていますが、シリアに滞在していた時期に自分の力ですべてを成し遂げる必要性を感じ、その基盤となるべく始めたのが『エイ.ランドおゆみ野動物病院』だったのです。それが1989年のことですから、早いものでもう35、6年が経ったことになります。おゆみ野は“新しい街”でしたから、当時の世帯数は200かそこらだったでしょうか。ここもコスモス畑だったのですが、当時と比べると一変しましたよね。
病気にさせないことが最も大きな仕事

私は初めから小動物の臨床に携わってきたのではなく、大動物から入ったという経緯があります。乳牛というのは、病気になるとミルクが絞れませんし、下手に治療をしてしまうと今度は出荷ができなくなりますので、病気にさせない、ということが獣医師の大きな仕事になります。もちろん病気になれば一生懸命治すわけですけども、基本的には病気にさせないということが前提となるのです。それは、犬や猫などの小動物を診るようになってからも変わりません。フィラリアの予防等、ワクチンの接種は当然のことですが、それを除外しても病気になってしまいます。しかし、その病気の多くが、飼い主さんのちょっとした“勘違い”であることが多いのです。
適切な動物との暮らしが、幸せな暮らしを生む

皆さん、愛情をかけたくて仕方がないわけです。それは良いことなのですけども、その愛情のかけ方が“勘違い”に伴うものになると、防げる病気も防げないということになります。一例をあげましょう。当院ではワンちゃんの散歩を彼らの「仕事の場」と捉えています。仕事ですから、散歩中は飼い主さんの安全に一生懸命気を使うことになります。ところが、一般に散歩となると、ワンちゃんに引っ張られてあっちこっちに行っちゃうというのが普通ですね。そうなると、所構わず匂いを嗅ぎ、いろんなものをなめてしまったり、あるいは口にしたりで、それで病気になってしまうことがあります。さらにそれを繰り返していると、縄張り意識ばかり強くなってしまいますから、家に帰れば今度は番犬の仕事をしてしまうわけです。番犬というのは、過酷な仕事です。家にいても常に緊張を強いられることなりますからね。散歩が仕事という意識があると、散歩中はリードを持っている飼い主さんに一生懸命気を使う代わりに、家に帰れば仕事がオフになり、のんびりと過ごせるようになります。
飼い主さんによくお話するのですが、せっかく何かの縁で家族になられたわけですから、どんなに愛情をかけても、甘やかしても行き過ぎということはない、ということ。でも、その愛情のかけ方が違う方向に向かうと、動物にとっても飼い主さんにとっても不幸なことになるのです。元来、犬は人間と共存することを幸せに感じる動物ですから、正しいやり方で愛情をかけてあげれば、多くの幸せを返してくれるようになります。
当院はリピーターの方が非常に多いのが特徴です。開院から35、6年ということになりますから、ワンちゃんも4、5代目、ということも珍しくありません。最後まで幸せに暮らしていけるからこそ、別れもことさら辛いものにならず、「またワンちゃんと一緒の暮らしを」と多くの方に感じていただけているからなんだと思います。
豊富な選択肢から、様々な負担に考慮した治療を提供
意識が変わったとしても、起こる病気はもちろん起こります。それに対して、当院では皮膚科、歯科、眼科を含め、あらゆる病気の診療を行っています。外科手術に関しても、頭(脳)と心臓以外はすべてここで完結できる体制が整っており、エコーやCTをはじめとし、現在の獣医療に必要な設備も備わっています。
昨今はそれに加え、免疫療法も導入しています。免疫療法とは、ペット自身の血液からリンパ球を採取し、それを自院の培養室で育て、体内に再び戻すものです。自身の細胞を利用するものですから、副作用等の心配もなく、高齢で手術が難しい場合や、抗がん剤の使用を躊躇される場合でも、痛みの緩和治療が可能となっています。
こうした複数の選択肢から、その子にとって最も良い選択肢を飼い主さんに提示していくことになります。
これから受診される飼い主さんへ
当院では患者さんに限り、トリミングやお預かりも行っています。これはニーズに応えるという意味もありますが、予防獣医学的な観点から行っていることでもあります。1ヶ月、2ヶ月ごとにトリミングに来ると、毎日見ている飼い主さんが気づかない変化にトリマーは気付きやすいということがあります。実際、トリマーがおかしいと感じ、病気の早期発見につながったことも多くあります。トリミングやお預かりのもう一つのメリットが病院に慣れてもらう、ということです。いざ病気が発症した時、病院に来れなくて治療が受けられない、となると手の打ちようがありませんが、何もない時に来てもらっていると、動物は慣れてくれますよね。病院名にある「エイ.ランド」は、アニマルのA(エイ)、アメニティのA(エイ)、元気を出す「えいえいおー」のエイなど、みんなが集まれる場所でありたいとの希望を託して名付けたものです。調子が悪い時はもちろんのこと、気軽に立ち寄っていただき、動物たちと一緒にここで遊んでいってもらえればうれしく思います。
※上記記事は2025年2月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
高橋 英雄 院長 MEMO
- 出身地:千葉県
- 出身大学:酪農学園大学
- 趣味・特技:マリンスポーツ、車
- 好きなこと:ボランティア活動
- 好きな場所・観光地:沖縄、長野、北海道
- 座右の銘:「温故知新」
グラフで見る『高橋 英雄 院長』のタイプ
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どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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