栗林 大幸 院長
HIROYUKI KURIBAYASHI
この病院は安心して任せられる。ペットのことなら何でも相談いただける、専門性と総合力に基づいた最善の医療の提供を目指して。
麻布大学獣医学部 卒業。セキ動物病院に勤務。2021年4月に松戸市にて『ダイム動物病院』を開院(京成電鉄松戸線「上本郷駅」より徒歩7分)。

栗林 大幸 院長
ダイム動物病院
松戸市/南花島/上本郷駅
- ●犬
- ●猫
「動物が好き」その気持ちが出発点でした

実家では犬を飼っていました。誰かに勧められたわけではありませんが、その存在が自然と私の進路を形作っていたように思います。中学生の頃にはすでに「将来は動物に関わる仕事に就きたい」と話していました。他の職業に目を向けることもなく、動物に関わる仕事が自分にとっての自然な選択だと思っていました。 麻布大学卒業後は我孫子市にあるセキ動物病院に就職しました。そちらは地域の獣医療の中核を担う病院で、新卒から約10年間お世話になりました。一次診療を基盤としつつ、より高度な症例や手術も経験できたことで、今の診療スタイルが形づくられたと感じています。 2021年4月、私の地元である松戸市に「ダイム動物病院」を開院いたしました。これまでの経験を活かし、この地で、「ダイム」に込めた病院理念である、大切な動物たちと飼い主様が最良の選択をするための道を拓き、その歩みを「アシスト」する存在として、確かな獣医療で後押ししていきたいという思いが、開業へと繋がりました。
「総合診療」として、オール80点以上を目指す

専門分野を持ちながらも、あくまで「総合診療」としての姿勢を大切にしています。腫瘍内科に強みがある一方、内科・外科・皮膚・循環器・消化器・整形外科、等々、幅広い領域に対応しています。 私の理想は「オール80点以上を目指す獣医療であること」です。そのため、目の前の症状や情報から可能性のある疾患を網羅的に検討し、論理的に鑑別診断を進める「論理的思考」は特に重要視しています。同時に、各分野における知識と技術の研鑽にも常に力を入れ、専門に特化すれば深さは出ますが、一次診療の現場では、複雑な症例に対しても多角的な視点からアプローチし、適切な診断に導くことが重要と考えています。もちろん限界がある分野や、専門領域の方が適している症例もありますが、必要に応じてCTやMRIなどの高度な画像検査や、専門医との連携も積極的に行い、最善の道筋を探ります。 この論理的かつ多角的なアプローチこそが、飼い主様へ提示する治療選択肢の質を高める基盤となります。
また当院ではエキゾチックアニマル(フェレット、ウサギ、小型哺乳類、小型鳥類など)の診療も行っております。専門性の高い分野ではありますが、一次診療施設として、適切な診断を行い、必要であれば専門施設へご紹介するなど、その動物にとって最善の治療が行えるよう配慮します。
「インフォームドチョイス」を基本とし、飼い主様と動物に寄り添う診療を目指して

診療において一番大切にしているのは、「飼い主様とよく話すこと」です。私たちは、先の段落で述べたような論理的な診断アプローチに基づき、その子にとっての最善を追求した治療の選択肢を複数導き出します。獣医師として医学的にベストな治療を考えるのは当然のことですが、 それをそのまま一方的に押しつけるのではなく、動物の性格、通院の負担、経済的な事情なども含めて、飼い主様が現実的に実行でき、納得できる選択肢として提示するよう心がけています。 そういった対話を通して導き出される治療方針を、「インフォームドチョイス」と呼びます。話のできない動物たちの治療は、最終的に選ぶのは飼い主様ですが、その決断をしっかり支えるのが、私たち獣医療者の役目です。言葉を尽くし、その子その子に最もふさわしい形を飼い主様と一緒に考えていきます。
腫瘍科の認定医としてがん治療にも注力
当院では腫瘍診療にも力を入れており、腫瘍科認定医の資格を取得しています。がんは今や犬や猫の主要な死因の一つとなっており、その数は増加しています。特に腫瘍内科、すなわち抗がん剤による治療は、比較的頻度の高いものとなってきています。その抗がん剤については、認定医としてより幅の広い選択肢を用意出来るものと自負しています。 がん治療においても、飼い主様とじっくり相談しながら治療方針を決めていくスタイルに変わりはありません。特に抗がん剤に対する不安を抱える飼い主様も多いため、副作用の説明や治療目的の共有をしっかり行い、納得してもらった上で進めていくことを徹底しています。
これから受診される飼い主様へ
「ダイム」に込めた病院理念は、大切な動物たちと飼い主様が最良の選択をするための道を拓き、その歩みを「アシスト」することです。この理念のもと、私たちはどんなことでも気軽に相談でき、いつも身近に感じていただける「かかりつけ動物病院」であることを目指して、日々努めています。 ペットのことで少しでも不安に感じた時に、すぐに頼れる存在として、お声がけいただける距離感を大切にしたいと考えています。
夜間や診療時間外であっても、お電話にて対応する形をとっており、飼い主様の不安な気持ちを少しでも解消できるよう努めてまいります。
これからも、確かな獣医療で大切なご家族である動物たちの健康と安心を全力で守り、飼い主様にとって最も頼れるパートナーとして、歩み続けていきたいと願っています。どんな小さなことでも、どうぞお気軽にご相談ください。
※上記記事は2025年6月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
栗林 大幸 院長 MEMO
- 出身地:千葉県松戸市
- 出身大学:麻布大学
- 趣味:バスケットボール
栗林 大幸 院長から聞いた
『猫の肥満細胞腫』
猫では比較的よくみられる腫瘍
皮膚にできた肥満細胞腫は、小さなしこりや腫れとして現れます。触るとぷにぷにしていたり、赤くなったり、かゆみや出血を伴いますが、見た目では他の腫瘍と区別はできません。内臓型は外からは見えないため、元気がなくなったり、食欲が落ちる、嘔吐や下痢が続くなどの症状が出て気づくことが多いです。
細胞を採って顕微鏡で調べる「細胞診」や、内臓に腫瘍がある可能性がある場合は、レントゲンや超音波などの画像検査を用いたり、組織を一部切り取って調べる「生検」を行い、診断していきます。、
治療方法は腫瘍の場所や進行度によって異なります。皮膚に限られている場合は、外科手術で切除できることが多いですが、内臓型や、腫瘍が全身に広がっている場合には、抗がん剤治療が検討されます。予後(回復の見込み)は腫瘍のタイプや治療のタイミングによって変わりますが、早期に発見できれば良い結果につながる可能性もありますので、少しでも気になる変化があったら、すぐに動物病院に相談することが大切です。
グラフで見る『栗林 大幸 院長』のタイプ
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穏やかで明るく話しやすい先生 | ![]() |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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