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有馬 秀明 院長

HIDEAKI ARIMA

1963年に先代が開業。「正確な診断」と「迅速・的確な治療」をモットーに「町医者」として地域に根ざした医療を

日本医科大学卒業。千葉大学医学部第2外科(磯野外科)にて研修。2017年より『有馬外科胃腸科』院長に就任(JR「西千葉駅」より徒歩3分)。日本消化器内視鏡学会賞受賞。

有馬 秀明 院長

有馬 秀明 院長

有馬外科胃腸科

千葉市中央区/春日/西千葉駅

  • ●内視鏡内科
  • ●消化器内科
  • ●外科
  • ●内科
  • ●整形外科
  • ●皮膚科

父の後を受け継ぎ、街の頼れるお医者さんに

有馬 秀明 院長

 『有馬外科胃腸科』は昭和38年(1963年)に私の父が開業した診療所です。当初は有床の診療所としてスタートし、手術も多く手がけていました。その父の姿を見て育ったこともあって、誰に言われるまでもなくこの道を志すようになったのです。
 日本医科大学卒業後は千葉大学の第2外科に籍を置き、主に消化器外科医として研鑽を積んできました。父と同じ道、同じ医局を選んだわけですが、消化器の場合、手術前後の全身管理を担う必要もあり、いずれ父の診療所を継ぐ身として得るものが大きいと考えての選択でした。
 2002年より当院の専任となり、2017年より院長職を引き継ぎました。父の代より通ってこられている患者さんも多く、ありがたいことであり、多くの方に頼っていただいていることを「町医者」として誇りに思います。

「町医者」としての役割もしっかり果たしていきたい

有馬 秀明 院長

 外来ではお腹の様々なお悩みを中心として、あらゆるご相談を承っています。また当院は千葉市の検診機関となっており、肺がん検診に加え、マンモグラフィによる乳がん検診等も受け付けています。大学病院勤務時代は消化器外科が主ではありましたが、乳腺外科も担当していました。検診はその知見を生かす形で始めたもので、こちらではマンモグラフィに加え、超音波での乳がん検診も実施していますので、ご自身で異変を感じられることがあればお気軽にご相談ください。

 「町医者」として、全身のあらゆる悩みを診察していきたいという思いがあります。診断の結果、より専門的で高度な医療が必要と判断した場合には専門の先生をご紹介しており、言わば医療の窓口としての役割も果たせていければと考えております。
 私の専門である食道や胃、大腸のみならず、高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病も含め、症状だけをお聞きするのでは十分とは言えず、その背景を伺うことが大切と考えています。例えば便秘にしても、夜更かしをされていたり、食生活が偏っていることが多々見受けられます。「ストレス」というと簡単な言葉ですが、悩み事を多く抱えていたり、そういったことが症状の改善の妨げになっていることも多いのです。患者さんが話しやすい環境を整え、様々な可能性を考慮し、改善に向かっていけるようにと心がけています。

正確な診断を重視した内視鏡検査

有馬 秀明 院長

 内視鏡検査は原則として予約制となっていますが、できる限りお待たせしないような体制を整えており、上部内視鏡・下部内視鏡ともに1週間以内の検査日提示を心がけています。また、症状や状況によっては当日や翌日の検査を行うこともあります。
 当院の内視鏡検査の特色は、ほぼ全例に拡大内視鏡を用いることです。患部を毛細血管レベルまで拡大して観察することができるもので、異変を発見すれば拡大して正確な診断をくだせるよう努めています。「生検」とは病変と考えた部位の組織を一部採取するものですが、健常な部分を採取することはできる限り避けたいと考えており、そのためにも拡大内視鏡による正確な診断を重要視しています。
 当院では内視鏡検査における鎮静剤はできるだけ使用しないようにしています。その理由は、まずリスクの回避があります。内視鏡における医療事故で最も多いものが、麻酔によるものです。特にご高齢の方への鎮静は大きなリスクとなりますので、その使用は考慮すべきでしょう。次に正確な診断を期する上で、患者さんに意識があることがその助けとなります。例えば食道がんや甲状腺がんが神経にまで浸潤していると声帯を動かせなくなりますが、これか実際に声を出していただくことで異常を発見できます。また胃酸による影響が大きい食道胃接合部は、息を吸って(胃から見るときは吐いて)もらうことで広がりますので、正確に観察が出来ます。せっかく検査を受けるのですから、何より正確な診断が求められ、そのためにはむしろ鎮静剤を用いない内視鏡検査が有用と考えています。

内視鏡検査にはメリハリが大切

 内視鏡検査には“メリハリ”が必要です。中には極度に緊張感が強い方もおられますから、その場合には躊躇なく鎮静剤を用いますし、経鼻内視鏡という選択肢もあります。経鼻内視鏡については補足が必要でしょう。内視鏡にはその先端にCCDチップが付けられており、これによって観察を行うわけですが、経鼻内視鏡の5.9ミリの口径と拡大内視鏡の9.9ミリの口径では、解像度が大きく違ってきます。スクリーニングには支障ありませんが、1回の検査で精密な検査を行おうとすれば、通常の内視鏡を用いるほうが適切、と考えています。

 あまり知られてないことですが、胃がん内視鏡検査では、そもそも鎮静を行うことはできません。健康な人の病気を見つけるための検査で、麻酔によるリスクを患者さんに負わすことは理に適わないということです。私自身、相応のスキルを持っていると自負していますが、かと言って慢心はしておりません。鎮静をしてないので、嘔吐感を感じることがないよう、痛むことがないよう、細心の注意を払って検査に臨んでいます。正しいやり方で、正しい手順を守って慎重、かつ迅速に検査を進められるように心がけていますが、それでも検査に臨む時の不安がなくなることはないでしょう。それは、内視鏡を扱う医師の宿命です。今後もその宿命を背負い、患者さんが不快に感じることができるだけないよう研鑽に励んでいきたいと考えています。

これから受診される患者さんへ

 胃がんについてはピロリ菌の除菌が功を奏していることもあって減少傾向にありますが、大腸がんは未だ罹患数も死亡数も増加傾向にあります。大腸がんに限ったことではなく、がんは早期発見ができれば身体への負担が少なく治療を行え、完治も期待できる疾患となってきています。特にお腹のことで何か不調を感じたり、違和感がありましたら、どうぞ早め早めに相談にいらしてみてください。

※上記記事は2024年10月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

有馬 秀明 院長 MEMO

消化器内視鏡専門医

  • 出身地:千葉県
  • 出身大学:日本医科大学
  • 趣味・特技:読書(政治・経済、日本史)/柔道
  • 好きなアーティスト:イーグルス、エアロスミス、リトル・フィート、ガンズ&ローゼズ
  • 好きな場所:お城「お城巡りが好きです」
  • 好きな言葉:「ケセラ セラ」

グラフで見る『有馬 秀明 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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