古屋 潮 院長
USHIO FURUYA
「できることは何でもやる」がモットー。女性のあらゆるお悩みに寄り添っていきたい
帝京大学医学部卒業。同大学産婦人科に在籍。埼玉県内の市中病院勤務を経て、日本大学医学部産婦人科学教室に在籍。2013年10月に古屋産婦人科クリニックを開院(つくばエクスプレス/東武アーバンパークライン 「流山おおたかの森駅」より徒歩2分)。

古屋 潮 院長
古屋産婦人科クリニック
流山市/おおたかの森南/流山おおたかの森駅
- ●産婦人科
図らずも、父と同じ職業、同じ産婦人科の医師に

最終的には、「父親が医者だったから」ということになるのでしょうね。私は英語が好きで、また得意でもありましたから、当初は英文学科に進み、英語が生かせる仕事に就きたいと考えていたのです。転機が訪れたのは、高校2年生の冬のことでした。当時はその時期に文系クラスに進むか、理系クラスに進むかを選んでいたんですね。どこかに父のことが頭にあったのでしょう、色々と相談した結果、理系クラスから文系の大学に進むことは可能、ということで理系を志望したのです。ところがその時、担任の先生から「お前は医者にはなれない」とダメ出しをされましてね(苦笑)。「よし、だったら医者になってやる」と一念発起したということなのです。
帝京大学卒業後は、母校の産婦人科に籍を置きました。父は産婦人科医でしたが、私自身はというと、実は産婦人科に興味を持っていませんでした。自分の性格を考えれば、患者さんとしっかり話をして、じっくり答えを導き出すような分野が向いてると考え、精神科を考えていたのです。そんなことを考えていた矢先、父が病で亡くなりました。もう誰に言われたのかも定かではありませんが、その時に「父親と同じ仕事をするのも、遅かった親孝行になるんじゃないか」と言われたのです。私は「後悔しない人生などない」と思っています。精神科に進んでたらまた違う人生があったのだろうなと思うこともありますし、これで良かったと思うこともまたあります。何れにせよ、父親と同じ仕事が出てきていることは、幸せだったと言えるでしょうね。
2013年10月に『古屋産婦人科クリニック』を開院いたしました。クリニックの場所はコンサルタント会社が見つけてきてくれたのですが、実はその会社の副社長が群馬のご出身で、父と大変懇意にしていた方でした。これも縁だと思いますし、父に導かれたのかなとも思っています。
子宮がん検診と乳がん検診を同時に

20代から70、80代の方まで、幅広い世代の患者さんが来院されています。月経異常、更年期障害、それから不妊症や妊婦健診など、お悩みは様々です。不妊症については、「専門のクリニックは敷居が高くて……」という声を多く聞きます。これから始めるという方、まずは簡単な方法からやってみたい、という方が多いですね。
当院の大きな特徴が、子宮がん検診と乳がん検診(マンモグラフィー/エコー)が同時に行えるという点です。医師としてのキャリアをスタートした帝京大学では、当時、産婦人科で乳がんを扱っていました。まだ乳腺外科という診療科が確立されていない時代で、多くが外科の中の一項目として扱っていた中、婦人科で乳がんを取り扱っていたのは、おそらく帝京大学が唯一だったでしょう。現在でも乳がんは乳腺外科、子宮がんは婦人科と分かれているのが一般的ですが、その両方を経験した強みを生かして検診の体制を整えています。乳がん検診だけを望んで来られる方もいらっしゃいますが、その時に「子宮がん検診もできますよ」とお伝えすると、多くの方が検査を望まれます。その逆もまた然りですね。両方の検査を同時に行えることで、検診のハードルを少しでも低く感じていただければ嬉しく思います。
わかりやすく、詳細な説明を心がけて

わかりやすい説明を心がけています。更年期の説明をするにしても、ただ「ホルモンバランスの乱れ」とお伝えするのではなく、ホルモンがこのような状態だからこうなってるといったように、詳細かつ、わかりやすく説明するようにしています。例えて言うなら、池上彰さんのような感じでしょうか。池上さんは難解なテーマであっても、わかりやすい言葉で整理して伝えてくれますよね。池上さんと同じように、というわけにはまいりませんが、わかりやすい説明を心がけ、ご自身の状況をご理解いただけるようにと思っています。
「できることは何でもやる」がモットー
私のモットーは「できることは何でもやる」です。更年期の治療を例に挙げますと、ホルモン療法や漢方療法だけではなくて、プラセンタ注射やサプリメントもご提案しています。同じサプリメントでは、おりものの匂いが気になる方に向けたものもご用意しています。今、問題になっているのが、常在菌が消えてしまい、結果、不快な症状を感じる方が増えていることです。なぜ常在菌が消えてしまうかというと、皆さんが清潔にし過ぎるために起こってしまうという見方があります。生活習慣を見直していただくことが重要ですが、サプリによって不快な症状を和らげることが可能です。
私としては、できるだけ多くの選択肢を提示してあげたいのです。「これがいい」と決めつけて伝えるのではなく、複数の選択肢のメリット・デメリットを提示し、その中から患者さんに選んでいただく、というスタイルを取っています。
これから受診される患者さんへ
昨今は「このお薬をください」「この検査をお願いします」と受診される方が増えてきたように感じます。よくよく話を聞いてみますと、希望されるのとは別の検査が適していたり、誤解されているようなケースも少なくありません。まずは、何にお困りなのかをお知らせいただければと思います。そこからあなたに合った適した検査、適した治療をご提案いたします。どの診療科を受診すべきか、迷われてる方もどうぞお気軽にご相談ください。婦人科以外も含め、適切に案内をさせていただきますのでご安心いただけたらと思います。
※上記記事は2025年3月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
古屋 潮 院長 MEMO
- 出身地:群馬県
- 出身大学:帝京大学医学部
- 趣味・特技:ドライブ、舞台鑑賞
- 好きなこと:マグカップコレクション「60点くらい集めていますが、置き場に困っています(苦笑)」
- 好きな場所・観光地:三浦半島の三崎/サイパン「三崎は昭和の面影があり、サイパンはグアムなどと比べ、少し寂れているような感じが良いんですよね」
- 好きな言葉:「和敬清寂」(元々は茶道の言葉らしいのですが、互いが敬い、清らかな空間を作っていくという心持ちが気に入っています)
古屋 潮 院長から聞いた
『月経前症候群』
精神的な症状が周囲との人間関係にマイナスになることも
問題なのが、「みんなそうだから」と仰り、受診をされない方が大勢いらっしゃることです。本人はもちろん辛いわけですが、精神的な症状は、周囲との人間関係に齟齬をきたす要因となりかねません。実際、当院にも「彼氏といつも喧嘩してる」ですとか、「子供を怒り過ぎてしまった」と、自己嫌悪に悩む方が相談に見えたことがありました。
この疾患に対しては、ピルが非常に有効です。他にも漢方薬やサプリメントでも対処可能ですので、「よくあること」と諦めず、医師に相談されることをお勧めします。
グラフで見る『古屋 潮 院長』のタイプ
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穏やかで明るく話しやすい先生 | ![]() |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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