正しい知識に基づき、正しいタイミングで多面的な治療を提案できることが重要
アトピー性皮膚炎は一般の動物病院で最も多く見られる疾患と言っていいでしょう。基本的な病態としては、1歳から3歳にかけてかゆみを主体とした症状が起こり、脱毛症なども見られます。原因ははっきりとわかってない部分もありますが、環境中にある何らかのアレルゲンに曝露(ばくろ)することによって起こるとされています。
アトピーが難しいのは、これをすれば治る、ということがないことです。改善するためには、多面的な治療が必要になります。症状を抑えるためのお薬もその1つですし、スキンケアもしかりです。また、体質改善のために乳酸菌を投与する方法もありますし、減感作療法という根治的な解決を図る治療もあります。正しい知識に基づき、正しいタイミングで多面的な治療を提案できるかということが、アトピーを克服するにあたって重要になってきます。
- 森林公園よりそい動物病院
- 田島 瑛 院長
- 比企郡滑川町/みなみ野/森林公園駅
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