診断が難しい”ネコの⼼臓病”
猫の⼼臓病は⽝のように咳などの見てわかる症状を伴わないため、なかなか気づきにくい のが特徴です。⼈であれば「少し動くと動悸息切れがする」と訴えるような状態でも、猫の場合は飼い主さんからみてもわからないことが多くあります。気づけたとしても、「少し⼤⼈しくなったな」くらいの変化だと思います。さらに、猫の⼼臓はゆで卵くらいの⼤きさのためエコーを当てること事態が難しいうえ、エコー検査をする獣医師⾃⾝の技術や知識が診断に⼤きく影響します。⼩さな⼼臓に難易度の⾼いエコーを当てることに加え、⼼臓の構造をしっかり把握したうえで⾎流の速さ・⼼臓に かかる負担などを計算出来るスキルが必要なのです。
残念ながら⼼臓病の予防は出来ませんが、早期発⾒・早期治療が病気と向き合う上で鍵となっ てきます。発⾒・診断の難しい病気ですから、定期的な検診を受けることをお勧め します。
- ベル動物病院
- ⽴川 守 副院⻑
- 飯能市/双柳/東飯能駅
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