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  • 気管支喘息

年齢を問わず発症する可能性のある疾患

長引く咳の原因が喘息とわかると、ほとんどの方が驚きになります。喘息というと、小児ぜんそくのイメージが強いからかもしれません。しかし、実は喘息の好発年齢(病気にかかりやすい年齢)には2つの山があります。一つは小児。そしてもう1つが5、60歳代。喘息は年齢を問わず発症しうる病気なのです。
喘息には特徴的な症状があります。風邪の後に咳が長引くこともそうですし、お天気が悪い時に咳が出たり、苦しさを感じることもあります。これは季節の変わり目にも起こる症状ですね。それから、日中はさほどでもないのに、夜寝る時にひどくなるケースも多く見られます。環境要因を含め、症状が当てはまる方については、呼気NO検査が用いられます。呼気NO検査とは、呼気中の一酸化炭素濃度を測定するもので、正常値は15以下ですが、喘息に罹っている人はこの数値が40、50にまではね上がることが多いのです。
難しいのは、数値が低いからといって「喘息ではない」と必ずしも言い切れないことです。喘息のほとんどがNOの上昇する好酸球優位型ですが、非好酸球優位型(NO上昇のない)も存在するからです。診断は難しいものになりますが、そこにこそ、呼吸器内科医としてのキャリアが問われると思っています。
喘息だとわかれば、患者さんは対処のしようが出てきます。その意味において、診断が確定することは非常に重要で、かつ大きなメリットとなるでしょう。

白石 英晶 院長
はる内科・呼吸器内科 門前仲町院
白石 英晶 院長
江東区/富岡/門前仲町駅
●内科 ●呼吸器内科
  • 腹圧性尿失禁

お薬で改善が見られず、手術に抵抗のある方にとって新しい選択肢があることを知っていただきたい

重い物を持ったり、咳をした時など、お腹に不意に力が加わった時に尿もれの症状が見られるものです。主な原因は、骨盤底筋の筋力低下による緩みと考えられています。そのため、女性の多くは妊娠・出産を契機として症状が現れることが多いのです。
さらに細かく病態を見ていくと、様々なものがありますが、尿道自体が年齢と共に緩んでくることも原因の1つと言えるでしょう。尿道は周りの筋肉で締めているイメージですが、尿道の粘膜が退縮し、薄くなっていくことで失禁が起こりやすくなります。ホースの厚みが薄くなっていくイメージですね。尿道の緩みが原因の場合、お薬での改善は限定的で、保険適応の治療では尿道の周りにメッシュを入れ、尿道を締める手術が行われます。非常に効果的な治療ではあるのですが、異物が入ることへの違和感や手術そのものへの抵抗感がある方にとっては難しい選択となるでしょう。お薬での治療に限界が見られた場合、自費診療となりますが、レーザー治療や磁気治療器による治療が次の段階の選択肢となります。症状が重い方の場合、1日に尿パットを10枚使うですとか、オムツを5、6枚履き替える、という方もおられます。そうした方々にとって、レーザーや磁気治療器による治療は、コスト的に見ても歓迎される選択肢となってきています。

皆川 真吾 院長
皆川クリニック
皆川 真吾 院長
千葉市花見川区/宮野木台/新検見川駅
●泌尿器科 ●皮膚科
  • むち打ち損傷[頸椎ねんざ]

交通事故をきっかけに発症することの多い「むちうち」は、心身両面のケアが大切

外傷性頚部症候群とは、いわゆる「むちうち」と呼ばれるもので、首の痛みのほかに頭痛やめまいといった症状が現れることもあります。
交通事故などの大きな衝撃によって首が大きくしなり、関節や筋肉に強い負荷がかかった状態と言われていますが、未だメカニズムや確固たる治療法が確立されていません。

頸椎は合計7つのパーツからなり、第一関節と第二関節の間には椎間板がありません。そのため、この部分の関節がずれてしまうと血流が滞ったり(循環障害)
筋肉が緊張したりしてバランスが崩れてしまう可能性があります。この領域に注目すると、最初のインパクトで第2頸椎の上に乗っている第1頸椎にズレ(偏位)が生じると血流障害や筋肉のバランスが崩れたりすることで色々な症状を起こす可能性があります。
当院ではこうした発症メカニズムを想定し、それぞれのケースに適した治療を行うようにしています。

一方で外傷性頚部症候群は交通事故をきっかけに発症することが多くあり、患者さんは身体的な苦痛に加えて精神的な問題を抱えていることが少なくありません。そのため医療者には、体の痛みを取ることはもちろん、患者さんのお気持ちに寄り添った+αの対応が求められるでしょう。

湯澤 久徳 院長
湯澤整形外科リハビリクリニック
湯澤 久徳 院長
さいたま市西区/西遊馬/指扇駅
●整形外科 ●リハビリテーション科
  • 高カリウム血症

腎臓の機能低下が招く「高カリウム血症」

私たちの腎臓は、血液をろ過して老廃物や余分な塩分を体外に排出する役割を担っています。しかし腎機能が低下するとカリウムを排出できなくなってしまい、結果として高カリウム血症になることがあります。また、細胞内にはたくさんのカリウムがあって、細胞外にカリウムは少ないので、何らかの理由で身体の細胞が壊れると細胞内のカリウムが流れ出して高カリウム血症になることもあります。他にも、副腎の機能不全によって高カリウム血症も起こり得ます。症状としては動悸・気分不快といった軽度なものから、心停止、呼吸不全など重篤な症状を引き起こすこともあり、時に死に至ることもあります。

高カリウム血症の治療は原因に即して行われ、副腎に問題があるなら副腎ホルモンを補充し、腎機能の低下が問題であるなら腸からのカリウム排泄、カリウムの吸着あるいは人工透析によってカリウムを排出する必要があります。なお、高血圧の治療薬(ARB、ACE)は薬剤性の高カリウム血症を引き起こす可能性があるため、使用時はカリウムの推移に注意する必要があります。

渡邉 秀美代 院長
お茶の水橋交番横クリニック
渡邉 秀美代 院長
千代田区/神田駿河台/御茶ノ水駅
●内科 ●内分泌内科 ●アレルギー科 ●小児科
  • 帯状疱疹

免疫力を低下させない生活習慣で帯状疱疹の発症を予防

帯状疱疹は、人がもともと持っている水痘ウイルスが原因で発症します。小さい頃は、水疱瘡として発症する方が多いでしょう。この水痘ウイルスは、身体のどこに潜んでいるか分かりません。帯状疱疹は、ご高齢の方が罹る病気だと思われがちですが、若い方でもよく発症します。発症のきっかけとなるのは、疲労やストレスにより免疫力が低下することです。
症状としては、痛みや赤い発疹、水ぶくれの順で経過しますが、その逆の流れで症状が出現することもあります。湿疹がない場合もあり、診断が難しい病気でもあります。できるかぎり痛みの段階で気付いて治療を開始することが大切ですが、ただの頭痛だと間違えることもあるでしょう。発症部位は、神経の走行に沿っており、目も胸も足も帯状疱疹になります。
現在はワクチンが開発されており、50歳以上には「シングリックス」というワクチンが接種できるようになりました。これは接種することで、80~90%の予防効果が期待できます。ご高齢な方ほどこのワクチンを接種していただき、帯状疱疹後神経痛への移行を防ぐことが大切です。この帯状疱疹後神経痛に移行した場合でも、治療が可能です。
まずは、免疫力を低下させない生活として、十分な睡眠と食事、適度な運動を意識することが大切です。そして、十分な休息をとり、ストレスを溜めこまない生活とストレス発散方法を持って生活しましょう。もし、帯状疱疹が発症したと感じた場合は、すぐに病院に行き治療を受けることが重要となります。

田尻 友恵 院長
錦糸町皮膚科内科クリニック
田尻 友恵 院長
墨田区/江東橋/錦糸町駅
●皮膚科 ●内科 ●美容皮膚科 ●ペインクリニック ●アレルギー科
  • 伝染性単核球症

思春期に多い病気『伝染性単核球症』とは?

日本人の98%は親が子どもにキスをするので、親の唾液を通して自然とEBウイルスに感染します。しかしながら、たまに子どもにキスをしない親もいるので、思春期、成人になるまでEBウイルスを持たないケースもあるのです。年間に数名だけ見つかるような病気ですが思春期の頃に発生することが多く、キスをきっかけになることから別名キッシングディシーズ(kissing disease)と呼ばれます。診断には立ち入った質問をする必要もあり、思春期のお子さんに彼氏ができましたか?と聞くと「できました」といい、キスをしましたか?と聞くと「しました」と答えて発覚するのです。症状は熱、喉の痛みになりますが、喉を診ると腫れて白苔(はくたい)という白い膿ができることから、子どもなら溶連菌、今ならコロナも考えられます。しかしそれらの病気と違うことは、伝染性単核球症はリンパ節がボコボコと腫れることです。話をよくお伺いして血液検査をすることで診断できるのですが、中には溶連菌であると診断されてペニシリン系の抗生剤を処方されることもあり、EBウイルスの感染症に使うと発疹が出ます。最初の診療でペニシリン系の薬を飲んでいたので、別の病院では薬疹の影響だと思い、抗アレルギー剤を出しても一向に良くならず、当院へ来院して伝染性単核球症だと発覚したケースもありました。伝染性単核球症は抗生剤が効かないので、自然治癒を待つと大体はきちんと治ります。しかし慢性的な肝炎やリンパ腫を起こしたり、脾臓(ひぞう)が腫れてぶつけたりすると破裂して命を落とすため、特に中高生くらいの男の子にはじゃれ合って脾臓をキックしないよう注意喚起をしています。

柏村 琢也 院長
オーク内科クリニック
柏村 琢也 院長
富士見市/ふじみ野西/ふじみ野駅
●内科 ●小児科
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