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  • 腸活

酪酸菌が癌を含めたあらゆる難病からの回復をはかる鍵となる

「腸活」という言葉が一般的になって久しいですが、最近トピックになっているのが、酪酸産生菌(ラクサンサンセイキン)の存在です。現代の難病と言われる多発性硬化症、パーキンソン病、過敏性胃腸炎、レビー小体認知症、さらにREM睡眠行動障害といった疾患を抱えている方の大多数は、酪酸を作る菌を多く持ってないことが明らかになってきています。また酪酸産生菌が少ないと、腸のバリア機能も損なうということが言われています。様々な分野で話題になることの多い海洋プラスチックや化学化合物、細菌までもがバリア機能の低下した腸から体内に入っていくと推察されています。逆に、本来なら腸から漏れてはいけないタンパク質などが出ていってしまうという現象も起きています。酪酸産生菌は抗がん剤の効果を高めることがわかってきていますが、その過程で様々なことが明らかになってきたのです。
腸活で重視すべきなのは、便秘です。たかが便秘ですが、通常通りに排便をおこなえていないことが酪酸産生菌の増殖をはばむ1つの要因となっています。私は訪問診療においても、便秘の有無や程度、そして改善に力を入れて取り組んでいます。

坂田 隆夫 院長
アゴラ内科クリニック
坂田 隆夫 院長
文京区/湯島/湯島駅
●訪問診療 ●内科 ●循環器内科
  • 鼻中隔彎曲症

慢性的な鼻詰まりの原因に??

鼻の中央にある仕切りを「鼻中隔(びちゅうかく)」と呼びます。これが左右どちらかに弯曲していると、鼻の空間のバランスが崩れ、鼻詰まりを感じやすくなります。鼻中隔が真っすぐな場合は、左右均等に空気が通りますが、弯曲があると呼吸がしにくくなることがあります。

この症状を改善するためには、弯曲した骨を除去する手術を行います。軟骨も一部取り除く場合もありますが、手術方法は患者さんの状態に応じて医師の判断で決定されます。最近では内視鏡を使用した手術が一般的です。

手術は鼻の内側から行うため、外側に傷が残ることはありません。鼻の手術の中では比較的基本的なものに分類されます。長年鼻詰まりに悩んでいる方がCT検査を受けると、手前側や奥側の鼻中隔が曲がっていることが確認されることがあります。

鼻中隔の弯曲は、骨と軟骨の接合部が尖ったり曲がったりすることで発生します。そのため、点鼻薬や飲み薬では根本的な改善が難しいのが特徴です。原因は明確には分かっていませんが、成長の過程で骨が発達する際に生じることがあるとされています。鼻中隔弯曲証があると必ず鼻詰まりを感じるかというとそうでもなく、個人差のある症状ともいえるでしょう。

慢性的な鼻詰まりに悩んでいる方は、一度医師に相談してみることをおすすめします。

宮川 義弘 院長
ひばりヶ丘駅前耳鼻咽喉科
宮川 義弘 院長
西東京市/住吉町/ひばりヶ丘駅
●耳鼻咽喉科 ●小児耳鼻咽喉科 ●アレルギー科
  • 変形性膝関節症

変形性膝関節症の治療でもっと痛みが改善できる治療法があるので諦めないで欲しい!

私は実体験で最新医療により自身の膝の痛みが取れことができたので、これを元に説明したいと思います。
私は空手を競技選手として長年やってきました。しかし、2020年に膝を痛めて、空手ができなくなってしまったのです。私はすでに整形外科医だったので、レントゲンやエコー検査だけでは半月板損傷や軟骨損傷は見つけることはできないことはしっていたので、MRI検査まですぐ行いました。結果、膝の中で軟骨損傷を起こしていることが分かりました。どうにかして空手に復帰したい一心で、多少治療費が高い治療でも受けようと思い様々な治療を受けることにしました。体外衝撃波やPRP療法、成長因子療法だけでなく、都内のクリニックまで行って自分の細胞を培養する幹細胞治療まで受けました。その頃は、軟骨損傷などそう簡単に治らないだろうと、半信半疑だった私でしたが、確かに治療をして1カ月後には痛みは取れ、数か月後に撮ったMRIではなんと軟骨損傷が消えて完治していたのです。

今回、軟骨損傷の根本的な原因となったのは、膝周りの筋肉の柔軟性と空手のフォームなどにあったので、柔軟性の改善とフォームの改善も同時に行っていますので、未だに再発もすることなく空手を楽しむだけでなく、2m以上の高さまで飛び跳ねる本格的なトランポリンも始めることができました。
軟骨損傷や半月板損傷は放置するといずれ高い確率で変形性膝関節症へと進行していきます。今ではその不安が無くなり、痛みも全くない生活ができているのも、最新医療のおかげという他ないと心から思いました。

私はその実体験から、多くの膝や股関節の痛みで悩んでいる方には、痛みの早期の段階から積極的にMRI検査を行い、半月板損傷や軟骨損傷があれば、再生医療や成長因子療法、体外衝撃波治療などの最新医療、そして根本原因解決のための理学療法士の施術は心からお勧めしたい治療法になります。
漫然と行う、痛み止めや電気を当てるだけのリハビリと称した物理療法では、変形性膝関節症の進行が治療・予防できるはずもないことは整形外科医なら誰しも分かっているはずです。そして、正しく治療されずに放置された膝の病状は、いつの間にか進行していき人工関節手術を余儀なくされ、困り果てて全国から相談に来られる方々をたくさん診療してきました。
1人でも多くの変形性膝関節症で悩む方が、新しい治療法を知って頂き、治療の選択肢の一つとして検討して頂けたら嬉しい限りです。

渡邉 順哉 統括院長 & 江口 純 横浜院院長
イノルト整形外科 横浜院 痛みと骨粗鬆症クリニック
渡邉 順哉 統括院長 & 江口 純 横浜院院長
横浜市神奈川区/金港町/横浜駅
●整形外科 ●リハビリテーション科
  • 性感染症

性感染症の多くは症状がない??

性感染症も様々な情報をネットで見ることができますが、そこに載っている情報の多くは、いわゆる典型例であることが多いのです。性感染症に限りませんが、実際の現場で診療していると、そうした典型例に当てはまらないケースも多く、その1つに「症状が全くない」というものがあります。
世界的に見て、最も多い性感染症がクラミジアと言われています。このクラミジアも、女性のおおよそ7割から8割、男性も約半数が症状がないと言われています。症状が当てにならない状況で、何がポイントになるかと言えば、粘膜の接触があったかどうか、ということになります。接触があれば、リスクは存在するということです。

「症状がないのであれば、気にする必要はないの?」という質問をよくいただくのですが、無症状であってもパートナーに感染するリスクがありますし、深刻なのは、症状がないことでゆっくりゆっくり、より深くまで感染が及ぶということです。男性で言えば、尿道だけにとどまってくれればまだ良いのですが、時間が経つと感染は前立腺や精巣にまで及んでしまうことがあり、それが精巣だった場合、男性不妊の要因ともなります。

無症状だから安心、というわけではありません。むしろ、症状があれば医療機関を受診する機会へとつながりますから、無症状はより深刻と言えるでしょう。がんなどと同じく、性感染症も早期の発見、早期の治療が望ましいことは言うまでもありません。ご結婚を控えておられたり、新しいパートナーと生活を始めるなど、節目節目には検査を受けられた方がよろしいかと思います。

板東 大晃 院長
KANDA NISHIGUCHI CLINIC(神田西口クリニック)
板東 大晃 院長
千代田区/内神田/神田駅
●性感染症内科 ●泌尿器科 ●皮膚科 ●内科 ●美容内科
  • 尿管結石

『痛みの王様』といわれるほど激しい痛みが・・・

症状は『痛みの王様』といわれるほど激しい腰痛があり、主に片方の腰、脇腹に見られます。また血尿などの症状が出ることもあります。痛みは24時間継続することはなく、数時間後、1日経過後に痛みが再び襲ってくることも。痛みに耐えられず救急車で運ばれる患者さんもいて、その人の性格を変えるくらい強い痛みが特徴です。

原因は腎臓でつくられた結石が尿管内に落ちるときに、尿管を傷つけてしまうことにあります。尿管結石によって、上流からの尿がせき止められて、尿が下に流れなくなります。そうすると、どんどん尿が溜まって、尿管や腎臓などにあふれて、風船のように膨張していきます。その時の腫れが腎臓を圧迫し、片側の腰の痛みとなって現れます。

尿管結石の原因は①水分不足➁遺伝的に罹りやすい➂生活習慣病によるものです。高血圧、糖尿病、高脂血症になると、尿管結石に罹りやすいといわれています。男女比では2:1と男性に多くみられますが、生活習慣病が元になっていると考えます。

治療法は①結石が5ミリ以下なら水分をたくさん取り、排石を促進する内服薬によって、自力で体外に排石をする。➁出ない石に対して体外衝撃波で結石を破壊し、細かく砕かれて自力で排石をする。➂尿管結石に直接レーザーを当てて粉砕する。

予防法は水分摂取(一日あたり1500ml以上)や生活習慣病予防、適度な運動が大切です。

伊勢呂 哲也 院長
大宮エヴァグリーンクリニック
伊勢呂 哲也 院長
さいたま市大宮区/下町/大宮駅
●内科 ●外科 ●消化器内科 ●胃腸内科 ●肛門科 ●泌尿器科
  • 逆流性食道炎

食生活に気を遣うことが優先順位としては上位に

おなかの診療をしていて、1番2番を争うくらい目にすることの多い疾患と感じます。胃と食道の間の部分に胃酸が逆流してきて炎症を起こすもので、胸焼けやゲップなどの症状を呈し、背部痛が起こることもあります。
胃と食道の間の筋肉が弱まり、胃酸が逆流しやすくなることも原因の1つですが、そもそも胃酸過多になることが要因としてあり、これにはストレスが密接に関係していると思われます。患者さんにお話を伺うと、症状の出ていた時期がストレスの多かった時期に符号すると言われる方が多いですね。
逆流性食道炎で難しいのは、その背景に胃がん等、怖い病気が隠れている可能性が否定できないことです。ですから、逆流性食道炎であることを確認するために内視鏡検査を受けることが必要となります。
治療としては、胃酸を抑えるお薬がメインとなります。同時に、ストレスからの回避および、暴飲暴食を避ける、コーヒーなどの飲み過ぎを避けるといったことも優先順位としては上位となります。

久保田 友紀 院長
東大宮 胃と大腸肛門の消化器内視鏡内科・婦人科クリニック 見沼院
久保田 友紀 院長
さいたま市見沼区/深作/東大宮駅
●内科 ●消化器内科 ●健診・検診 ●肛門内科 ●婦人科
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