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  • 網膜剥離

硝子体手術と強膜内陥術という、2通りの方法

人の目をカメラに例えると、網膜はフィルムに相当します。網膜は、目の最奥にあるシート状の組織で、通常は目の後ろの壁にピタリと貼り付いているのですが、強い刺激が加わったり、体質的に弱い部分があると、一部分に孔(あな)が開いてしまいます。その開いた孔から水が入り込むようになって網膜が浮いた状態となります。これが、網膜剥離です。ボクシングで網膜剥離という病気を知った方も多いと思いますが、実際には、体質的に網膜に弱い部分を抱え、それが元でこの病気になる方が大半を占めます。
網膜に孔が開いただけの状態であれば、レーザーによって治療は可能ですが、網膜剥離の状態になってしまうと、手術が唯一の選択肢となります。手術は2通りあり、1つが硝子体手術、もう1つが強膜内陥術(強膜バックリング術)というものになります。2つの手術の違いを一言で言うならば、目の中からアプローチするものと、目の外からアプローチするもの、ということになってきます。硝子体手術は、目の中からアプローチするもので、具体的には針穴ほどの小さな穴を目に開け、そこから硝子体というゼリー状の部分を取り出した上で、空気の力で剥がれた網膜を再び接着するものです。これに対して強膜内陥術とは、白目を部分的に外から押し込み、内側に陥没させることで開いた孔を閉じていきます。シリコンスポンジ(バックル)という材料を眼の外に縫い付けて、網膜を冷凍することで接着を促すものです。強膜内陥術については網膜を冷凍する装置が必要になり、その設備があるのは限られた施設になります。

渡辺 貴士 院長 & 東 岳志 副院長
新小岩眼科
渡辺 貴士 院長 & 東 岳志 副院長
葛飾区/新小岩/新小岩駅
●眼科
  • 糖尿病

深刻な合併症を防ぐためには、定期的にクリニックを受診し、血糖や血圧、コレステロールを良いレベルに保つことが大切

糖尿病はインスリン(膵臓から出ている血糖値を下げるホルモン)作用の不足に基づく慢性の高血糖の病気です。自覚症状のない方が多く、血糖がかなり高い時は、のどの渇き、頻尿、体重減少といった症状が現れます。治療としては、食事療法、運動療法、薬物療法があります。食事については、バランスの良い適切な量の食事をするのが大事です。薬物療法は、内服と⾃⼰注射があります。自己注射の薬には、インスリン製剤とインスリン分泌促進と食欲抑制作用効果を両方持つ薬があります。インスリンの⾃⼰注射は、全ての患者さんが⼀度始めると⼀⽣続けなければならないというわけではなく、体からインスリン分泌が十分に出ている方は、血糖コントロールが良好になってから徐々にイン スリンを減量し、内服薬に切り替えることも可能です。

糖尿病合併症は多様で、放置すると腎不全から透析になったり、視力低下や失明したり、下肢の切断に至る場合もあります。ただ、良好な血糖コントロールすれば、合併症なく糖尿病ではない人と同じような生活が出来ます。糖尿病合併症を予防するのは、自己中断しないで、定期的に受診、血糖、血圧、コレステロールを良いレベルにするのが大切です。

張 宇 院長
わらび内科・糖尿病クリニック
張 宇 院長
川口市/芝新町/蕨駅
●内科 ●糖尿病内科
  • アルコール依存症

『アルコール依存症』かどうかの判断基準とは?

アルコール依存症の原因は、アルコール過剰摂取によるものと一般的には考えられております。医学的には概ね間違ってはおりません。大量の酒をあおって大暴れするといったイメージがあり、日本の文化として「酒は呑んでも呑まれるな」という言葉もあります。しかし、アルコール依存症とは薬物依存という恐ろしい病気であり、専門的には診断基準が存在し「酒を飲んで暴れるから」「大酒が止められないから」といった主観的に診断していいものではありません。私は外来で簡易的に線を引く基準として、「今止めなければいけないのに止められない」なら依存症の可能性が高いとしてきました。例えば検診で数値がレッドゾーンで禁酒を指示されたのに飲むのが止められず病院に行かなくなるとか、飲酒運転が止められないとか、飲むと普段しないおかしなこと(不法侵入や痴漢など)をしてしまう――飲酒を止めないとそれらのことが止められないなら飲んではいけないのに飲んでしまう、というのは依存症とすれば説明がついてしまうのです。心当たりのある方は、重大な事故を起こす前に治療の検討をお勧めします。

大坂 祥一 院長
みんなのあげおクリニック
大坂 祥一 院長
上尾市/愛宕/上尾駅
●内科 ●外科 ●訪問診療
  • 心房細動

脳伷塞に繋がる恐れ。早期発見が重要な循環器疾患

心房細動とは不整脈の一種で、心臓の一部(左房)が頻回に興奮するようになり、脈の乱れが生じる病気です。70歳台で5%、80歳台で10%の方が発症すると言われています。一般的な症状は、脈が跳ね上がることにより生じる動悸です。もちろん、中には症状が乏しい方もいらっしゃいますが、だからといって治療が不要ということではありません。それは何故かというと、この病気は放置しておくと脳伷塞の原因になるからです。心房細動では、脈が乱れて心臓の収縮が不規則になる事により血液がよどみ、血の塊ができやすくなります。それが頭に流れていくと
脳伷塞を起こすのです。一旦脳伷塞を起こすと後遺症が残ることが多いので、早期の治療が重要です。具体的には、血がサラサラになる薬を飲んでいただいて、血の塊ができるのを防ぎます。そういった意味で、心房細動は心臓の病気の中でも早期発見・早期治療が特に重要なもののひとつです。また、最近ではカテーテルアブレーションという、高周波電流で脈の乱れの原因となっている異常な心筋を焼灼する内科的な手術治療もあり、そうした治療を行っている専門病院に紹介することも可能です。動悸を自覚した場合には心房細動の可能性があるので、早めに医療機関を受診して医師にご相談ください。

島田 健太郎 院長
しまだ内科・循環器クリニック
島田 健太郎 院長
さいたま市桜区/西堀/中浦和駅
●内科 ●循環器内科
  • クラミジア感染症

コンドームの使用を徹底し、パートナーと一緒に治療に取り組むことが大切

クラミジアは性感染症の中でも発生頻度の高い病気です。性交渉によって感染するため女性・男性どちらも発症する恐れがありますが、特に女性の場合は卵管に炎症が起こり不妊症につながるリスクが高まります。

クラミジアに感染した場合、初期の段階で症状が出ることはまれで、それが爆発的ともいえる感染拡大の要因となっています。男性であれば性器周辺のかゆみや排尿時の違和感、女性ではおりものの変化などが受診のきっかけになるでしょう。治療では抗生剤を使用することが一般的ですが、耐性菌を持っている方では薬による治療効果が期待できない場合もあります。またクラミジアは一度症状が治まっても繰り返し感染してしまう特徴があるため、治療をする場合はパートナーと一緒に取り組む必要があります。

クラミジア感染症を予防するには、コンドームの装着がもっとも有効です。ピルは避妊には効果があっても感染症を予防することはできません。コンドームを正しく装着することが自分やパートナーを守ることにつながります。

川原 正行 先生
ルナレディースクリニック新橋銀座口院
川原 正行 先生
港区/新橋/新橋駅
●婦人科
  • 誤嚥性肺炎

再発予防まで必要な『誤嚥性肺炎』の治療。フレイルや疾患のコントロールで予防を

誤嚥性肺炎というのは唾液や食物などが気管に入ることが原因で起こる肺炎をいいます。
本来であれば、唾液も食べたものも飲み込むときには気管に入らない(誤嚥しない)ような仕組みがあるんですが、脳血管疾患やパーキンソン病などの神経疾患や加齢によってその仕組みが上手く働かなくなってしまいます。また、認知症の進行により嚥下が困難になることも誤嚥性肺炎のリスクになります。
一般的な肺炎であれば抗生剤の投与で炎症が改善すれば治療は終了ですが、誤嚥性肺炎の場合は再発予防のための「誤嚥しないように食べる練習」も必要になります。肺炎治療が終わってから「食べる練習(嚥下訓練)」を行いますので入院は長期化することが多いですね。また、練習を重ねても上手く飲み込めない場合には誤嚥を繰り返さない状態を作る必要があります。「胃ろう」や「高カロリーの輸液」など、患者さんの生活や介護状況まで配慮した処置を考える必要があるため、誤嚥性肺炎の治療は複雑で、一筋縄ではいきません。
予防としては、神経疾患のコントロールや口腔内を清潔に保つことを心がけると良いでしょう。

伊藤 嘉晃 病院長
大森山王病院
伊藤 嘉晃 病院長
大田区/山王/大森駅
●内科 ●リハビリテーション科 ●老年内科
  • 皮脂欠乏症(乾皮症)

皮脂欠乏症は細胞性免疫・自然免疫の活性化による根本的な治療が大切

皮脂欠乏症は、皮膚のあぶら分が不足している状態のことです。現代の都市部のお子さんは、ほとんどが皮脂欠乏症です。肌がカサカサした状態であり、常に保湿剤を塗る必要があります。肌がカサカサした状態を放置すると、水いぼやいぼが広がりやすくなったり、肌から抗原が侵入してアレルギーが発症・進行しやすくなったりします。さまざまな病気の元になりますので、皮脂欠乏症は放置しないことが大切です。
当院を受診して、ご自分のお子さんの肌がカサカサな状態であると指摘され、初めて認識されることも少なくありません。一方、東南アジアなど、自然の豊かな場所で育っている子供の肌は、ツヤツヤしています。その違いは、日頃から適度な免疫刺激・感染刺激が入っているかどうかに起因しています。東南アジアでは、自然から0円でそれを受け取ることができます。現代の日本の都市部は、無菌室に近い清潔な生活環境となっていますので、適度な免疫刺激・感染刺激は、自然には入りません。
毎日、保湿剤を塗ってあげることも大切ですが、対症療法だけでは限界があります。当院では、細胞性免疫・自然免疫を活性化することをお奨めしています(自費診療です)。お子さんが低年齢であるほど、すみやかに、肌がもっちり・しっとり・つやつやの肌に変わっていきます。

鈴木 王洋 院長
すずひろクリニック
鈴木 王洋 院長
さいたま市大宮区/天沼町/さいたま新都心駅
●内科 ●リウマチ科 ●アレルギー科 ●皮膚科
  • 片頭痛

安易な鎮痛薬の使用は要注意。つらい痛みは専門家に相談を

片頭痛は<片>方の<頭>が<痛>むと書くため、片側にしか頭痛が起きないと思っている方もいらっしゃいますが、頭の両側に起きる場合も多く、肩付近や頭全体などに痛みが起きる場合もあります。原因としては、月経、運動、飲酒、睡眠不足、精神的なストレスなどがきっかけになり、三叉神経から「CGRP」という物質が放出され、頭部の血管の炎症や拡張が起こり、頭痛が起きると考えられています。
片頭痛の痛みは「ズキズキ」「ドクドク」などと表現されますが、「重い感じ」「締め付ける感じ」など様々です。頭痛に吐き気を伴ったり、めまいがしたり、匂い・音・光に敏感になる、目がチカチカするような感じがある場合は、片頭痛が疑われます。仕事、家事、勉強の集中力やパフォーマンスが低下したり、頭痛が原因で学校や仕事を休んだりしなければならないなど、日常生活に支障が出ている場合は、頭痛外来の受診をご検討ください。
片頭痛に対する治療薬は、近年、新しい鎮痛剤、注射薬など様々な治療方法が登場しており、個々の症状、希望、ライフスタイルに適した治療を選択する必要があります。自己判断で市販の鎮痛薬などを過剰に使用すると「薬物の使用過多による頭痛」を合併し、頭痛が悪化する場合があるので、ご注意ください。また、十分な睡眠を取ったり、飲酒を控えたり、適度な運動や食事をすることも頭痛の発症予防や改善につながりますので、規則正しい生活を心がけていただきたいと思います。

原 大祐 院長  
はら内科・脳神経クリニック
原 大祐 院長  
墨田区/両国/両国駅
●内科 ●脳神経内科 ●老年内科 ●脳神経外科
  • にきび

今できているニキビは皮膚科で治療、ニキビ跡の相談は美容クリニックへ

お肌にニキビができるかどうかは、残念ながら遺伝的な要因も大きいと思います。皮脂の分泌が多い方は毛穴が詰まりやすくなり、どうしてもニキビができやすくなってしまいます。
ただ、それに加え、間違ったスキンケアやメイク、皮脂を増やす食事など続けると、よりニキビが悪化することになります。また、ホルモンバランスや環境の変化によるストレスがニキビに影響することもあります。ニキビは一筋縄では解決できないことが多いですが、知識を身に着け、コツコツ治療を継続していくことで、確実に自己ベスト肌に近づくと思います。

ニキビ治療は年々進化しており、保険診療の治療薬でも効果が期待できるようになっています。そのため、まずは保険皮膚科を受診して適切な治療を行っていただき、火種が小さいうちに対処することが大切です。治療のスピード感を上げたい方、またはニキビ跡が気になる方は我々などの美容クリニックに相談いただき、適切な施術を選択していただくとよいと思います。今は医療を選べる時代になってきましたので、ぜひ諦めずに、ご自身のお肌と向き合っていただきたいと思います。

寺村 幸 院長
WITH BEAUTY CLINIC(ウィズ ビューティ クリニック)
寺村 幸 院長
渋谷区/代官山町/代官山駅
●美容皮膚科
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