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  • ピロリ菌感染

胃がんのリスク要因を排除するためには「除菌治療」が基本

ピロリ菌はヒトや動物の胃袋にすむ細菌で、幼少期に感染します。かつて日本では、井戸水などを生活用水にしていた時代がありましたが、上下水道が整備されるのにしたがってピロリ菌の感染率も低下したようです。現在60~70代の方ではピロリ菌の感染率が高いのに対して、20代では5人に1人程度のレベルだといわれます。若い方のピロリ菌感染は、ピロリ菌を保菌している親・祖父母世代からの感染の可能性も考えられています。

ピロリ菌に感染すると慢性胃炎を引き起こします。胃の痛み、胃もたれなどを自覚することもあれば、まったく自覚症状がないケースもあります。常時刺激にさらされた胃壁はやせ細ってしまい(萎縮性胃炎)、将来的な胃がん発生のリスクが高まることが分かっています。日本人の胃がん患者さんの9割以上はピロリ菌感染が原因であるともいわれています。

ピロリ菌感染の治療は「除菌」が基本です。ピロリ菌を除菌することで胃がんの発生リスクを下げることができますので、まずは萎縮性胃炎の有無・ピロリ菌の有無を調べてみるとよいでしょう。

加納 良彦 院長
所沢胃腸科・内科・外科
加納 良彦 院長
所沢市/東町/所沢駅
●内科 ●外科 ●形成外科 ●胃腸内科 ●消化器内科 ●内視鏡内科 ●健診・検診
  • 新生児黄疸

精査すべき黄疸、様子を見ていい黄疸など、対応は様々

一般的に黄疸は日齢1-2以降に出現し、日齢5-7をピークに軽減していきます。
新生児は生理的に黄疸を呈しますが、その範囲を超えた場合を病的黄疸といいます。黄疸の物質ビリルビン濃度が高い場合(生まれてからの日数で決まっている)は、光線療法などの治療が必要です。当院では、退院後の黄疸のフォローも簡単に行えるよう皮膚黄疸計を用意してあります。「皮膚がかなり黄色いけど次の健診まで待っていいのかな?」なんて疑問に思うようなら、すぐ計測しにいらっしゃってください。生後1週間をこえ、普通であれば軽減していく黄疸が生後2週間以上続く場合を遷延性黄疸(せんえんせいおうだん)といいます。遷延性黄疸には体質的黄疸や母乳性黄疸、そして哺乳量不足による黄疸などがあります。いずれにせよ、一度受診いただくことをおすすめします。「母乳栄養だから」と短絡的に母乳性黄疸と判断するのも危険です。また母乳性黄疸なら、すぐ人工栄養に変更するような安易な対応も間違いです。精査すべき黄疸、様子を見ていい黄疸、少し栄養管理を変えればよい黄疸など対応も様々ですので、2週間以上続く黄疸は一度受診したほうがいいでしょう。
遷延性黄疸や、一度落ち着いたのに再び強くなってきた黄疸のなかには、肝・胆道系の疾患がみつかることがあり、早期発見早期治療が望まれます。便の色(母子手帳についている便カラーカードが有用)、栄養法、体重増加などを踏まえ、母乳性黄疸、授乳量不足による黄疸遷延、閉塞性黄疸(肝・胆道系疾患:胆道閉鎖症など)を見極める必要があります。

三浦 文宏 院長
しんつなシェルキッズクリニック
三浦 文宏 院長
横浜市港北区/綱島東/綱島駅
●小児科 ●アレルギー科 ●新生児内科
  • 糖尿病性腎症

腎臓が悪くなっていくスピードを少しでも緩やかにすることが求められる

「しめじ」とも言われますが、糖尿病が進むと神経や目、そして腎臓に影響が及びます。このうち、腎臓がダメージを受け、発症するのが糖尿病性腎症という疾患です。透析に至ってしまう原因となる病気の第一位が糖尿病であり、糖尿病と腎臓は切っても切り離せない関係にあります。
腎臓は悪くなってしまうと元に戻すことはできません。その悪化するスピードを緩やかなものにしていくことが私たちの仕事ですが、それをずいぶんと助けてくれる「SGLT2阻害薬」というお薬があります。このお薬は尿の中に糖分を出す作用があり、当初は糖尿病のお薬として世に出てきましたが、ダイエット効果があるということで一層の注目を浴びました。その後、SGLT2阻害薬は心臓の疾患にも有効ということがわかり、現在は心不全の標準的治療薬となっています。そして腎臓に関しても、このお薬を適切に用いることにより、腎臓を長持ちさせる作用が確認されています。
糖尿病性腎症は初期の段階でアルブミン尿と呼ばれる、通常のタンパクよりも小さな粒が漏れ出ることがわかっています。病気が進行するとタンパク尿がでるようになりますが、以前はここまで病気がすすむと治療をしても良くならないといわれていました。今ではSGLT2阻害薬などの登場により治療が進歩し、タンパク尿を減らしたり、腎臓が悪くなるのを食い止めることができるようになってきています。

佐々木 有 院長
あきつ内科・透析クリニック
佐々木 有 院長
清瀬市/野塩/秋津駅
●内科 ●腎臓内科 ●人工透析内科
  • PMS(月経前症候群)

月経前の女性ホルモンの急激な変動が原因。症状と生活スタイルに合った漢方薬で緩和を。

PMSとは月経前症候群とも呼ばれ、生理前の時期に出る不定愁訴のことで、頭痛・便秘・下痢・肩こり・肌荒れ・むくみ・情緒不安定など、人によってさまざまな身体的・精神的な症状が出ます。PMSに精神的な困難さが顕著になったものをPMDDすなわち月経前不快気分障害と呼びます。これらは、排卵後に「エストロゲン」「プロゲステロン」という女性ホルモンの急激な変動により起こります。生理が始まるとともに楽になることが多いのですが、平均28日~40日周期でやってくる症状は生活に支障をきたすため、酷いケースですと痛み止めや抗うつ剤などで和らげたいと考える患者さんがほとんどです。西洋医学であれば、主にピルや抗うつ剤を処方するところを、東洋医学では漢方によるアプローチをしていきます。当院では、患者さんの症状に合わせたオーダーメイド治療なので、例えば、血の巡りが悪いもしくは血が汚れている「汚血(おけつ)」が原因であれば、加味逍遙散、桂枝茯苓丸、温経湯などの駆於血剤を処方するというような治療をしていきます。汚血→精神不安が伴えば、理気作用のある半夏厚朴湯、抑肝散化凍皮半夏、香蘇散、手足の冷えには当帰四逆加呉茱萸生姜湯、胃腸機能には六君子湯エキス顆粒、生理痛・排卵痛は芍薬甘草湯エキス顆粒など。生理周期による不快症状は、成人女性のみならず成長期のお子様も経験することなので、よりいっそう慎重になるのではないでしょうか。漢方は副作用が少なく、長期的なスパンでみると免疫力の向上や体質改善も期待できるので、どんな些細なことでもご相談ください。悩んだままで過ごすことが、最も女性ホルモンに悪影響ですから。

齋藤 竜太郎 院長
東西医学ビルクリニック
齋藤 竜太郎 院長
さいたま市中央区/上落合/大宮駅
●内科 ●心療内科 ●皮膚科 ●アレルギー科 ●整形外科 ●婦人科
  • パーキンソン病

薬の服用が有効。少しでも症状があれば医師に相談を

パーキンソン病とは脳のドーパミンという神経伝達物質の働きが悪くなり、手が震える、体が動かしにくくなる、転びやすくなる、声が小さくなるなどの症状が出ます。声が小さくなるのは高齢者によく見られる症状ですが、若い方でもかかることはあります。神経難病と言われています、他の神経難病と違ってお薬が有効です。完全に治すことはできなくとも薬の服用で症状が軽減したり、進行を遅くしたりできます。パーキンソン病は現在かなり周知されてきている一方「もう歳だから」と手の震えなどを見過ごされている方も多く見受けられます。そういった方こそ受診し医師に相談してほしいですね。治療は薬が基本となり、進行状況によって薬も変わってきます。在宅医療でも、医師が薬剤調整をして医療機関と連携を取りながら対処することができます。発症前からの発見など、少しずつ研究も進んでいますので、今後はもっと治療法が発展していくと見られます。手が震える、転びやすいなど少しでもおかしいなと感じたら、医師に相談してください。

黒木 卓馬 院長
あすかホームケアクリニック
黒木 卓馬 院長
北区/十条仲原/十条駅
●訪問診療 ●内科 ●脳神経内科 ●泌尿器科 ●皮膚科
  • 狭心症

禁煙を徹底し、ストレスをためないことが大事

心臓に血液を送る役割のある冠動脈に障害が起こり、胸の痛みなどが生じる狭心症は、高血圧・脂質代謝異常・糖尿病・喫煙などが原因で起こる労作性狭心症と、冠動脈の痙攣(けいれん)によって一時的な狭窄を生じる冠攣縮性狭心症の2つに大別されます。

労作性狭心症の治療では降圧剤のほか、コレステロールや血糖値をコントロールする薬が使用されることが一般的です。血管の狭窄がみられる場合には、抗血小板薬(血液をサラサラにする薬)の使用が検討されることもあります。これらの薬物治療を行ったうえで、十分な効果がみられないときはカテーテル治療の適応となります。

かつては60代の患者さんに多くみられた狭心症ですが、最近は40代で発症するケースも珍しくありません。労作性狭心症は喫煙が大きなリスクファクターであることが分かっていますから、禁煙を徹底すると同時に生活習慣病を適切に管理することが大事です。また冠攣縮性狭心症はストレスが発症リスクを高めるとされていますから、良質な睡眠をとり、ストレスを上手に発散することを心がけるとよいでしょう。

戸頃 康男 院長
戸頃循環器内科クリニック
戸頃 康男 院長
越谷市/新越谷/新越谷駅
●循環器内科 ●内科 ●美容皮膚科 ●健診・検診
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