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  • ピロリ菌感染

胃がんのリスクが高まるピロリ菌。除菌後も定期的な受診と検査を

ピロリ菌は、生まれてから幼児期までの免疫力の低いときに感染します。昔ですと井戸水などから感染したり、あとは食べものの口移しなどで感染したりすることがほとんどです。ピロリ菌は一度感染すると胃の中でどんどん増えていき、それによって胃の粘膜が薄くなり胃炎を起こします。ピロリ菌感染がさらに進むと、菌そのものはいなくなりますが、胃の壁は薄くなった状態のままで、こうした状態の方はやはり胃がんのリスクがかなり高まります。ただ、今の50代以下の方ですと昔に比べて衛生環境がとてもよくなっていますので、ピロリ菌感染自体は少なくなっています。しかし絶対に感染しないというわけではなく、自覚症状もありませんので、ピロリ菌感染の有無を知るためには胃カメラによる検査をするしかありません。ピロリ菌が発見された際の治療は、薬の服用による除菌療法になります。ある程度薬の服用を続け、除菌ができたかを再検査して確認します。ただしピロリ菌を除菌できたといっても胃がんのリスクはゼロではありませんので、胃の検査は定期的に行い、病気の早期発見と予防に努めることが大切です。

鷹橋 伸子 院長
のばら内科クリニック
鷹橋 伸子 院長
品川区/荏原/戸越銀座駅
●内科 ●消化器内科 ●循環器内科 ●女性内科 ●老年内科
  • 広場恐怖症

恐怖のピークを避け、カフェイン減と食事の意識が肝要

ギリシャ語で「広場」というのは人が多いところという意味であり、広場恐怖症とは広場に限らず、人混み、混雑した電車、エレベーターや飛行機などの密閉された空間などで、急に動悸がしたり息苦しくなったりする症状です。原因はセロトニンが脳内で不足し、不安や緊張を引き起こすことによります。広場恐怖症にかかる方は実はかなり多く、通勤や通学の電車でも苦痛を感じて通い続けられない方もいます。パニック障害との違いは、パニック障害はいつでも起こり得るもので、広場恐怖症は特定の場面で起こり得るものです。しかし広場恐怖症も動悸や息苦しさなどのパニック発作が出ます。広場恐怖症の対処としては、まず無理をしないこと。電車などであれば混雑の時間を避ける、すごく狭い部屋でのミーティングは外すなどして、恐怖になり得るピークを避けることです。そのほか、カフェインが広場恐怖症の不安障害の原因として大きいことがわかっていますので、ブラックコーヒーをよく飲まれるのであればカフェインレスやデカフェのものを選んでいただくこと。あとは大豆製品や乳製品に含まれるトリプトファンという必須アミノ酸を取っていただくと、セロトニンというホルモンが増えて不安や緊張が抑えられます。

大和 行男 院長
こころと美容のクリニック東京
大和 行男 院長
中央区/日本橋/東京駅
●児童精神科 ●精神科 ●皮膚科 ●小児科 ●アレルギー科 ●美容皮膚科 ●婦人科 ●内科
  • 骨粗鬆症

身長が1~2cm縮む、背が曲がるのは危険な前兆

骨粗しょう症は、加齢とともに脆くなり、骨折しやすくなる病態です。特に女性の場合は閉経後に骨粗しょう症が急速に進行します。初期段階では自覚できる症状はほとんどありませんが、進行してくると背骨にひびが入って痛みを生じることがあります。特になにも症状がないと感じていても、身長が1~2cm縮む、背中が曲がってくるのが前兆ですので、そうした兆候があれば一度は受診されることをお勧めします。一番の診断は骨密度をDEXAという機器で計測することです。治療法は、内服薬の服用のほか、骨折のリスクが高い場合やすでに骨折している方は、副甲状腺ホルモンの注射での治療法などがあります。選択肢は他にもいくつかあり、治療は長く継続していくことになります。骨粗しょう症の予防は、骨密度のピークである20歳ぐらいまでは、過剰なダイエットをしないことです。それ以降は、カルシウムやビタミンD、ビタミンKなどを意識した食事、ウォーキングなどの適度な運動が大切です。1日5分ほどでも日光を浴びることでビタミンDを活性化させることができますので、少しだけでも太陽光を浴びることもお勧めですよ。

乗松 祐佐 院長
のりまつ整形外科・骨粗しょう症クリニック
乗松 祐佐 院長
世田谷区/給田/仙川駅
●整形外科 ●リウマチ科 ●リハビリテーション科
  • 心筋梗塞

安静にしていても治らない胸の痛みは心筋梗塞の疑いが

心筋梗塞(しんきんこうそく)は、心臓の筋肉(心筋)に酸素や栄養を届ける冠動脈(かんどうみゃく)が突然詰まってしまい、心筋の一部が壊死してしまう病気です。高血圧や脂質異常、糖尿病によって血管内が細くなり、そこに血のかたまり(血栓)がつまることにより発症します。血液が流れなくなることで、心筋が酸欠状態となり、時間が経つごとに壊死する範囲が拡がり心臓全体へのダメージが大きくなります。
主な症状は、胸が突然締めつけられるように痛くなる、強い圧迫感がある、息苦しい、冷や汗が出る、吐き気を伴うなどがあります(左肩や顎、歯が痛いなどの症状が実は心筋梗塞だったということもあります)。痛みは30分以上続くこともあり、安静にしても治まりません。高齢者や糖尿病のある方は痛みを感じにくい場合もあり、注意が必要です。
検査としては、心電図や血液検査が主で、心臓超音波検査やレントゲン・CT検査などを追加します。特有な変化が見られた場合は、すぐに専門医療機関での治療が必要になる場合があります。
治療では、できるだけ早く詰まった血管を再開通させることが最も重要です。カテーテルという細い管を使って詰まっている部分を確認し、そこに風船(バルーン)やステント(網目状の金属の筒)を入れて血管を拡げることが一般的ですが、治療のタイミングが早いほど、心筋へのダメージを抑えられるため、早期の受診が大切です。

小松 禎子 院長
かえでハートクリニック
小松 禎子 院長
越谷市/上間久里/せんげん台駅
●循環器内科 ●内科
  • 乳がん

以前に比べ、マンモグラフィ検査に伴う苦痛は非常に少なくなってきている

乳がん検診には「マンモグラフィ」と「エコー(超音波検査)」の2つの方法があります。
その中でもマンモグラフィは、「痛い」「怖い」といったイメージを持たれる方が多く、検診をためらう理由のひとつになっています。
しかし、現在のマンモグラフィは、機器の進化により以前と比べて格段に苦痛が少なくなってきていることをご存じでしょうか?
マンモグラフィは乳房を圧迫して撮影を行いますが、新しい機器では強い圧迫を加えなくても、鮮明な画像を撮影できるようになっています。
以前は「ちぎれるかと思った」と話される方も少なくありませんでしたが、最近では
「思っていたより痛くなかった」「これならもっと早く受ければよかった」
といった感想をいただくことが多くなっています。
乳がんで命を落とさないためには、何よりも定期的な検診を受けることが大切です。
日頃のセルフチェックに加えて、乳がん検診を習慣にしていただければと思います。
「痛いかもしれない」という不安で検診を控えていた方も、ぜひ一度、新しいマンモグラフィを体験してみてください。

山下 祐司 院長
やました乳腺外科恵比寿
山下 祐司 院長
目黒区/三田/恵比寿駅
●乳腺外科
  • 腰椎圧迫骨折

高齢者や女性に多い骨折で多くは骨粗しょう症が原因

『腰椎圧迫骨折』は高齢者や女性に多い背骨の骨折で、主に『骨粗しょう症』が原因となります。いちばん起こりやすい場所は胸腰椎移行部といって、胸椎の下部から腰椎の上部にかけての背骨の中でも一番負担がかかりやすい部分です。『骨粗しょう症』が進行する70歳くらいから徐々に増加して、80歳くらいの人がいちばん多い疾患になります。

脆弱(ぜいじゃく)性骨折といって、普通では骨折することがない軽い尻もちや重い荷物を持ったりすることでひどい腰痛を起こして受傷される方が多いです。場合によっては、何も覚えがないけれど、背骨の椎体が潰れてきて腰が曲がってしまう人もいます。

治療は基本的には保存治療といって痛みをコントロールして安静を保つことで骨が自然に固まるのを待ちます。しっかりしたコルセットをすることで腰が曲がってしまうのを防ぎます。大体、骨がくっついて痛みがとれてくるのは1ヶ月〜1ヶ月半くらい。コルセットをつける期間は、大体3ヶ月くらいかかることが多いですね。骨折の程度がひどい場合には手術が必要になることもあります。

予防としては骨粗しょう症を早いうちに診断して、治療を開始することが重要です。「DEXA法」という正確に骨密度を調べる検査を行って一定の値よりも低いようであれば、薬物治療を開始します。骨粗鬆症の程度、年齢、骨折の既往の有無等を検討して適切な治療薬を選択することが重要です。骨密度が低下しないように適度な運動・バランスの取れた食生活・適度な日光浴をすることも大事です。それから『転倒の予防』ですね。下肢筋力をつけて、しっかり歩行ができ、転ばないように足腰の筋力をしっかり保って、バランス能力を保つことが大事です。最近では地域の自治体などで、転倒予防教室を実施しているところもあります。

腰塚 周平 院長
下高井戸整形外科
腰塚 周平 院長
世田谷区/赤堤/下高井戸駅
●整形外科 ●リハビリテーション科
  • 高血圧症

本態性・二次性の確実な診断で

高血圧は慢性的に血圧が高い状態で、血管に負担がかかることから動脈硬化を引き起こす恐れがあります。一般的に降圧薬を服用される方の高血圧は、「本態性高血圧」といって、遺伝的要素や生活習慣の影響が考えられているものの、原因が特定できない高血圧です。高血圧の中には、本態性高血圧の他に、ホルモンバランスの異常や血管の病気などが原因となる「二次性高血圧」というタイプも存在します。まずは高血圧に原因があるかどうか、きちんと診断をすることが肝要で、原因があればそれに対する治療をすることが優先となります。ただ血圧を下げる薬を服用すればいいというものではありません。また、本態性高血圧であってもすぐに薬を開始すればよいというものではなく、塩分を控えた食生活や禁煙、定期的な運動など、生活習慣の是正を複合的に取り組んでいただき、その上でお薬による治療を検討していきます。ご高齢の方は飲む薬の種類を減らしてあげたほうがよい場合もありますし、患者さんの合併する病気によって使うべき薬も変わってくるため、お一人お一人に合わせた治療を考えていくことが重要です。医療用アプリを活用し、生活習慣を改善することで、薬を減らせる例もあります。当院ではこうした新しい方法も取り入れながら、高血圧治療に力を入れています。

阿部 裕之 院長
阿部いきいきクリニック東中野
阿部 裕之 院長
中野区/東中野/東中野駅
●内科 ●循環器内科 ●外科
  • 腰椎椎間板ヘルニア

⽇常⽣活の意識で予防・椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアはぎっくり腰のような電撃痛から始まることが多い疾患です。椎間板の中⾝が外に⾶び出て神経を圧迫したり、⾶び出てきてしまったそのものが痛みを引き起こしています。1番の原因は体質です。椎間板ヘルニアを起こしやすい⼈、起こしにくい⼈がいるのです。椎間板ヘルニアを起こしやすい⼈は、⽼化などによって軟⾻組織である椎間板が痛んで炎症する椎間板変性を発症し、その弱っている椎間板の内側に⻲裂が⾛り、その⻲裂の部分からヘルニアが⾶び出しやすくなってくるのです。
治療法は、まず保存的治療から始めていきます。鎮痛薬を使い、リハビリなどを続けて治療をしていきます。それでも良くならない場合は、⼿術をして治療していくのが⼀般的な流れです。腰が曲がった状態で重いものを持ち上げるなど、負担がかかるような動きが椎間板ヘルニアを引き起こすきっかけになるため、予防するには腰を曲げないよう気をつけることが⼤切です。また、座る姿勢も注意してください。背筋を伸ばし、きちんとした座り⽅をすることで予防になります。

簑輪 忠明 院長
ILC国際腰痛クリニック東京
簑輪 忠明 院長
港区/港南/品川駅
●整形外科
  • 未破裂脳動脈瘤

世界的に統計でみると日本人は『動脈瘤』が多い人種である

未破裂脳動脈瘤とは脳の動脈にできたコブ(脳動脈瘤)で、破裂していない状態のものを指します。
脳動脈瘤が形成される原因は、まだ解明されていないことが多いのですが、高血圧・喫煙・加齢などの後天的な要因や人種・家系的な体質といった生まれつきの要因が組み合わさって影響していると考えられています。
コブの形状には、紡錘状、嚢状、解離性といくつかありますが、コブの壁は弱いので少しずつコブが膨らみ、限界がくると破裂して死亡率の高い「くも膜下出血」を引き起こします。
日本人は世界的な疫学統計でみると、脳動脈瘤の発生が多い人種です。小さいものを含めれば日本人の中高年の4-5%くらいは脳動脈瘤を持っていると言われていて、欧米人と比べて数倍の差があります。昔は破裂してくも膜下出血になってはじめて気づく病気でしたが、現在はMRIが普及したおかげで頭痛やめまいで精査した際に、偶然発見されることが増えてきています。
脳動脈瘤が発見されたからと言ってすぐに破裂するわけではありません。平均すると年間破裂率は1%くらいと考えられています。大きい動脈瘤の破裂率は高く、小さい動脈瘤の破裂率は低い傾向にあります。破裂率が高いと考えられる場合には、破裂を予防する治療をお勧めすることになります。治療による合併症(脳梗塞や術中破裂など)の可能性は低いのですがゼロではありませんから、破裂率が低い動脈瘤であれば、経過を観察していくのが最適な場合も多いです。脳動脈瘤が発見されたからと言ってパニックになる必要はありません。ぜひご相談ください。

上野 俊昭 院長
うえのとしあき脳神経クリニック板橋
上野 俊昭 院長
板橋区/板橋/板橋区役所前駅
●脳神経外科 ●脳神経内科 ●放射線科
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