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  • 小児の便秘

便秘の治療は生後1か月からOK。「たかが便秘」と思わず早めの受診を心がけてほしい

子どもの便秘のほとんどは、食生活・排便習慣・体質などが原因になって起こる「機能性便秘」といわれるものです。便秘は「3日に1回排便がないこと」と定義されていますが、このほかにも「排便のたびに顔が真っ赤になるほどいきむ」「排便の際に肛門が切れる・痛む」という場合は治療の対象となります。
便秘の治療で使用されるお薬は大きく2つ、(1)便をやわらかくする薬と(2)腸の働きを促す薬があり、基本的には(1)のお薬を使いつつ、水分を多めにとることなどを指導するのが一般的です。子どもが便秘になりやすい時期としては、母乳からミルクへ切り替えたり、離乳食を始めたりするタイミングが挙げられます。水分を多めにとることは一つの予防策ですが、お子さんの体質などもありますので、気になることがあれば医師に相談していただくとよいでしょう。なお、数日分の便をまとめて出すと肛門に負担がかかり、切れたり痛みを伴ったりします。痛い思いをしたくない子どもが排便を嫌がるようになると、便秘が悪化して重度の腹痛を引き起こし、救急車で運ばれるような事態になりかねません。便秘の治療は生後1か月頃から行えますので、「たかが便秘」と思わずに医療機関の受診をおすすめします。

高橋 知男 院長
奥戸こどもクリニック
高橋 知男 院長
葛飾区/奥戸/新小岩駅
●小児科 ●アレルギー科 ●小児皮膚科
  • 月経困難症

つらい痛みは低用量ピルでコントロール可能。我慢せずに早めの受診を

月経困難症とはいわゆる「生理痛」のことです。生理痛が俗称で病気と認識されないことが多いですが、月経困難症という立派な病気です。

日本の女性は生理前後に現れる不快な症状を「仕方がないこと」と我慢しがちですが、日常生活に支障をきたすほどの痛みは「病気」であり、治療の対象になります。

月経困難症が疑われる場合には、まず卵巣のエコー検査をして異常がないかどうかを確認します。検査の結果、子宮筋腫や子宮内膜症に伴う月経困難症だと分かれば「器質性」、特に異常がみられない場合には「機能性」の月経困難症との診断がつきます。ほかの病気に起因する器質性の月経困難症では、手術が必要になったり、お薬を使って進行を抑える治療を行うのが一般的です。これに対して子宮の見た目には問題ない機能性の月経困難症の場合は、低用量ピルを使って不快な症状を抑えることができます。

ピルを服用する前の痛みのレベルを10とした場合、個人差はありますが服用後はおおむね1~3まで痛みのレベルが低減します。機能性の月経困難症に悩む女性が妊娠を希望されないのであれば、低用量ピルはつらい期間を上手に乗り切る有効な手段といえます。

川原 正行 院長
ルナレディースクリニック川崎駅前院
川原 正行 院長
川崎市川崎区/駅前本町/川崎駅
●婦人科
  • 大腸ポリープ

内視鏡手術で切除。早期発見のために定期的な検査を

大腸ポリープとは大腸にできる腫瘍です。多くが腺腫という種類のポリープです。腺腫は良性腫瘍ですが、悪性に転じる可能性も持っており、大腸がんに発展する恐れがあります。腺腫は内視鏡で切除することで発がんのリスクをかなり抑えることができます。この大腸ポリープは遺伝子による細胞の異変に起因しており、予防するには適度な運動をするなど生活習慣を整えることが大切です。日本の食事も欧米化していますが、加工肉や赤身肉も一定以上食べると大腸癌になりやすくなります。肥満、アルコールや煙草なども大きく影響しますので、これらを控えることが予防になります。大腸ポリープの治療法もいくつかありますが、内視鏡での切除が有効です。リング状のワイヤーで切除するポリペクトミーのほか、EMRといって粘膜下に液体を注入して焼き切る方法、ESDといって専用の電気メスで少しずつ剥離させていく方法あります。明らかに大きな大腸がんは外科手術が必要になりますので、大腸ポリープは早期の段階で切除する、その早期発見のために大腸カメラによる内視鏡検査を定期的に受けることが大切です。

徳山 信行 院長
中野駅前とくやま大腸と胃の内視鏡クリニック
徳山 信行 院長
中野区/中野/中野駅
●消化器内科 ●胃腸内科 ●内視鏡内科 ●肛門科 ●健診・検診
  • 月経困難症

月経困難症の原因を知り、痛みの緩和と貧血予防の治療を

月経困難症には、機能性と器質性の2つのタイプがあります。機能性は、原因疾患がありません。剥がれ落ちた子宮内膜を血液と一緒に体外に出す時に、プロスタグランジンという陣痛のような痛みを引き起こす物質が過剰に分泌されます。それにより、子宮が収縮し過ぎてしまい、日常生活に影響が出る痛みが起こります。一方で、器質性は、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症といった原因疾患があります。それらの疾患により、激しい月経痛や経血量の増加がみられ、毎月繰り返されるため貧血を引き起こしている状態になるのです。
このように、痛みや出血に異常をきたす月経困難症ですが、超音波検査によって発見することが可能です。主な治療は、経口ホルモン剤である低用量ピルと漢方薬の内服といった対症療法になります。
月経は毎月来るものであり、痛みや貧血による体調不良は我慢せずに治療を受けると良いでしょう。まずは、検査を行なって月経困難症の原因を把握しておくことが大切です。痛みを緩和させていつもの生活や仕事に支障がないように、早めに医療機関に受診しましょう。

酒井 淳  院長
元町レディースクリニック
酒井 淳 院長
横浜市中区/山下町/元町・中華街駅
●産科 ●婦人科 ●産婦人科
  • 過活動膀胱

頻尿の症状の裏に、膀胱結石や膀胱がん、生活習慣病が隠れていることも

急に起こる我慢出来ないような強い尿意(尿意切迫感)を主症状とする、症候群です。
中年以降によく見られるのですが、若い方でも見られることがあります。原因としては脳血管障害や脊椎疾患などがあげられますが、前立腺肥大や加齢でも過活動膀胱が起こることがあり、原因は多岐に渡ります。
過活動膀胱は症状に基づく病気ですので、自覚症状の評価が最も重要です。
過活動膀胱の治療では、膀胱の収縮を抑える抗コリン剤が用いられることが一般的ですが、最近ではβ3アドレナリン受容体作動薬やボツリヌス療法なども使用されるようになりました。過剰な飲水摂取の抑制、唐辛子やカフェインなどの刺激物摂取の抑制が必要です。理学療法として、膀胱訓練や、骨盤底筋体操を行います。骨盤底筋体操は自己流で行うと逆効果になることもありますので、最初はクリニックでの指導を受けた方がいいかもしれません。ただの頻尿と思っていたら、実は膀胱結石や膀胱がんが隠れていたり、高血圧や糖尿病、心疾患などが隠れているケースもあります。専門医の診察を受け、その頻尿が何で起こっているのかを突き止め、早めの治療をすることをお勧めします。

塩見 誉 院長 & 美帆 副院長
富士見台ほまれクリニック泌尿器科・糖尿病内科
塩見 誉 院長 & 美帆 副院長
練馬区/貫井/富士見台駅
●内科 ●泌尿器科 ●女性泌尿器科 ●糖尿病内科 ●内分泌内科 ●アレルギー科
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