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  • 虚血性心疾患

危険因子をしっかりと治療、コントロールし予防する

虚血とは血が巡らなくなることを意味します。心臓の周りにある冠動脈という栄養血管が狭くなったり、詰まったりすることで狭心症や心筋梗塞が起こり、心臓機能が悪くなって胸に痛みや息苦しさが出る、これが虚血性心疾患です。治療法はカテーテル治療や、飲み薬だけでもしっかりと治療ができるものもあります。治療後の経過を見ていく段階では薬が増えがちになりますが、薬を変更する、やめるというタイミングについては、一般内科の医師では判断しかねるケースもありますので、循環器の専門医の判断を仰ぐのが望ましいです。虚血性心疾患の予防法は、まずはその患者さんの危険因子となるもの、例えば血圧やコレステロール値が高い、喫煙や糖尿病などをきちんとコントロールすることです。睡眠時無呼吸症候群も血圧を上げ、動脈硬化に直結する病気なので治療してほしいところですが、これは自覚しにくい疾患でもあります。日中の過度な眠気や集中力の低下、疲労感が取れない場合は一度受診し相談することをおすすめします。

高昌 秀安 院長
新中野なべよこ内科
高昌 秀安 院長
中野区/本町/新中野駅
●内科 ●循環器内科 ●腎臓内科
  • 内痔核[いぼ痔]

症状の改善・予防のカギは便秘の解消。バランスのよい食事や適度な運動を心がけて

肛門には蛇口のゴムパッキンの役割を担う「肛門クッション」と呼ばれる部分があります。内痔核はこの肛門クッションが肥大化したものをいいますが、初期ではこれといった痛みもなく見過ごされているケースが少なくありません。

肛門クッションが腫れていぼのようになったものを「痔核」といい、これが肛門の内部にできることを「内痔核」といいます。出血を伴う場合は塗り薬によって症状をコントロールできますが、内痔核が肛門から脱出しているときはジオン注(痔核硬化療法)が有効です。ジオン注は患部に薬剤を注入することによって血流を止め、痔核を固定してしまう方法で、再発率は10%程度とされています。

内痔核は排便時のいきみが主な原因ですから、症状の改善や予防には排便コントロールが重要になります。バランスのよい食事をとり、適度な運動を心がけ、お風呂はシャワーで済ませるよりもゆっくりお湯舟につかっていただくとよいですね。また慢性的な便秘に悩まされている方では、下剤などを適切に使用することも大事です。

有馬 秀英 院長
江東ありま内視鏡クリニック 門前仲町院
有馬 秀英 院長
江東区/富岡/門前仲町駅
●消化器内科 ●肛門外科 ●内視鏡内科 ●外科 ●胃腸内科 ●健診・検診
  • 熱性けいれん

5分以上続くけいれんは、緊急の対処が必要

発熱時に起こるけいれんのほとんどは「熱性けいれん」と呼ばれるものです。

熱性けいれんには単純型と複雑型があります。単純型の場合、5分以内にけいれんはおさまり、命に関わることも後遺症が残ることもなく、落ち着いてから医療機関を受診されるとよいでしょう。複雑型の場合、15分以上けいれんが続き、⼊院や検査が必要になることがあります。

5分以上けいれんが続く場合は、複雑型の可能性を考慮しなければなりません。例えばですが、おうちで5分経っているとして、そこから病院に⾏き、診察を受ける頃にもまだけいれんが続いていてるとしたら、⼊院が必要になることも⼗分考えられます。これらのことから、けいれんが5分以上続く場合には、早急に医療機関を受診するようにしていただきたいです。

また、熱性けいれんは複雑型であっても命に関わることは基本的にない病気ですが、けいれんの最中は意識がなくなってしまうので、それに伴う事故のほうがけいれんそのものよりも危険です。転倒による怪我や、お風呂やプールでけいれんを起こして溺れてしまう場合などです。けいれんを起こしてしまった場合には、まず安全の確保を第⼀に対応していただきたいです。
熱性けいれんは、有病率でいえば、3〜9%ほどあり、決してまれな病気というわけではありません。ただし年齢が上がるにつれて起こりにくくなり、8歳くらいになるとほとんど⾒られなくなります。

青木 剛志 院長
あおきこどもクリニック
青木 剛志 院長
千葉市稲毛区/園生町/穴川駅
●小児科
  • 乳児血管腫(いちご状血管腫)

お子さんの皮膚に現れる「赤くて盛り上がったあざ」は早期の受診が必要

乳児血管腫はかつて「いちご状血管腫」と呼ばれていた良性の腫瘍で、生後2週間頃からいちごのように赤くて盛り上がったあざができはじめます。放っておくとだんだん大きくなる傾向があるため、見つけたらすぐに医療機関を受診し、早期に治療を開始することが重要です。

最近では乳児血管腫に対する新たな治療法が確立されており、プロプラノロールという内服薬とレーザー治療の統合治療が行われるようになりました。プロプラノロールは内服薬ですが、服用することにより乳児血管腫が、著明に縮小します。ただし、この内服薬はもともとが循環器系の治療薬で、循環器系の重篤な副作用が出現することがあり、治療の可否については慎重に検討する必要があります。

当院では慶應義塾大学病院と連携して乳児血管腫の治療を行っており、内服薬をはじめとした患者さんの全身管理は大学病院で、レーザー治療はこちらで担当するといった役割分担をしています。早期に治療を始めることで治療期間を短くすることも期待できますから、お子さんの皮膚に赤みなどの異変がみられたらすぐに医療機関を受診していただきたいと思います。

小林 正弘院長
新橋汐留小林クリニック
小林 正弘院長
港区/東新橋/新橋駅
●形成外科
  • 心不全

悪化していくサイクルを緩やかなものにしていくことが大切

以前は楽にできていたことが、同じようにやっても息切れがする。心不全の代表的な症状です。他に、足のむくみなどの症状もあり、進行すると就寝時に息が苦しくなっていきます。心不全とは、様々な要因で引き起こされる心臓の機能の低下です。年齢によるものもありますし、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が原因となることや、狭心症や心筋梗塞などの循環器の疾患が元で機能が落ちてしまうケースもあります。
心不全の治療で重要なのは、悪くなっていく曲線をいかに緩やかなものにしていくか、ということになります。一般に、最初は1年に1回の入院だったのが、やがて半年に1回、3ヶ月に1回と、年を経ていくごとに徐々に短くなっていきます。そのサイクルを悪化させないためには、細やかなケアが必要です。設備の充実した大きな病院でそれを可能にするのは難しいでしょう。経過観察に必要な検査、その結果を受けての細やかな内服薬などの調整は地域のクリニックが適任ですし、大きな責任を負っていると言えます。

青野 豪 院長
ごうファミリークリニック鎌倉大船
青野 豪 院長
鎌倉市/城廻/大船駅
●内科 ●循環器内科 ●心療内科 ●訪問診療
  • 蕁麻疹

蕁麻疹は内服薬を継続することにより症状を抑えることが大切

蕁麻疹は発症してからの期間が6週間以内のものを急性蕁麻疹、6週間を越えたものを慢性蕁麻疹と呼びます。原因としては、食物や薬剤に対するアレルギー反応として生じることもありますが、感染症に伴うものや疲れやストレスなどを背景や悪化因子として生じ、原因がわからないものも多いです。急性蕁麻疹は1か月以内に治ることが多いのですが、慢性蕁麻疹では原因がわからないことが多く、数か月から5~6年など年単位で病気と付き合っていくケースも多いです。

症状は、かゆみを伴うボコボコとした膨疹と呼ばれる発疹を生じることが一般的です。治療は抗ヒスタミン薬の内服が第一選択となりますが、症状の改善がみられない場合には他の薬剤への変更や、増量が可能な薬剤では倍量に服用量を増やしたり、他の薬剤の併用したりします。慢性蕁麻疹の場合は、内服薬を服用することで症状の発症を予防しつつ、徐々に薬の量を減らしていくことが大切です。

特に慢性蕁麻疹では多くのケースで原因を特定することができず、そのような場合には明確な予防策も存在しないのが現状です。まずは薬物療法により皮疹の出現を完全に抑制し、そして内服を継続することで病勢を落ち着かせ、徐々に内服薬を減量し中止していくことが重要となります。したがって、治療期間が長引いても諦めずに根気よく飲み薬を続けることが大切です。

屋代 正晃 院長 屋代 未佳 副院長
こどものくに皮膚科
屋代 正晃 院長 屋代 未佳 副院長
横浜市青葉区/奈良/こどもの国駅
●皮膚科 ●小児皮膚科 ●美容皮膚科
  • 大腸ポリープ

重症化予防のカギは食習慣の見直しと定期的な内視鏡検査

大腸ポリープはいわゆる「食の欧米化」によって近年増加傾向にあるといわれます。日本古来の食物繊維が多く含まれる食生活から、食生活が欧米化へしたことにより、大腸にポリープが発生するリスクは高まっています。大腸ポリープは初期の段階では無症状のことが多く、症状から見つけることは非常に困難です。会社で受けた健康診断の「便潜血検査」で陽性になり、大腸カメラ検査をして初めて見つかるといったケースも少なくありません。

便潜血検査で異常があった場合は、できるだけ早く大腸カメラ検査を受けることが大事です。検査でポリープが見つかっても、小さなものであればそのまま切除することができるからです。特に痔の症状のある方は大腸ポリープや大腸癌の可能性を否定せずに、積極的に検査を受けるようにしましょう。ポリープががん化してからでは手術での治療が必要になることもあるので、注意が必要です。

大腸ポリープは食の欧米化が大きな要因になっているとはいえ、食生活の改善だけで予防できるものではありません。大腸ポリープの早期発見にもっとも有効なのは内視鏡検査ですから、ポリープの既往がある方は1~2年に1回、異常がない方でも最低3年に1回は検査を受けるようにしましょう。特に、50歳を過ぎると発症リスクが高まりますので積極的な検査をおすすめします。

杠葉 良 院長
ゆずりはクリニック
杠葉 良 院長
横浜市保土ケ谷区/峰岡町/星川駅
●内科 ●消化器内科 ●外科
  • 膠原線維性大腸炎

疑わしい原因薬剤があれば服用を中止することが最も重要

膠原繊維性大腸炎(Collagenous colitis) は中高年女性に多い病気で、水のような下痢が続くのが主な症状です。血便はほとんどなく、腹痛や体重減少、疲れやすさを伴うこともあります。原因としては薬の副作用(胃酸を抑える薬や痛みどめなど)や感染などが考えられます。
この病気は「顕微鏡的大腸炎」に分類され、大腸内視鏡検査で見えるような潰瘍や炎症がないのが特徴です。しかし、内視鏡は診断にとても重要な役割を果たします。
粘膜の確認
内視鏡で見たとき、大腸の粘膜は通常ほとんど正常に見えます。ただ、場合によっては少し赤くなったり、血管の模様が変化することがあります。
生検(組織採取)
確定診断には、内視鏡で大腸の複数箇所から粘膜を採取し、顕微鏡で詳しく調べる必要があります。この病気では、腸の粘膜の下にある膠原線維(コラーゲンの層)が厚くなっているのが特徴です。
他の病気との区別
内視鏡検査を行うことで、潰瘍性大腸炎や感染性腸炎など、他の病気を除外することができます。
治療方針として、疑わしい原因薬剤があれば中止する事が最も重要です。

内山 勇二郎 院長
町田駅前うちやま消化器内視鏡クリニック
内山 勇二郎 院長
町田市/原町田/町田駅
●消化器内科 ●内視鏡内科
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