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  • 心不全

原因を正確に評価し、それに合った治療と予防が大切

心不全とは、高血圧、心臓弁膜症、虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)不整脈、心筋症(心臓の筋肉の異常)などが原因で心臓に負担がかかり正常に機能しなくなる病気です。心臓のポンプ機能が悪くなり、十分な量の血液を全身に送れなくなることで、倦怠感や食欲低下、手足の冷えなどの症状がみられます。また、血液が滞り、肺や肝臓、全身に血液が溜まって、息切れやお腹の張り、足や顔のむくみなどの症状もみられます。まずは、診察や検査によって心不全の状態や原因をしっかり評価し、それぞれの病状に応じて適切な治療を行うことが大切です。例えば、体内に水が溜まっている場合は利尿薬で水分バランスを是正したり、心筋梗塞が原因で心不全になってしまっている場合はカテーテル治療を行うこともあります。また、心臓の機能が低下している場合は、心臓を保護する飲み薬で心臓の働きを改善させるなど、治療方法も幾通りもあります。心不全の予防は、運動、肥満予防、禁煙、減塩、節酒といった生活習慣の改善が大切であり、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病を合併されている方や心臓病の家族歴がある方は特に注意が必要です。
「最近息切れが悪化してきた」、「足や顔が段々むくんできた」などといった症状がみられる方は、早めに受診していただき、些細なことでもご相談ください。

角田 昇隆 院長
秋葉原内科シンシアクリニック
角田 昇隆 院長
千代田区/神田佐久間町/秋葉原駅
●内科 ●循環器内科 ●糖尿病内科 ●呼吸器内科 ●内分泌内科 ●代謝内科
  • やけど

手近にあるもので、とにかくいち早く冷やすことが大切

やけどは、大きくI度、II度、III度と区別され、さらにII度は浅いものと深いものとに分かれます。I度とII度の浅いものについては、皮膚の最も浅い表皮から真皮の浅い部分にのみダメージがあるもので、表面的に赤くなったり、水疱ができたりする程度のものとなります。実は、このII度の浅いものが最も強い痛みが生じます。ダメージがより深く、真皮の深いところの層まで達してしまうと、痛みを感じるセンサーまでがダメージを受け、逆に痛みを感じにくくなってしまいます。ですから、痛みがあるのは、不幸中の幸いと申しますか、悪くないサインと受け取ることもできるでしょう。I度とII度の浅いものであれば、塗り薬で治るものがほとんどですが、それ以上となると傷んだ皮膚組織を取り除いたり、場合によっては他の部分の皮膚を移植する植皮と呼ばれる治療が必要となることもあります。

やけどを負ってしまった場合、最も重要なのが、とにかくいち早く冷やすことです。流水でも氷水でも、近くにある手段で素早く冷やすことでやけどの進達を抑えることができます。また気をつけていただきたいのが、関節の内側のやけどです。小さなお子さんでよくあるのですが、炊飯器の湯気が出るところに触ってしまい、手の内側にやけどを負ってしまうことがあります(炊飯器熱傷)。関節部分にやけどを負うと、治る過程で傷が縮まっていき、最終的にしっかり十分に開かない(関節拘縮)ということになりかねませんので注意が必要です。もう1つ、意外と皆さんがご存知ないのが、やけどは感染を伴いやすいということです。やけどを負って一週間くらいまでは感染が起こりやすい時期ですので、適切な処置を受け、丁寧に観察していくことが大切です。

林 瑠加 院長
LIKKAスキンクリニック(リッカスキンクリニック)
林 瑠加 院長
品川区/西五反田/五反田駅
●形成外科 ●皮膚科 ●美容皮膚科
  • 急性大動脈解離

『急性大動脈解離』は季節性の病気、9月から春前まで急増

『急性大動脈解離』はある日、突然劇的な症状で激烈な痛みと共に発症する病気で、死にそうな状態で救急車に搬送されます。手術自体も動脈が裂けてしまっているので、本当に出血が止められるかどうか医師の技術と経験全てを求められるような疾患です。尚且つチームとして機能していないとなかなか救えない病気です。原因は動脈硬化によるもので高齢になればなるほど高まり、生活習慣からくる病気でもあります。最終的には手術をしますが、急性大動脈解離には手術をしない別のタイプもあり、そこの診断というのも慣れていないと難しいものです。急性大動脈解離は季節性の病気でもあって、特に今の時期(9月)から春ちょっと手前までとても多く、毎週のように手術していることも珍しくありません。ただ一般の医師の先生がお目にかからないような病気でもあるため、CT画像を見ても緊急で手術が必要なのかどうか慣れていないと判断が難しいものです。ですから、もし何か違和感があったら大きな病院や専門医に診てもらうことが大切です。予防法は生活習慣病をしっかりとコントロールすること。寒暖の差で血圧が急に上昇すると急性大動脈解離を発症させるため、おうちの中でも寒暖の差が起こりやすいところ(トイレ、脱衣所、お風呂など)に注意しましょう。またお通じも便秘でいきんで出さずに済むようにします。リスクのある方は急に裸になって熱いお湯に入るのではなく、あらかじめ脱衣所を温めておく、シャワーを出して室内の温度を上げておくなど対策が必要です。夜中のトイレも危険なので、布団の側に何か羽織るものを準備しましょう。

吉武 勇 院長
ゆずな内科在宅クリニック
吉武 勇 院長
草加市/高砂/草加駅
●内科 ●循環器内科 ●皮膚科 ●外科 ●精神科 ●訪問診療
  • 男性更年期障害

男性更年期は早期の診断と適切な治療によって、生活の質を向上させることが可能

男性更年期は、40歳以降に男性ホルモンである「テストステロン」の低下が原因で現れる症状であり、発症年齢や症状には幅があります。主な症状は、身体的なもの、精神的なもの、そして性機能の低下の3つに分類されます。身体的な症状には、疲れやすさ、倦怠感、筋力の低下、頭痛などが挙げられます。精神的な症状としては、意欲の低下や働く気力の減少、鬱のような状態、集中力の低下が見られることがあります。そして性機能の症状には、ED(勃起不全)、性欲の低下、朝の勃起が減るなどがあります。診断のためには、採血によって血中テストステロンの測定を行うのが一般的です。

治療は、テストステロンを補充する方法が中心です。海外では飲み薬、塗り薬、注射などの選択肢がありますが、日本では肩への筋肉注射が主流となっています。通常、1カ月に1回、多い場合には2週間に1回注射を行いながら、患者さんの症状に応じて治療を調整していきます。また、予防としては、テストステロンを増やす生活習慣を取り入れることが重要です。筋力アップのための運動はテストステロンの増加につながり、その結果やる気が湧き、さらに運動を続けるという良い循環が生まれます。栄養面でもたんぱく質や亜鉛、ビタミンの摂取を意識し、十分な睡眠を取ることも大切です。

男性更年期の症状に心当たりがある方は、ぜひ泌尿器科での受診をご検討ください。早期の診断と適切な治療によって、生活の質を向上させることが可能です。

橘 秀和 院長
麻布十番たちばな泌尿器科・皮膚科クリニック
橘 秀和 院長
港区/麻布十番/麻布十番駅
●泌尿器科 ●皮膚科
  • 未破裂脳動脈瘤

世界的に統計でみると日本人は『動脈瘤』が多い人種である

未破裂脳動脈瘤とは脳の動脈にできたコブ(脳動脈瘤)で、破裂していない状態のものを指します。
脳動脈瘤が形成される原因は、まだ解明されていないことが多いのですが、高血圧・喫煙・加齢などの後天的な要因や人種・家系的な体質といった生まれつきの要因が組み合わさって影響していると考えられています。
コブの形状には、紡錘状、嚢状、解離性といくつかありますが、コブの壁は弱いので少しずつコブが膨らみ、限界がくると破裂して死亡率の高い「くも膜下出血」を引き起こします。
日本人は世界的な疫学統計でみると、脳動脈瘤の発生が多い人種です。小さいものを含めれば日本人の中高年の4-5%くらいは脳動脈瘤を持っていると言われていて、欧米人と比べて数倍の差があります。昔は破裂してくも膜下出血になってはじめて気づく病気でしたが、現在はMRIが普及したおかげで頭痛やめまいで精査した際に、偶然発見されることが増えてきています。
脳動脈瘤が発見されたからと言ってすぐに破裂するわけではありません。平均すると年間破裂率は1%くらいと考えられています。大きい動脈瘤の破裂率は高く、小さい動脈瘤の破裂率は低い傾向にあります。破裂率が高いと考えられる場合には、破裂を予防する治療をお勧めすることになります。治療による合併症(脳梗塞や術中破裂など)の可能性は低いのですがゼロではありませんから、破裂率が低い動脈瘤であれば、経過を観察していくのが最適な場合も多いです。脳動脈瘤が発見されたからと言ってパニックになる必要はありません。ぜひご相談ください。

上野 俊昭 院長
うえのとしあき脳神経クリニック板橋
上野 俊昭 院長
板橋区/板橋/板橋区役所前駅
●脳神経外科 ●脳神経内科 ●放射線科
  • 認知症

社会との接点を持ち続けることで症状の進行抑制が期待できる

私たち人間は成長するまでの過程で、話すこと/覚えること/食べること……などの能力を身につけます。認知症はこうしたさまざまな能力の低下が、加齢の速度よりも早く進行する病気です。認知症には日本人にもっとも多いアルツハイマー型認知症のほか、血管性認知症・レビー小体型認知症・前頭側頭型認知症の4つのタイプがあります。

認知症の症状にはもの忘れ(記憶障害)などの中核症状のほかにBPSDと呼ばれる周辺症状があり、怒りっぽくなったり、うつ症状が現れたり、食事ができなくなったりするほか、幻覚が見えるという方もいます。こうしたさまざまな症状によって患者さんご本人の生活維持が難しくなり、ご家族が支えきれない状態になることが大きな問題だと言えるでしょう。

現在まで、認知症は根本的な治療法は確立されていません。そのため患者さんには「治らない」ということをご理解いただいたうえで、一人一人がその人らしい生活を続けられるように、適切な治療や介護サービスを受けていただくことが重要となります。完治を望めない病気ではあるものの、デイサービスや友人との会話などを通して社会との接点を持つことにより、病気の進行を抑えることが期待できます。


任 博 理事長・院長
文京根津クリニック
任 博 理事長・院長
台東区/池之端/根津駅
●訪問診療 ●内科
  • うつ病

ストレスに対するセルフケアが病気の予防につながる

うつ病の原因ははっきりと分かっていないものの、生まれ持った性質・環境・ストレスなどが重なり合って発症すると考えられます。主な症状としては、気分の落ち込み、興味・関心の低下、睡眠障害、食欲低下/増進、イライラ・不安などが挙げられ、これらの症状が2週間以上続いた場合に「うつ病」との診断がつきます。

うつ病と似た症状が現れる病気として適応障害があります。適応障害はストレスから遠ざかっている間は症状が現れないのに対し、うつ病は適切な治療を受けないかぎり症状の改善がみられないことが特徴です。

うつ病の薬物療法では、抗うつ薬が使用されます(根本療法)。また、うつ病に伴うさまざまな症状に対しては、抗うつ薬の効果が発現するまでに最低でも1から2週間の時間を要するため、その間は、抗不安薬や睡眠薬の使用が検討されます(対症療法)。うつ病は急に発症するわけではなく、心身の不調が積み重なって生じるものです。身体(頭痛や下痢など)、情緒(気分の落ち込みなど)、行動(酒量増大など)に何らかのストレスサインがみられたら、ストレスを上手に発散することが大事です。

中野 和歌子 院長
ラベンダーメンタルクリニック 浜松町
中野 和歌子 院長
港区/浜松町/浜松町駅
●精神科 ●心療内科
  • 前立腺がん

恐れる必要はあるが、必要以上に恐れる必要はない

前立腺は膀胱の下に位置する男性にしかない臓器で、前立腺がんはその臓器に発生するがんです。この疾患は目立った症状がなく、PSA検診によってほとんどの方が判明します。検診の数値が高ければ、がんの疑いが高いと考えられ、前立腺の組織の一部を切り取って生検をおこない、診断が確定します。
治療の方法はステージや年齢によって変わってきます。比較的若い世代、5、60代までであれば、前立腺の摘出手術や放射線療法によって根治を目指します。前立腺がんは骨に転移することがありますから、その場合には化学療法や抗男性ホルモン療法が選択されます。
前立腺がんは歳をとるに従い増えていきますが、抑えておきたいのは、その進行が非常にゆっくりだということ。PSAがまだなかった時代、様々な理由で亡くなった方を解剖すると、治療してない前立腺がんが多数見つかったという報告がありました。これは何を意味するかというと、“がん”であったけども、その人の人生に影響を与えていなかったということなのです。それを考えれば、80歳を過ぎて検診を受ける必要はほぼないと言っていいでしょう。
前立腺がんは治療を受ければ治る可能性が非常に高いがんです。その意味では、若い方は検査を受けられたほうがよい。きちんと恐れる必要はありますが、必要以上に恐れる必要はないということを知っていただきたいですね。

力石 辰也 院長
練馬在宅クリニック
力石 辰也 院長
練馬区/中村北/練馬駅
●内科 ●小児科 ●泌尿器科 ●訪問診療
  • 嚥下障害

食べにくさ・飲み込みにくさを感じたら専門家に相談を

嚥下機能障害(嚥下障害)とは文字どおり、嚥下(ものを飲み込んで胃の中へ送ること)機能に問題が生じている状態です。原因としては老化、脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)発症後、パーキンソン病をはじめとした神経難病などのほか、歯が抜けたり、口の中に病気があったりすると生じることがあります。

治療では、障害を引き起こしている原因を取り除くことが第一選択肢となり、たとえば歯が抜けてしまって噛んだ食べ物をうまくまとめられなくなった場合まとめられなくなった場合には入れ歯(義歯)を作成・調整します。また脳卒中で麻痺が残ってしまった場合や老衰で飲み込む力が衰えた場合には、喉の筋肉のトレーニング(リハビリテーション)などが行われます。

嚥下機能障害は人生を送る中で誰もがいつかは経験するものですが、「口から食べる」ことは筋力をはじめとした心身の健康維持において重要な役割があります。ご自分やご家族について気になることがありましたら、専門家にご相談いただくとよいでしょう。

天本 健司 総院長
ホームクリニックえにし
天本 健司 総院長
練馬区/石神井町/石神井公園駅
●訪問診療 ●内科 ●呼吸器内科 ●循環器内科 ●脳神経内科 ●血液内科 ●糖尿病内科 ●精神科 ●耳鼻咽喉科 ●皮膚科 ●眼科 ●リハビリテーション科 ●整形外科 ●リウマチ科 ●放射線科
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