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  • アレルギー性鼻炎[鼻アレルギー]

アレルギー性鼻炎には3つの柱が大切!スムーズで的確な治療をおこなう。

アレルギー性鼻炎には、検査・指導・舌下免疫療法の3つの柱で治療を行なっていきます。
まず、検査をしてどのアレルギーがあるのかハッキリさせることが大切です。風邪との見分けつかないことも多くあります。しっかりと原因突き止めることで治療にスムーズに入っていけますよ。今は、指先をチクっとするだけで41種類のアレルギーを調べられる検査機器もあります。これによって子供のアレルギー検査もスムーズに行えるようになりました。
なんのアレルギーか分かったら、的確な指導に入ります。原因を特定すれば、どんな症状が、いつ、どれくらいの強さで出るのかを予測し、対策を行えます。例えば、ダニが原因のアレルギーの場合、「ダニが増えるのは6-7-8月で、ピークは9-10月」なのでその時期に重点的に対策をというわけです。
治療法は子供は内服が中心、大人は内服とレーザー治療を並行して鼻詰まりよくしたり反応薄くしたりすることが出来ます。レーザーは、内服しても鼻が詰まることによる頭痛や寝苦しさを解消してくれます。また、5歳以上になるとスギとダニに対する舌下免疫療法も取り入れることが出来るので選択肢の幅は広がってきます。
短期の治療には内服薬や点鼻薬、中期的な治療は2年ほど効果が持続するレーザー治療、長期的なものは4年続けることで体質改善を行なう舌下免疫療法です。アレルギー性鼻炎はこれらの短期・中期・長期の治療の組み合わせることで対応していきます。

竹村 栄毅 院長
レイクタウンたけのこ耳鼻咽喉科
竹村 栄毅 院長
越谷市/レイクタウン/越谷レイクタウン駅
●耳鼻咽喉科 ●アレルギー科 ●気管食道外科
  • うつ病

ライフイベントにおけるストレスや環境の変化で起こるうつ病

うつ病の特徴には、普段の体調と異なって気分が憂鬱で疲れやすい、やる気が出ない、物事をマイナス面にしか捉えられないといった気分の変調が現れます。そして、気分転換ができず、症状が持続する状態となります。うつ病が発症する年齢は幅広いですが、30〜60代が多くみられることも特徴的です。その背景として、仕事や結婚、退職などのライフイベントの変わり目において、大きなストレスと環境の変化が影響していると考えられています。うつ病の治療は、約90%が薬物療法です。患者さんの中には、薬物療法で過敏に副作用が現れる方もいます。その場合は、心理療法がメインとなることでしょう。
うつ病を予防することは容易ではありません。基本的には、自分を中心として取り巻く環境が変わった時に、うつ病は発症しやすくなります。その時点で、すぐにうつ病を発症するのか、あるいは時間が経ってから起きるのかは個人差があります。共通するのは、何らかのタイミングで心理的負荷がかかり、不眠や体調不良が起こります。その変化が起きた時に、しっかりと心身の休養ができることが大切です。

石井 正宏 院長
航空公園クリニック
石井 正宏 院長
所沢市/喜多町/航空公園駅
●心療内科 ●精神科 ●脳神経内科
  • 安定狭心症

胸痛を伴わない冠動脈疾患 薬物治療と症状の慎重な観察が重要です

狭心症とは心臓の血管である冠動脈が細くなることから心筋の酸素が少なくなり、胸に痛みや圧迫感が起きる病気です。一方で狭心症の中には胸部症状を生じない病態も存在し、これを安定狭心症や慢性冠動脈疾患と呼びます。心機能が低下していない、冠動脈のより近位部に病変がないなどが条件となりますが、安定狭心症治療の第一選択は薬物治療と高血圧や糖尿病、喫煙、コレステロール値などリスク因子のコントロールになります。つまり、カテーテルやバイパスなどの侵襲的な血行再建治療を要しません。また、例え狭窄病変が存在しても定期的な冠動脈画像検査は必須ではなく、あくまで身体診察と簡単な検査に加え胸痛や息切れなどが患者さんの日常生活動作にどれだけ影響するかをしっかり評価することがフォローアップの基本となります。近年では患者-医師間でより簡便にかつ客観的に狭心症症状を評価する方法も存在しており大谷田団地診療所でも利用可能です。一方で安定狭心症でも不安定な状態へ移行する場合もあり、高次医療機関への搬送が必要になります。微細な変化から病態を推測しなければいけない場合も多いですから、冠動脈疾患をお持ちの方は普段から経験ある循環器専門医の診療を受けることをお勧めいたします。また、狭心症の元となる動脈硬化は全身性の病態です。リスク因子のコントロールが脳梗塞や慢性腎臓病などの予防にもつながりますので、定期的な診療、検査を受けるようにお願いします。

渡邉 一平 院長
大谷田団地診療所
渡邉 一平 院長
足立区/大谷田/北綾瀬駅
●内科 ●循環器内科 ●訪問診療
  • 白内障

手術のタイミングはそれぞれだが、早期の手術により、健康寿命が延び、豊かな老後生活につながる

白内障とは、目の中にある水晶体といわれる部分が白く濁ってしまう病気です。

【症状】
かすんで見える
ぼやけて見える
光をまぶしく感じる
ものが二重、三重にみえる
めがねやコンタクトで調整しても、文字などが読みずらい
夜間の運転中にヘッドライトがまぶしい
目が疲れやすい

このような症状がある場合、白内障の可能性があります。

【原因】
糖尿病
外傷、アトピー
先天的なもの
薬剤、放射線によるもの
他の目の病気に続いておこるもの

によって引き起こされることもありますが、白内障の原因のほとんどは加齢であり、年齢を重ねるほど発症リスクは高まります。50歳になると50%の方が発症し、80歳になるとほぼ100%の方が白内障になっています。人によって様々ですが、誰もがいつかは白内障になります。

【治療】
点眼薬によって、ある程度白内障の進行を遅らせることもできますが、根本的な治療は手術となります。

白内障手術は、日本国内で1年間に190万件も行われているとてもポピュラーな手術です。体への負担が少なく、麻酔自体も点眼薬やほとんど痛みを感じることのない注射で済みます。手術自体は15分~20分ほどで終わり、日帰り手術も可能です。

【眼内レンズの種類】
<単焦点眼内レンズ>
焦点が1ヵ所にだけ合うレンズです。もっとも一般的なレンズであり、日本では約95%の方がこちらのレンズを選択していると言われています。特定の距離(遠く・中間・近くのいづれか)にピントが合うように設定されており、その他の距離を見たい場合はメガネによる矯正が必要です。
単焦点レンズは、グレア・ハロー(暗いところで光がぼやけて見えたり、ぎらぎらと眩しく感じる現象)が最も少なく、コントラスト感度(見え方の質)が良いと言われています。眼鏡をかけるのが苦ではなく、1つの距離をできるだけ鮮明に見たい方におすすめのレンズです。

<多焦点眼内レンズ>
単焦点眼内レンズと異なり、複数ヵ所に焦点を合わせることができ、遠くにも中間にも近くにも焦点を合わせることができます。できるだけ老眼鏡やメガネをかけたくないという方におすすめのレンズです。
ただし、単焦点レンズと比較するとグレア・ハローが起こりやすく、ややコントラスト感度が落ちると言われています。また、多焦点眼内レンズの中には、グレア・ハローやコントラスト感度の低下が出にくい焦点深度拡張(EDoF)型レンズというものもあります。遠方から中間距離までと見える範囲はやや狭いですが、グレアやハローは少なく、夜間の見え方がよいレンズです。夜の運転が多い、読書など手元を見る時は、眼鏡をかけてもよい方という方におすすめのレンズです。

多焦点眼内レンズも日々進歩しており、以前の多焦点眼内レンズに比べるととても見やすくなっています。

患者さん一人ひとりの生活スタイルや、どんな見え方・過ごし方をしたいかに合わせて眼内レンズの選択を行うことが大切です。

【手術のタイミング】
私は「生活していく上で、見え方に困ったら手術のタイミングです」とお話しています。
例えば、タクシーの運転手さんの場合は、標識が見にくい、夜間まぶしくて運転に支障をきたすなど、安全な運転に影響があるようなら手術が必要になるでしょう。免許更新にも0.7以上の視力が必要ですので、手術の適応となります。
一方で、仕事を引退して自宅で過ごすことが多い方の場合は、視力は0.7なくても家の中での生活に不自していなければ、急いで手術を受ける必要はありません。
ただし、白内障を放置しすぎると、手術が難しくなったり、合併症のリスクが上がってしまうこともあります。中には、眼内レンズが挿入できない、術後に思ったより視力が出ないという方もいらっしゃいます。ですので、手術のタイミングの見極めが大事です。早期に手術をすることにより、手術の負担を減らせたり、元の視力に回復しやすくなったりします。適切な時期を見極めるためにも、早めに診察を受けられることをおすすめします。

また、こんな報告もあります。
・白内障で視力不良の人は、視力良好な人と比べて認知症のリスクが2.9倍高い。
・白内障が進行するほど身体活動性は低下し、高血圧、動脈硬化、高脂血症、肥満などを引き起こし、脳血管障害のリスクが上がる。

逆に言えば、白内障手術によって、多くの健康関連指数が上昇し、認知症のリスクが大幅に下がるなどのメリットもあるということになります。

早期の手術により、健康寿命が延び、豊かな老後生活につながるのではないかと思います。

佐藤 尚栄 院長
辻堂おひさま眼科クリニック
佐藤 尚栄 院長
藤沢市/羽鳥/辻堂駅
●眼科
  • 夜間頻尿

さまざまなタイプがある夜間頻尿は、原因を正しく特定することが大切

夜間頻尿とは「夜間、排尿のために1回以上起きなければならない」状態と定義されています。夜間頻尿には様々な要因があり、その原因に即した治療が行われなければなりません。

生活習慣病に起因する夜間多尿も夜間頻尿の原因になり得ます。糖尿病や高血圧症があると夜間にかけて腎臓の機能が活性化し、どうしても夜間の尿量が多くなってしまうのです。夜間多尿が原因であると判明した場合は、夜間の尿量をコントロールする治療(生活習慣病そのものの治療や夕方以降の飲水制限、夜間尿量を低下させる薬の投与)が行われます。
一方で、膀胱が小さくなっていることが原因である夜間頻尿(病的頻尿)に関しては、膀胱を広げる薬などによる治療を行います。また、睡眠障害が原因の場合は睡眠の質を高めるような薬による治療を行います。

このように夜間頻尿にはさまざまなタイプがあり、その原因や治療法も変わってきます。
その原因を正しく特定するための簡単なツールとして「排尿日誌」がとても役立ちます。
ご自身の飲水量や排尿量などを書き出すことによって、知らず知らずの間に飲水量が多くなっており、多飲の結果による多尿であることがわかることも少なくありません。このような場合、夕方以降の水分摂取を控えたり、就寝時に足を高くしたりすることにより、一定の予防効果が期待できます。

排尿トラブルは症状がゆっくり進行するため、ご自身が気付いていないことも少なくありません。今の排尿レベルがどの程度なのかを確認するためにも、一度ご自身の排尿状態をチェックする意味でも受診してみることをおすすめします。

佐藤 直也 院長
佐藤泌尿器科クリニック
佐藤 直也 院長
茂原市/小林/新茂原駅
●泌尿器科
  • 皮膚がん

早期発見・早期治療の道を開くのが開業医の大きな役割

皮膚がんといっても、様々な種類があります。最も有名なのがメラノーマかと思いますが、このメラノーマ、実際にはそんなに多くはないんです。最も多い皮膚がんは、基底細胞癌というものになります。基底細胞癌は、ほくろのような見た目のものもあれば、傷様のものもあり、ケロイドのように硬くなっているタイプなど、様々なものがあります。欧米では100人に1人が罹っているされるメジャーな癌ですが、高齢化に伴い、日本でも多くなってきています。
それから、パジェット病という癌があります。病院やがんセンターであればたくさん目にするものですけども、以前勤務していたクリニックで3例を経験しました。数は多くないものの、いずれの患者さんも共通して、半年ないし年単位の治療歴がありました。この癌はプライベートゾーンにできることが多いため、皆さん恥ずかしいこともあって病院に行きたがらず、それで診断が遅れるケースが多々あります。加えて、見た目が湿疹ぽいので、誤った治療がされ、それで診断が遅れるケースもあるのです。どの疾患にも言えるこですが 、正しい診断がなければ治療に結びつくことはありません。皮膚がんの早期発見・早期治療に携わることも、私たち開業医に課せられた重要な役割と認識しています。

上田 有希子 院長
原宿駅前皮膚科
上田 有希子 院長
渋谷区/神宮前/原宿駅
●皮膚科 ●小児皮膚科 ●形成外科 ●美容皮膚科
  • 糖尿病性網膜症

糖尿病の高血糖によって引き起こされる合併症。大切な目を守るために内科と眼科の定期健診を。

糖尿病性網膜症は、糖尿病患者の長期にわたる高血糖値によって引き起こされる合併症で、小さな血管である網膜が損傷し視力に障害をもたらす病気です。原因は糖尿病による長期的な高血糖・糖尿病性網膜症を促進しやすい高血圧・遺伝的要因などが考えられています。治療法としましては、網膜の浮腫や炎症を抑える網膜レーザー治療や、抗血管内皮増殖因子(抗VEGF)という網膜内に薬物を注射し進行を遅らせる処置をします。予防法としましては、すでに糖尿病を患っているのであれば、医師による血糖値の管理や薬物療法で経過を観察し、高血圧が併発しないよう食事療法を行っていく必要があります。糖尿病を患っていないのであれば、暴飲暴食や肥満になりやすい食事は控えましょう。いずれにせよ、バランスのとれた食事・適度な運動・ストレスフリーな生活環境を心がけ、それらを継続的に実践していくことが基本となります。眼科医として常々思うことは、どの患者さんも内科に関してはよく気をつけていらっしゃるのですが、眼科はまさに盲点だなということ。糖尿病性網膜症に限ったことではありませんが、早期の発見はその後の進行具合を左右しますので、内科のみならず眼科でも定期的な健診を強くおすすめします。

磯前 貴子 院長
おおたけ眼科 近視のクリニック
磯前 貴子 院長
世田谷区/奥沢/自由が丘駅
●眼科 ●小児眼科
  • 蕁麻疹

蕁麻疹は内服薬を継続することにより症状を抑えることが大切

蕁麻疹は発症してからの期間が6週間以内のものを急性蕁麻疹、6週間を越えたものを慢性蕁麻疹と呼びます。原因としては、食物や薬剤に対するアレルギー反応として生じることもありますが、感染症に伴うものや疲れやストレスなどを背景や悪化因子として生じ、原因がわからないものも多いです。急性蕁麻疹は1か月以内に治ることが多いのですが、慢性蕁麻疹では原因がわからないことが多く、数か月から5~6年など年単位で病気と付き合っていくケースも多いです。

症状は、かゆみを伴うボコボコとした膨疹と呼ばれる発疹を生じることが一般的です。治療は抗ヒスタミン薬の内服が第一選択となりますが、症状の改善がみられない場合には他の薬剤への変更や、増量が可能な薬剤では倍量に服用量を増やしたり、他の薬剤の併用したりします。慢性蕁麻疹の場合は、内服薬を服用することで症状の発症を予防しつつ、徐々に薬の量を減らしていくことが大切です。

特に慢性蕁麻疹では多くのケースで原因を特定することができず、そのような場合には明確な予防策も存在しないのが現状です。まずは薬物療法により皮疹の出現を完全に抑制し、そして内服を継続することで病勢を落ち着かせ、徐々に内服薬を減量し中止していくことが重要となります。したがって、治療期間が長引いても諦めずに根気よく飲み薬を続けることが大切です。

屋代 正晃 院長 屋代 未佳 副院長
こどものくに皮膚科
屋代 正晃 院長 屋代 未佳 副院長
横浜市青葉区/奈良/こどもの国駅
●皮膚科 ●小児皮膚科 ●美容皮膚科
  • 腰椎圧迫骨折

高齢者や女性に多い骨折で多くは骨粗しょう症が原因

『腰椎圧迫骨折』は高齢者や女性に多い背骨の骨折で、主に『骨粗しょう症』が原因となります。いちばん起こりやすい場所は胸腰椎移行部といって、胸椎の下部から腰椎の上部にかけての背骨の中でも一番負担がかかりやすい部分です。『骨粗しょう症』が進行する70歳くらいから徐々に増加して、80歳くらいの人がいちばん多い疾患になります。

脆弱(ぜいじゃく)性骨折といって、普通では骨折することがない軽い尻もちや重い荷物を持ったりすることでひどい腰痛を起こして受傷される方が多いです。場合によっては、何も覚えがないけれど、背骨の椎体が潰れてきて腰が曲がってしまう人もいます。

治療は基本的には保存治療といって痛みをコントロールして安静を保つことで骨が自然に固まるのを待ちます。しっかりしたコルセットをすることで腰が曲がってしまうのを防ぎます。大体、骨がくっついて痛みがとれてくるのは1ヶ月〜1ヶ月半くらい。コルセットをつける期間は、大体3ヶ月くらいかかることが多いですね。骨折の程度がひどい場合には手術が必要になることもあります。

予防としては骨粗しょう症を早いうちに診断して、治療を開始することが重要です。「DEXA法」という正確に骨密度を調べる検査を行って一定の値よりも低いようであれば、薬物治療を開始します。骨粗鬆症の程度、年齢、骨折の既往の有無等を検討して適切な治療薬を選択することが重要です。骨密度が低下しないように適度な運動・バランスの取れた食生活・適度な日光浴をすることも大事です。それから『転倒の予防』ですね。下肢筋力をつけて、しっかり歩行ができ、転ばないように足腰の筋力をしっかり保って、バランス能力を保つことが大事です。最近では地域の自治体などで、転倒予防教室を実施しているところもあります。

腰塚 周平 院長
下高井戸整形外科
腰塚 周平 院長
世田谷区/赤堤/下高井戸駅
●整形外科 ●リハビリテーション科
  • 誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎を予防する意識が大切に

年齢を重ねていくと、身体機能は多かれ少なかれ衰えていきます。それに伴い、飲み込みの機能も衰え、食べ物をこぼしてしまったり誤嚥したり、それが原因で比較的軽症の場合は気管支炎でおさまることもあれば、肺炎を起こしてしまい、酸素を取り込めなくなり、酸素投与が必要な状況に陥ってしまうこともあります。これが、誤嚥性肺炎です。
中年以降、「むせることが多くなった」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。ですが、むせることができているということは、誤嚥してしまったものを自力で外に出すことができているということです。つまり、機能の衰えは、むせる力も含めて、飲み込む力が弱くなってしまっているということなのです。
飲み込みの機能の衰えは、老いのせいでもありますから、自然なことと言えるかもしれません。ですが、予防は十分に可能です。8020運動に代表されるように、歯を残して噛む機能を維持し、口腔内を清潔に保つことで誤嚥性肺炎のリスクを軽減することが可能になります。治療も大切ですが、この疾患については予防が重要になっていくでしょう。

野口 拓哉 院長
ときわ在宅クリニック墨田
野口 拓哉 院長
墨田区/江東橋/錦糸町駅
●内科 ●小児科 ●訪問診療
  • 喉頭がん

早期発⾒・早期治療が鍵となる!喫煙と飲酒が招く、喉頭癌。

原因は主に、喫煙と飲酒です。喉の癌は様々ありますが、特に喉頭癌は圧倒的に喫煙が原 因となっています。今は禁煙しているけれど”喫煙経験がある”場合も安⼼出来ません。⼀ 度でもタバコを吸ったことのある⼈は咽頭癌になる可能性があるので注意してください。 症状としては、初期に声の掠れが多く⾒られます。声の掠れるという症状は「⾵邪かな」 と思う⽅も多いかと思います。もし⼀週間くらいで症状がなくなればあまり⼼配はありま せんが、⻑引くようならすぐに⽿⿐咽喉科を受診して、カメラでチェックしてもらってく ださい。”喉が痛くないのに声が掠れてきた”、”痰が絡んで声が掠れている”などの症状が ある場合は要注意です。咽頭癌は病状が進むと声を失ってしまう可能があるので、声の掠 れが⾒られたら、我慢せず、癌の診断が出来るクリニックを受診してください。 治療法は⼝の中からメスを⼊れる⼿術になります。また、放射線治療も可能です。放射線 治療も⼿術と同じくらいの確率で完治します。早期発⾒が出来てステージ1の場合は90% 以上治りますので、早期発⾒・早期治療がポイントになりますね。また、癌になる前の病 変で⾒つかることもあります。予防はとにかくタバコを辞める、お酒を控えることです。 ⽇々の⽣活を⾒直してリスクを減らしましょう。

⻑友 孝⽂ 院⻑
池袋ながとも耳鼻咽喉科
⻑友 孝⽂ 院⻑
豊島区/上池袋/北池袋駅
●耳鼻咽喉科 ●小児耳鼻咽喉科 ●アレルギー科
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